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取付ブログ

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トヨタ・ルーミー スピーカーの音質アップ

2022-06-26
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、トヨタのルーミーです。



トヨタ純正のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージ取付を行いました。



ベーシックパッケージはダッシュの上にツイーターが乗っただけの見た目の差なので、
簡単な作業に思われがちですが、きちんとナビオーディオを一度取り外して、裏から音信号を取り出して、
ピュアディオブランドのPSTケーブルでグローブボックス下までひいて行きます。



グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、4ピース構成のピュアコンを取り付けます。



比重が高いと書いているのは、この比重は音質に関係していて、
コイルから発生した微弱振動をMDF板に逃がしてストレスを与えずに良い音にするという考えで、
以前当店の真似をして半分の厚さで比重の低いMDF板を敷いていて、
まるでピュアディオと同じ様な音が出るみたいな表現をしているお店がありましたが、
たまたま音が変だと当店に持ち込まれた方があって、
そこで真似をしていると分かってから『比重の高い』を加える様になりました。



ただそのお店は今は営業していないので、新たにパクリ物は出ていない様です。



ダッシュにはスタンドを使って適切な仰角・振り角を付けたピュアディオブランドのATXー25ツイーターを
取り付けて、音質改善を図っています。



純正のミラー裏のツイーターからの改善点は・・



1   ツイーターのサイズがアップして音域が広くなった。

2  ツイーターが内ドームの指向性の強い物に前にプラスチックのパーツを置いて
   拡散させているのを、最初から外ドームで滑らかな高音を再生している。

3  リスナーまでの距離が近く、指向性がズレているのが、適正な距離と向きになった。

4  マグネットが金属の影響を受けて磁力線が曲がっていたのが、スムーズな磁力線になって
   音が滑らかになった。

5  裏に付いている中低音をカットするフィルターの性能が悪いのが、ピュアコンを通して
   大幅に改善された。


の5つのメリットと、純正の16センチスピーカーが全帯域で音が送られて来ていたのを、
ピュアコンでこもる音域をカットして、綺麗に再生出来る音域のみにして、
更にインピーダンスをやや上昇させて音に重みを持たせているという改善で、
見た目の変化に比べて音はかなりの改善がされています。



全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、CDとSDとスマートフォンと、FMラジオで音を聴いて、
イコライザー調整を行います。



イコライザーパターンをメモリーするとやや抑圧されて聴こえるナビオーディオが多いので、
調整⇒メモリー⇒再生画面を何度か繰り返して、リアのサイドのスピーカーはフェダーでやや絞って、
最も生音・生声に近いパターンをメモリして、納車させて頂きました。



新型ノートeパワー カーオーディオの音質アップ

2022-06-25
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、日産の新型ノートeパワーです。



日産純正のディスプレイオーディオが装着された状態で入庫となって、
以前ベーシックパッケージプラス防振の作業をして頂いていました。



その後車全体の広範囲な防振を加えて頂いていて、今回は更なるシステムアップで入庫して頂きました。



まずはベーシックパッケージで取り付けて頂いたATXー25ツイーターを取り外して・・



ワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターに交換しました。



元々フル防振の施工を行っていたドアには、アウター・スラントのバッフルの製作を行って、
ドアの鉄板とアウターバッフルを金属リングで繋いで、内側をセメントコーティングで固めて
剛性を上げています。



ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けたら、
フロント2WAYのハイエンドスピーカーシステムの完成です。



新型のノートeパワーはベーシックパッケージの時点でピュアコンはブラックボックス4連になっており、
そこのコイルをZSP-LTD15がアウターの時用のコイルを入れてシステム変更に対応します。



ピュアコンの横にはピュアディオチューンのハイローコンバーターが付けてあり、
ディスプレイオーディオのスピーカー出力をRCA化して、SKYのラインケーブルでリアのラゲッジ底まで
送って行きます。



ラゲッジ下のバッテリーの後ろにはピュアディオチューンのJBLの2CHアンプを取り付けて、
ここで増幅した音信号をPSTケーブルのフルレンジタイプでピュアコンまで送ります。



全ての組み立てが終わって音が鳴る様になったら、ディスプレイオーディオのサウンド設定を動かすと同時に、
ピュアコンの値を細かく変えて音を追い込んで行きます。



新型ノートのディスプレイオーディオは製造時期で微妙に音の傾向が違っていて、
バスエンハンサーを入れるか入れないかが一つの分かれ道で、
そこから高音域が強いのでトレブルを2クリックか3クリック下げるかでかなり迷いました。



最近お会いして生声を聞いたディーンの池森さんの声をイメージして調整するのですが、
何度調整してもその時の音色に合わず、どうしたものかと頭を抱えていました。



そこで頭の中をよぎったのがアウディQ5やレクサスLSの純正オーディオで培った技術で、
でも今回は音のクセが強くてなかなか思う様に音色が合いませんでした。



合わない部分はインピーダンスの整合性で、直列にパーツを増やして行っても音色は変わらず、
アウディQ5とレクサスLSはパーツの直列・並列を2回繰り返してインピーダンスの整合性を
上げていたのが、今回のノートeパワーではこれまで初の3回のパーツの直列・並列を繰り返して、
それでやっといつもの池森さんのボーカルの音色に合いました。



もちろん他の楽曲の音色も合って、自動車メーカーの純正オーディオの変化に対応するのに
やっとの思いで追従していて、これも何台も新車を買って分解して実験しているからの成果だと、
ほっと胸をなでおろした作業でした。



スズキ・ハスラー カーオーディオの音質アップ その2

2022-06-24
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、スズキのハスラーです。



2日続けてのハスラーの完成で、こちらはモスグリーンでスズキ純正の大画面ナビオーディオ付きのお車です。



4枚のドアの防振に加えて、フロアーの防振も加えています。



フロントドアには金属シートを貼る防振が終わって、切り口は全てシリコンを塗って、
将来剥がれが起きるのを防いでいます。



ドアスピーカーはJBLの16・5センチスピーカーのGX600Cのミッドを取り付けて・・



ダッシュにはピュアディオブランドのATXー25ツイーターをスタンドを使って、
ガラスの反射が無い状態で取り付けています。



GX600Cの付属ツイーターは19ミリドームで、ATXー25は25ミリドームなので、
メーカーのパッケージでは表現出来ない濃い中高音を再生する事が出来て、
こちらの組み合わせの方が本来のスタジオモニターに近い音色になります。



今回スピーカーケーブルはピュアディオブランドのSKY3を使用していて、
末端を焼き入れして絶縁を取って使うタイプの、独特の透明感のある音で鳴らしてくれます。



最近車が変わっても2台・3台後でもケーブルは使い続けられるという事が浸透して、
高級タイプのケーブルを選ばれる方が増えて来ています。



これはケーブルなら何でも長持ちする訳ではなくて、末端を焼き入れしている部分以外は
全てエナメル質で絶縁されて空気に触れていないという所が、高音質と長寿命につながり、
それが多くの方に分かって来て頂いているからです。



グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、オプションのSSFを加えた6ピース構成の
ピュアコンを取り付けています。



ミッドの上限周波数を決めるコイルは井川が一から手巻きしている物で、
最近「機械巻した物とどこが違うのですか?」という質問を頂く事が多いのですが、
例えば水前寺清子さんの365歩のマーチの歌詞の『三歩進んで二歩下がる♪』ではありませんが、
2・3周巻いて1周ほどいて締め直してを繰り返して、ムラなくきつく絞めて、
同じインダクタンス値でもQ値の高いコイルを巻いています。



全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、パナソニック製のナビのセッティング画面に入って、
イコライザー調整を行いながら、ピュアコンの値を細かく変えて、生音・生声に近い組み合わせを探ります。



ピュアコンのユニットはこれだけ聴き比べて一番生に近いと感じた物を組み込んで、
ハスラーの音調整は終了しました。



音が整った所で昨日の作業は終了して、今日は2人1組でハスラーに乗って、ロードノイズの測定を行って、
入庫時に素の状態測定したデーターと見比べて、広い範囲の防振がどのぐらい効果があったかを検証します。



音質・静粛性・断熱性ともにアップした、ノーマルよりかなりプレミアムなハスラーが完成しました。



スズキ・ハスラー カーオーディオのシステムアップ

2022-06-23
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、スズキのハスラーです。



モスグリーンのハスラーの後ろに付いていて、2台のハスラーが縦に並んでの作業でした。



以前カロッツェリアの楽ナビが装着された状態で入庫となって・・



JBLの26ミリツイーターを使ったベーシックのフロントトリプルのパッケージの状態で
作業させて頂いていた所からのシステムアップの作業をさせて頂きました。



今回は純正の16センチスピーカーを取り外して・・



ケーブルはピュアディオブランドの最高級グレードのPMBにはわし替えました。



PMBは後継のSKY3が同じ構造ながらより線を少し減らしてコストダウンして、
見た目はスカイブルーの綺麗な仕上げにして、元々プロ用的な規格で「見えない部分だから。」と
見た目は地味だったので、もうこれから先は売れないだろうと思っていたのが、
まさかの「PMBはもう無いんですか?」という声にお応えして、再発売したという商品です。



今回の作業では外板裏にベーシック防振の施工がされている所から、
サービスホールを金属シートで塞ぐ防振を加えて、16センチを13センチに変換するインナーバッフルを
製作して、JBLのPシリーズの13センチミッドを取り付けて、周りをシール材を貼り付けました。



ここのシール材はウエーブ状の物が低音の量が出るというのは自分も分かっていますが、
それは低音の出方が不自然なので、あえて普通のシール材を使っています。



外したドアの内張には前回セメントコーティングの施工がしてあるので、
トータルで方ドア3層のフル防振となりました。



全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、楽ナビをセッティング画面にして音調整を行います。



まずはタイムアライメントが全てゼロになっている事を確かめて、イコライザー調整を行います。



ツイーターは入庫時と同じですが、ミッドが純正からJBLの13センチに替わって、
ケーブルがPMBになっているので、パーツの値を変えて特性をフラットにします。



おなじみの井川が一から手巻きしたコイルを使用していて、
お客様が「これは自分でも巻く事が出来ますか?」というご質問を頂きましたが、
かなり力を入れて引きながら巻いているので、「おそらく慣れないと歯が悪くなると思います。」と
お答えしました。



メチャメチャ力を入れて巻きながら、巻きむらが出ない様に少し巻いて少し戻して
また巻いてみたいな巻き方をしていて、特に上から下まで巻いて、また上に向かう時のターンの仕方で
コイルの良し悪しが決まって、なかなか誰でも出来るという仕事ではないので、
ピンクのラベルの物は音に差が出ています。



それとPMBケーブルとSKY3ケーブルが最近急激に人気が出ているのが、
実は末端焼き入れを以前はハンダ加工が上手い社員が行っていて、その社員が辞めた後に自分が担当したら、
社員の中で一番ハンダが上手い社員以上の結果が出て、社長が焼き入れしたケーブルという指名で
PMBとSKY3の人気が一気に上がりました。



ブラックボックスの末端の24金メッキのオスメスギボシも自分がハンダ付けした物に付け替えて、
ハスラーは驚くほどクリアーで自然な音に変わって出庫されました。



スズキ・ハスラー カーオーディオの音質アップ その1

2022-06-20
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、スズキのハスラーです。



以前乗られていたお車からスピーカーを移設する作業で、インナー取付でドアスピーカーを取り付けて、
広い範囲の防振作業も行います。



まずはドアの内張を外して、外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。



外した内張にはセメントコーティングの施工を行いますが、このままではツルツルでコーティング剤が
剥がれを起こすので・ 



粗目を付ける作業を行った後に塗り込みを行います。



ランダムに厚い薄いを作って塗り込んだら、時間をかけて乾燥させます。



フロントドアの内張を乾燥させている間に、リアドアの内張を外して、ベーシック防振の施工と・・



セメントコーティングの下処理に入ります。



今回使用するスピーカーケーブルはピュアディオブランドのSKY3で、
そのままではエナメル質で絶縁されていて使えないので、ハンダ槽で焼き入れを行って、
末端に24金メッキの端子を付けてから車両に取り付けます。



Aピラーの根元まではわせて、ツイータースタンドが出来上がるのを待ちます。



フロント2WAYシンプルなシステムですが、車全体に幅広く防振作業を行うので、まだ作業は続きます。



(この続きはその2でお届けいたします)



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