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取付ブログ

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スバルBRZ カーオーディオの音質アップ

2022-05-28
今日ご紹介する1台は昨日の福岡店の完成車から、スバルのBRZです。



カロッツェリアの楽ナビを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、
ドアの3層のフル防振と、ドアスピーカーの交換を行って頂いていたところからシステムアップを行いました。



外板裏のベーシック防振に加えて、サービスホールを塞ぐ防振と、
内張裏のセメントコーティングを行っています。



ツイーターはおなじみのピュアディオブランドのATX-25で、
BRZの純正のツイーター位置は内側に入っていて、モノラルっぽくなるので、とてもこの位置は使えません。



しかもかなりガラスよりなので、ピュアディオのスタンドを使ったガラスの反射のほぼ無い鳴らし方は、
本来の音楽の音に近く聴こえます。



ドアスピーカーはJBLのGX600Cをインナーで取り付けていて、
当社の黒いBRZと同じ仕様になっていました。



今回は16センチの穴を13センチに変換するバッフルを取り付けて、
ピュアディオブランドのZSP-LTD15に交換を行いました。



ドアスピーカーを交換したのでピュアコンのミッドの値は大きく変わって、他の部分の値も少し変えて、
より生音・生声に近くなる様なセッティングを行いました。



BRZは着座位置が低く、ミッドと耳の高さがかなり近くなるので、
ミッドの上限周波数を決めるコイルの巻き数は通常よりも多い物を使用します。



火曜日に一度福岡店に来てある程度調整をしておいて、
昨日もう一度普通は使わない巻き数のコイルを用意しておいて、
BRZに取り付けては交換してはを繰り返して、最も適正な値の物を探しました。



巻きの少ない物から取り付けて行って、段々巻き数を増やして行って、
ボーカルや演奏が本物っぽくなって来て、ちょうどいい値を通り過ぎたら
低音と高音が目立つドンシャリ的な鳴り方になって来たので、そこでまた巻き数の少ない物に交換して、
今度は一番良い所を通り過ぎると、ツイーターの下限周波数とミッドの上限周波数が重なって来て、
今度は中音と高音の境目がしつこくなって来るので、何回か良い所を行き来して、
それでこの値が一番良いと判断します。



もちろん調整には何度もお会いして生の声や生の楽器の音を知っているアーティストさんの楽曲で調整して、
お客様の音源も聴いてトータルでバランスが取れているか確かめています。



イコライザーは中高音は完全なフラットで、低音域に少し強い所があったので2カ所1クリックづつ下げて、
BRZの調整は完了しました。



自社のBRZよりもシステムが上なので未知のゾーンでしたが、基本的に車を知り尽くしているので、
非常に完成度の高い状態に仕上がっています。



トヨタ・ハイエース カーオーディオの音質アップ

2022-05-27
今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の完成車から、トヨタのハイエース・バンです。



以前乗られていたお車からカロッツェリアの楽ナビを移設して取り付けて、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振の施工と、ドアスピーカーの交換のトリプルパッケージの作業を行いました。



ますはドアの内張とインナーパネルを外して、外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。



ドアの16センチスピーカーは取り外して、JBLのGX600Cの16・5センチミッドのみを
取り付けます。



付属の19ミリのツイーターは音域が狭いので、25ミリサイズのピュアディオブランドの
ATX-25ツイーターを使って薄い音域が出来ない様にしています。



そうはいってもハイエースのドアスピーカーはかなり下の方にあって、
ミッドからの上限周波数が弱く聴こえるので、かなり工夫が必要です。



グローブボックス下に取り付けたピュアコンは、ツイーターは下限周波数が伸びているブラックボックスと、
ミッドの上限周波数を決めるコイルは巻き数の少ない物を選んで、
白いボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きした物を使用します。



この白いボビンは特別な材質を使っていて、硬さと柔らかさが絶妙な素材で、
大手メーカーが使っている硬いアクリルの透明な物では音が不自然になるので、あえてこの材質で、
更に機械巻を避けて手作業で巻いているというのが高音質の決め手です。



ツイーターの周波数幅とレベルとインピーダンスを決めるブラックボックスは、
伸びないミッドからの中音の上の方をカバーするためにレンジの広い物を選びながらも、
広すぎて音が荒くならない様に、何度もあれこれと付け替えて、
最も生音・生声に近くなる組み合わせを探しました。



楽ナビのイコライザーも同時に動かして、中高音は全てフラットで鳴らして、低音域は少し出過ぎだったので、
2カ所1クリックづつ下げて、ここが一番自然な音だと感じたので調整を終了させました。



システム的にはシンプルな構造ですが、音のチューニングにはかなりの時間をかけて、
ツイーターとミッドの距離差があるレイアウトの弱点を、見事にカバーしています。



デリカD5 スピーカーの音質アップ

2022-05-26
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、三菱のデリカD5です。



三菱純正のナビオーディオが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。



まずはフロントのドアの内張と防水シートを外して、残響が残る外板裏に防振マットと防振メタルを
貼り合わせます。



一般的に防振材は沢山使う方が効果があると思われがちですが、
ピュアディオでは響きの中心とその周波数を見極めて、ピンポイントで防振する事によって、
ブチルゴムの鈍い響きが混じらない様にして、更にドアも重たくならないので好評を頂いています。



防振作業が終わって防水シートと内張りを付けたらドアの作業は完了ですが、
この時にドアの開閉を行ったら残響が減っているので、響きが変わっています。



またデリカD5のドアスピーカーの位置は普通の車に対して高い位置に付いているので、
中音域が耳に入りやすく、低音が出ている割に中音が目立ってあまり聴こえないので、
ミッド用のコイルの巻き数を増やして、本来の音楽のバランスで聴ける様にしています。



続いてインパネを分解して、一度ナビを前に取り出して、
裏の配線にピュアディオブランドのPSTケーブルを繋いでグローブボックス下に送ります。



トレードインスピーカーが純正のドア配線末端から音を取り出してネットワークを通すところを、
ピュアディオは根元からPSTケーブルに換える事で高音質を得ています。



グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、その上に6ピース構成のピュアコンを
取り付けています。



今回6ピースにしたのは、ドアのスピーカーの位置が高くて中音が目立って低音が薄かったのが、
通常のベーシックよりも巻き数の多いコイルを通して低音が増えて、更にベーシック防振で低音が更に増して、
SSFのオプションを付けて低音の量を適切に調整してバランスを取っているからです。



純正のツイーターは耳に近い位置から指向性の向きが逸れた状態で鳴っていて、
ダッシュの奥の方から外ドームの拡散するタイプのATX-25ツイーターで上質な高音を鳴らしています。



ちなみに純正ツイーターのほとんどは、指向性の強い内ドームタイプの物に、
前にプラスチックの部品を付けて、そこに当てて高音を拡散させているので、
そこまでして内ドームを使うという事は、外ドームの方がコスト的に高くつくという事です。



最後にピュアコンの値を変えながらナビの音調整機能を動かして、
SSFを入れてもまだ低音が強めだったのでバスをマイナス1下げて、フェダーをフロントに少し振って、
全ての作業は終了しました。



純正の音のバランスが悪くて、高音域が荒かったのが改善されて、
同じナビオーディオとドアスピーカーでここまで変わるのか?というぐらいの改善になりました。



ドアに防振作業を行っているので、出庫前には一度車両を外に出して、
ゲリラ豪雨を想定した雨漏りチェックを行ってから納車させて頂きます。



アウディA6 スピーカーの音質アップ

2022-05-25
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、アウディのA6です。



家族の方から純正オーディオの音に不満があると言われたそうで、ベーシックパッケージの取付で
お預かりました。



当社はデモカーにアウディQ5を持っていて、アウディには強いお店として定評を頂いていますが、
ナビオーディオは新世代に変わっていて、スピーカーは従来からのキャリーオーバーで、
今回新たにパッケージを開発しました。



ドアスピーカーはスポーツモデル用のスコーカー付きのフロント3WAYではなく、
ドアのウーファーとダッシュにツイーターの2WAY車でした。



ダッシュのツイーターは40ミリ径のスコーカーの音域に近い所まで出るタイプで、
「これはどうしたらよいのか?」と頭を抱えてしまいました。



音域的には25ミリドームのATX-25でも十分つながるのいですが、
30ミリのATX-30Jを使ってガラスの反射を極力避けて、
ほんの少しの音域だけ40ミリのツイーターで再生させました。



ダッシュには40ミリ用と30ミリ用の2本のケーブルが通っていて・・



グローブボックス下にはMDF板を敷いて、その上に白いラベルのRRタイプのブラックボックスと、
白いボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きしているコイルを取り付けています。



30ミリの下限と40ミリの上限がかなりシビアで、
何度もコイルとブラックボックスを交換して、生音・生声に近くなる組み合わせを探しました。



A6にはセンタースピーカーが付いていて、純正のツイーターではステレオイメージが乏しいのを、
ここのモノラルで足して組音場を作っていたのが、ATX-30Jでステレオイメージが増したので、
必要以上のレベルで音がわざとらしく聴こえて、ここのレベルを下げてバランスを取る事にしました。



最近ではダッシュの3つのユニットを同じ物を使う車が多いのですが、
A6ではスコーカーサイズとなっていて、裏には4Ωでミッドという記載がありました。



結局アッテネータ回路を追加してレベルを細かくコントロールして、
グローブボックス下のピュアコンの値も見直して、フロント7スピーカーでトータルで
本来の音楽に近い音色に合わせました。



エクリプスクロス パワーサウンド車の音質アップ

2022-05-23
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、三菱のエクリプスクロスです。



三菱のパワーサウンドシステムのプレミアアムサウンドのマルチアンプのお車で、
最初にベーシックパッケージと各部の防震作業でお預かりしてから、何度かシステムアップを
させて頂いていました。



これまでのシステムアップは、ツイーターをワイドスタンドを製作してJU60を取り付けて・・



ドアの16センチウーファーをピュアディオブランドのZSPーLTD15に交換していましたが、
マルチアンプのためにダッシュの純正スコーカーはそのまま使用して、フロント3WAYで鳴らしていました。



その後ラゲッジルームにピュアディオブランドの25センチウーファー・ISP-W25を取り付けて、
ウーファー専用アンプを取り付けて、車全体で4WAYとしてこれが限界という所まで来ていました。



しかし当社がレクサスLSのデモカーを購入して、マルチアンプのプレミアムサウンド車で
フルレンジ信号を作って、純正スコーカーを使わずに車1台で3WAY構成になると知られて、
デモカーと同じ様な仕組みにシステムアップされる事になりました。



シート下の純正アンプにミックスコンバーターを取り付けてフルレンジ信号を作って、
SKYのRCAケーブルでリアに送り、チャンネルディバイダーでフロント用の中高音と
サブウーファー用の低音に分離します。



アンプのフロント用の出力はピュアディオブランドのSKY-3の高級ケーブルでフロントに送り、
ミッド・ツイーター共に根元までSKY-3で送っています。



前回まではインナー取付だったZSP-LTD15は、これまで低い周波数しか出ていなかったのが、
今回純正スコーカーに任せていた周波数まで出る様になったので、アウター化して音のヌケを良くしました。



ピュアコンはこれまで純正スコーカーを合わせた3WAYから、ZSPとJU60になったのと、
アウター化したので全ての値を変える事になりました。



取り付け条件で数値の組み合わせが変えられる所がピュアコンの良い所で、
これがメーカー製のパッケージされたパッシブネットワークだとこうは行きません。



全ての結線が終わったらディスプレイオーディオを再生させて、
イコライザーはパッケージのパターンで細かく調整出来ないので、3トーンを動かして音を調整しました。



お客様にはチャンネルディバイダーの状態で一度音を聴いて頂いて、
その後で当社のレクサスLSに付いているデジタルプロセッサーに換えて、
タブレットで31バンドの0・5デジベルステップで調整してもう一度音を聴いて頂きました。



(調整写真を撮り忘れたので、他の車種でイメージとして)



チャンネルディバイダーの時はコンサートのPA風の少し荒い感じの音が、
イコライザーで細かい調整が出来る事で音が整って雑味が無くなり、
方向がレコーディングスタジオに近い音色に整いました。



結局ピュアディオチューンのデジタルプロセッサーを取り付けて納車する事になって、
内容は当社のレクサスLSと同じ・・ 
と言いたいところですが、ミッドのアウター化とウーファーがISP-W25の分ほどデモカーよりは
条件の良いフルシステムで仕上がりました。



今回の作業ではデジタルプロセッサーとミックスコンバーターを一度分解してチューンして
組み立てるのに2日間と、ピュアコン1式の製作とSKY-3のケーブルの末端焼き入れで1日以上の、
机の上の製作物だけで3日以上が必要な大掛かりな作業でした。



普通にメーカーからパッケージされた商品を仕入れて取り付けるだけならその手間は省けますが、
その手間こそが演奏者の本来の音やボーカリストの本来の声に近づけるための作業で、
そのまま使用するとどうしてもがさつに聴こえる部分があって、自分が日頃聴くのに我慢出来ないので、
最初は自分用にチューンしていたところからはじまっています。



エクリプスクロスのお客様は県外から来店されていて、
毎回チューンした後の改善された音を何時間も聴いて帰るのが楽しみと言われていました。



県外にもカーオーディオ専門店は沢山ありますが、FMラジオの番組製作を通じて、
演奏家やボーカリストの方と親交があっての音造りは、サウンドピュアディオならではの唯一の手法です。



お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
TEL.0836-45-0712

SOUNDPUREDIO 福岡店

〒812-0053
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