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取付ブログ

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VWゴルフ8 カーオーディオの音質アップ その1

2023-07-30
今日ご紹介する1台は現在の福岡店の作業から、フォルクスワーゲンのゴルフ8です。



このモデルからプレイヤーレスのディスプレイオーディオになり・・



グローブボックス内のプレイヤーやアンプユニットが無くなっています。



これからスピーカーの取付や防振作業を行いますが、
先代モデルと違ってかなり音信号を取り出すのに手間がかかります。



スピーカーレイアウトは先代モデルと同じピラーの根元にツイーターと・・



ドアに16センチスピーカーの2WAYです。



内張りを外すとこれまでの4倍はありそうなインナーパネルに覆われていて、
スピーカーサイズはそのままですが、ドアの構造はかなり変わっています。



ドアの16センチスピーカーはエッジの手前に6個のゴムのドットが付いていて、
先代モデルと同じに見えます。



外した内張にはこれから粗目を付ける下処理を行ってからセメントコーティングを行います。



ダッシュには広くマスキングを行って、JU60用のワイドスタンドの型取りを行っています。



昨日の時点での作業はここまでで終わり、これより先は『その2』でお届け致します。



フィットシャトル スピーカーの音質アップ

2023-07-29
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、ホンダのフィットシャトルです。



デンソーテン・イクリプスのナビオーディオとケンウッドのトレードインスピーカーを装着した状態で
入庫となって、ベーシックパッケージの取付を行いました。



まずはケンウッドのトレードインスピーカーのダッシュに付いている上向きのツイーターを取り外して、
それからドアの内張を外してミッドスピーカも取り外しました。



外してから思ったのが、どこにもネットワーク回路が見当たらないというところで、
どこにあるのだろう?と探したら・・



ツイーターの裏に小さなコンデンサが1個付いていて、これでツイーターに中低音が入らない様にして、
ミッドスピーカーはそのまま全音域垂れ流しの状態で、同じ周波数が広い範囲でかぶさっていて、
そこにトレードインスピーカー独特のこもりやすい音域は出ない様にしてあるので、
かなり薄くてチープな音で鳴っていました。



ドアスピーカーはホンダ純正の16センチに戻して・・



ダッシュにはスタンドを使って
適切な仰角・振り角を付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けました。




イクリプスのナビオーディオは一度取り外して、裏から音信号を取り出して、
ピュアディオブランドのフルレンジタイプでグローブボックス下までひいて行きます。



グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、その上にピュアコンの4点セットを取り付けます。



ブラックボックスはコストの高いRRタイプを使用して、
コイルは白いボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きした物を使用しています。



現在ベーシックパッケージはノーマルタイプのピュアコンは使用していないので、
旧価格表よりも4400円ほど高くなっていますが、その分高いパーツを使用しているのと、
ノーマルでいいという方が全体の1割しかおられなくて、
そのぐらいの値段で音が良くなるならと言われる方が多いために現在はRRタイプに1本化しています。



またRRタイプの魅力はノーマルがブラックボックス4種類から選べるのが、
RRタイプは20種類以上から選ぶと選択の刻みが細かく今回はブラックボックス5種類と
コイル3種類を聴き比べて、5×3の15種類のパターンの聴き比べを行って、
最も生音・生声に近い組み合わせを組み込みました。



(写真は残ったボックス4個とコイル2個です)



ピュアコンの値が決まったら次はイコライザー調整で、
イクリプスは動かす周波数と7バンドの中4種類ぐらいから選んで、
動かす幅は3種類の中から選ぶというややこしい調整で、
実際には13バンド並みもしくはそれ以上の調整が可能です。



入庫した時のケンウッドのトレードインスピーカーの時は音を強調する機能を使っても
音が薄かったのが、ドアスピーカーを純正に戻してベーシックパッケージを取り付けからは、
音を強調する機能をオフにしないと音がどぎつく聴こえてしまい、
入庫した時とは全く別な音に変わって出庫されました。



何故音が悪いと言われている純正の16センチスピーカーで良い音になるかと説明しますと、
高音域がこもっていて低音域が軽い純正スピーカーを、
高音域をピュアコンでカットして後付けツイーターで上質な高音を再生させて、
軽い低音域はインピーダンスをやや上昇させて重みを付けて、
何と言ってもツイーターと16センチスピーカーとの音が重なる部分は
ピュアコンのパーツを何度も交換して最も無駄が無い繋がりに設定して、
体感音圧が最大になって尚且つ元の音楽の形に近い状態になるので、
シンプルなシステムでも驚く様な音で音楽が聴ける様になるという手法です。



音を誤魔化してこもりを無くしただけのトレードインスピーカーの音から、本当の音楽の音に近くなって、
フィットシャトルのお客様は大変喜んでお帰りになりました。



クロストレック カーオーディオの音質アップ その2

2023-07-28
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、スバルのクロストレックの続きです。



ドアの内張を外して、インナーパネルや防水シートを外して、外板裏を指ではじいて鉄板の響きの中心と
周波数を調べます。



調べたら中心にどの材質のどの形を貼るかをマーキングしていきます。



リアドアも同じ様に調べてマーキングして・・



指定された場所に指定された材質を貼って行きます。



クロストレックは初めての入庫で、一からデーターを取っていますが、
2台目以降も指ではじきながら響きの中心を見つけてマーキングして貼っています。



同じ材質を大量に貼るデッドニングという手法に比べて、
共振点の違う材質を貼り合わせているので、ドアが重たくならない割に効果が大きく、
ブチルゴムの使い過ぎにより低音の量は出ているが解像度が乏しいという
まさに音楽の良い部分をデッドしている手法とは全く違う、本来の音楽の響きに近い音を表現しています。



次に外した内張の裏の吸音フェルトを外して、
ツルツルのプラスチックの表面に粗目を付ける下処理を行ってから、セメントコーティングを塗って行きます。



普通リアドアにはあまり吸音フェルトは貼ってないのですが、クロストレックはかなりの量が貼ってあり、
逆にここはロードノイズが入りやすいという風に考えていいでしょう。



セメントコーティングはランダムに同じ厚さにならない様に工夫して、
重たくならない割に振動が消えやすく工夫しています。



リアのドアにもセメントコーティングをして、
ちょうど塗りたての青白いところから化学変化して茶色に変わって行く途中を撮影出来ました。



これはひび割れしないために少し柔らかいつなぎの成分が含まれているためで、
本当にセメント成分だけだとほど厚くないと簡単にひび割れを起こしますが、
このつなぎ成分の絶妙な調合が車輛での使用を可能にしました。



この開発には山口県産業技術センターの機材を使って測定を行って、
セメント産業が中心の山口県ならではの設備による高度な設備による開発のたまものです。



防振作業に続いてはダッシュの両端に広くマスキングを行って、ワイドスタンドの型取りを行っています。



木材とパテを合わせて形を造作して、1台1台ワンオフでスタンドを製作しています。



今の時点ではここまでで、これより先は『その3』でお届け致します。



クロストレック カーオーディオの音質アップ その1

2023-07-27
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、スバルのクロストレックです。



オーディオレスの状態で入庫となって、本格的なシステムを取り付けるのですが、
最初に仮に1DINのデッキを取り付けて純正の状態の音を確認してから作業に入りました。



井川家長男が運転席に乗って、モノラル測定のスペアナでデーターを記録しています。



その後で自分が乗って素の音を聴いて、先代のXVと同じ様なアメリカンサイズの楕円のグリルに、
ダッシュに上向きのツイーターの2WAYです。



ノーマルを聴いたら次にグローブボックス下にピュアコンを借り付けして、他のスバル車の値を取り付けて、
音を聴きながらクロストレック用に値を合わせて行きます。



ツイーターはベーシックパッケージの標準のATX-25で、
音は先代のXVやインプレッサに比べてかなり低音が勝っている感じでした。



ベーシックの値出しが終わったらドアの内張を開けて、低音が出るので楕円スピーカかと思いましたが、
日本向けモデルは楕円のプレートに16センチよりもやや大きな丸型スピーカーが付いていました。



ドアにゴムの吸音材が貼ってあって、これが低音が出過ぎる原因かと思ったら、
ゴムの下には樹脂のパネルが付いていて、
柔らかい材質が多い分ほどタイトさにかける低音の量ばかり多く聴こえる原因だった様です。



リアドアは普通の防水シートが貼ってあるドアで、16センチの丸形スピーカーが付いていて、
ここは先代モデルと変わりませんでした。



昨日の調査はここまでで、これから鉄板の響きの調査などをおこなって、
本格的なシステムの取付にかかります。



2台のクロスビーのシステムアップ

2023-07-26
先日の宇部店の作業ですが、お客様のクロスビーと当社のクロスビーの2台のシステムアップを行いました。



まず自分が日頃使っているクロスビーはATX-30を使ったベーシックパッケージですが、
何故かお客様のATX-25を使ったクロスビーの方が少し音が良かったのです。



その理由はクロスビーは通常のドアスピーカーの取付位置より高い部分にスピーカーが付いていて、
リスナーの耳に中音域が入りやすく、そのためピュアコンのコイルの巻き数はたったこれぐらいの距離差なのに
3倍以上の巻き数で聴感上のフラットになります。



そのためコイルのストックの棚の青で囲った白いボビンに
ピンクのラベルの井川が一から手巻きしたコイルが使えず、通常の機械巻きしたコイルを使用していました。



ただ巻き数的に黒い側でベーク板を敷いたZSP-MID用のコイルと同じぐらいの巻き数だったので、
「これをクロスビーのベーシックに使ったらどうなるだろう?」と付けてみたらこれが良い音になり、
何故か自分のATX-30を使ったベーシックよりも中音域の表現力は上ではないですか!



そこで自分のクロスビーもZSP用のべーク板付のコイルを付けてみて、
宇部店と福岡店を移動している間に実走行を踏まえたイコライザー調整を行いました。



それでATX-25を使ったお客様のクロスビーよりも中音域から下は同じで、
高音域はこちらのクロスビーの方が良く仕上がりました。



そこでお客様のクロスビーをATX-30の仕様に交換して、
更にツイータースタンドはワイドタイプに交換しました。



型取りはうちのクロスビーで行っているので、お客様は店頭で待っている間に作業は完了しました。



お客様のクロスビーもうちのクロスビーも同じパナソニックのストラーダですが、
画面の大きさが違うので、若干音が違っていてはいけないと、一からイコライジングなどを行っています。



イコライザーを動かしてこのパターンが良いと思ってもメモリーした後に少しイメージが変わって、
調整⇒メモリー⇒再生画面⇒調整を何度も繰り返して音を追い込んで行きました。



最終的に2カ所1クリックずつ動かしたパタンが最も生音・生声に近いと感じで、
そこで調整を終了してお客様に納車致しました。



お客様のクロスビーとまるで追いかけっこの様な細かなシステムアップでしたが、
最終的に一番変わった音域は中高音よりも低音の量感が増して聴こえました。




追伸

2台ともナビゲーションはパナソニックなのですが、
何故かドライブレコーダーはカロッツェリアが付いています。


お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
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