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取付ブログ

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デリカD5 スピーカーの音質アップ

2023-07-07
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、デリカのD5です。



ケンウッドの大画面ナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
プレミアムベーシックパッケージの取り付けと、ドア防振の作業を行いました。



プレミアムベーシックパッケージなのでツイーターはJU60で、ワイドスタンドを製作しています。



まずはドアの内張を外して、白い吸音フェルトを一度剥がしてからセメントコーティングの施工を行います。



意図的にランダムに厚い薄いを作りながら、セメントコーティングを行うと、
かなり青白い色は乾燥と共に茶色になって来ます。



完全に乾燥したら吸音フェルトを元に戻して、ドアに組み付けます。



外板裏の鉄板にも合計4種類の防振材が組み合わせたベーシック防振の施工がしてあります。



そしてケンウッドのナビオーディオからピュアディオブランドのPSTケーブルで
グローブ下まで音をひいて来て、比重の高いMDF板の上にブラックボックス4連のピュアコンを取り付けて、
純正の16センチスピーカーとJU60ツイーターを使った2WAY構成で
最も生音・生声に近い組み合わせを探ります。



ピュアコンで音が整ったら次はナビのイコライザー調整ですが、いつものグラフィックイコライザーは使わず、
プロモードで設定してパナメトリックイコライザーの複雑な調整を行います。



CDやSDにプラスして、78・7メガヘルツのクロスFMの聞き慣れたパーソナリティーの声も
きちんと聴こえて、これから納車に向けて細かい部分の組み立てに入ります。



新・お客様の質問にお答えして 第38話

2023-07-06
新・お客様の質問にお答えしては、
前回はピュアディオの仕様でない方には防振作業は行わないというお話でしたが、
それと関連して実はサウンドピュアディオのオリジナル商品の単品販売は行っていないというお話です。



これは毎回のブログでオリジナル製品の単品をアピールした時に
一言付け加えておかないといけなかったのですが、
昨日のブログで言えばオーディオテクニカの4CHのハイローコンバーターを
2CH化して大型のパーツを入れた物はピュアディオでシステムを取り付けて頂いた方のみ購入出来て、
単品を通販か店頭に来て下さいと言われても販売しておりませんとお断りしています。



「なら売っていないとブログに書いておけ!」というお叱りを頂きましたので、
これ以外のピュアディオ製品も持ち帰り販売や通信販売は行っておりません。



お客様からは「欲しいという人がいるのなら販売すれば?」と言われる事もありますが、
作っている現場を知っておられる方なら毎日ゼーゼーいっている様な感じで作業の完成までに
間に合わせて作っていて、全て手作りのために生産数が限られるために
『システムを購入された方に限ります』という条件を付けています。



また製品一つ一つがトータルでこういう音をという方向性があるので、
音にキャラクターが付いている製品と合わせても地味な音と言われてしまう可能性もあるので、
そこも単品販売をしていない理由でもあります。



もう一つお客様からよく言われる事が、
「サウンドピュアディオはタイムアライメントを使わないというけど、
人によってタイムアライメントが好きな人には合わせたセッティングをしても良いのではないですか? 
その方がお客さんの幅も増えて良いのではないですか?」というご意見も頂きます。



確かに1990年代は一時期タイムアライメントを使ったセッティングや、
1980年代から90年代の初めはマルチアンプ駆動を使ったセッティングを行った事がありますが、
最終的に使わなくなった理由は2つあります。



まず先にマルチアンプ方式については、現在ピュアコンを使って
2CHのアンプでツイーター2個とミッド2個の4つのスピーカーを鳴らしているのを、
マルチアンプではツイーターとミッドを別なアンプで鳴らして、
フロントだけでアンプが4CH使う贅沢な鳴らし方です。



アンプの手前で周波数幅を決めているので、
ツイーターにはツイーター音域のみ、ミッドにはミッド音域のみを別なアンプを使って送っているので、
途中にネットワーク回路のコイルもコンデンサも抵抗も入っていないので、
超低ロスで音を鳴らす事が出来ます。



本当は良い事ばかりに思えるマルチアンプ駆動も実際に聴いてみると
どこか音が冷たくて機械で鳴っている感じで、
多くのお客様から「マルチアンプは嫌だ!」という指摘を頂きました。



特にピュアコンを作りきっかけになったお客様は、
当時マルチアンプを使った音造りの基準に買ったB&Wのマトリクス801を聴いて、
「801がネットワーク駆動なのに、これを聴いてマルチアンプ駆動で同じ音を表現するのは無理でしょう。
ネットワーク駆動の様な音を表現するのならネットワーク駆動でしょう。」と言われてしまい、
それからコイルを巻いてほどいてを繰り返してオリジナルネットワークを作って、
1つのケースに全てのパーツを入れてその都度作り替えていたら効率が悪いので、
パーツをブロック化して自由に組み合わせられるピュアコン方式を考案しました。



このマルチアンプを使うとロスが無くなるのに音が冷たく聴こえるという現象は、
アンプとスピーカーを直結するとスピーカーの周波数ごとに微妙に違うインピーダンスの上下が
そのまま音に反映されてしまい、ネットワークを回路を入れてアンプ側から見た時に
スピーカーとネットワークの合成インピーダンスで再生帯域のインピーダンスを
目的のインピーダンスに上下させて合わせる事が出来ない為に、
お客様が冷たい音と言われる様な音になっていたのです。



ちなみに基準として使っていたマトリクス801のスピーカーは、
一度タイプⅡからタイプⅢに買い替えて、その後新品のユニットを2回換えて、
今は福岡店のハンダ付けの机の前に置いて聴いています。



またタイムアライメントについては簡単に音の定位が取れて
目の前にボーカルが浮かぶというメリットがあるものの、
音色が実際の音とズレて聴こえるというデメリットがあり、
時定数をずらして鳴らせているから知らないうちにストレスが溜まってしまうと言われる方もあります。



ある日あまりにお客様から定位がと言われたのでタイムアライメントをかけて納車したら、
「早死にさせる気か!」と叱られた事もあります。



なぜ早死にという言葉が出たかというと、以前タイムアライメントを普及させたメーカーの有力者と、
その後押しをしていた評論家が自分ぐらいの年の時に相次いで亡くなって、
タイムアライメント=早死にをするという縁起が悪いという話があって、
タイムアライメントを使わずにタイムアライメントの様な定位をという事だったのでしょうが、
無理なのでタイムアライメントを入れました。



タイムアライメントを強く推進していた評論家の先生はある日原因不明の体中の免疫力が落ちたそうで、
直ぐに入院してそのうち亡くなって、その評論家の先生と仲の良かった某メーカーの人も
半年後ぐらいに亡くなって、当店のお客様の間では『タイムアライメント=縁起が悪い』というイメージに
なっています。



実際に他店でタイムアライメントを使ってセッティングされた車を、
当店でシステムを組みなおしたら下がった免疫力が元に戻ったという方も複数おられて、
もう誰もタイムアライメントを使いたくないというのが現状です。



ただ世の中のトレンドは『タイムアライメント=高音質』なので、
サウンドピュアディオは業界の中では浮いた存在になっていますが、
好きな人にとっては他に代わりが無い存在となっています。



カローラツーリング カーオーディオの音質アップ その2

2023-07-05
今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の完成車から、トヨタのカローラツーリングです。



トヨタ純正のディスプレイオーディオを取り外して、
アルパインのディスプレイオーディオに交換してからフルシステムの取付を行っています。



ディスプレイオーディオを外してバラバラの状態からよくここまでワンオフで仕上げたと、
うちの息子も大したものだと思っていたら、ビートソニックからキットが出ていました。



ただしビートソニックのキットだけではRCA信号は出ていないので、
ピュアディオチューンのオーディオテクニカ製のハイローコンバーターの
4CHを内側2レーンを撤去して大型パーツを使用した2CH仕様の物を取り付けて、
リアまでピュアディオブランドのSKYケーブルで送りました。



前から送られて来た2CH信号は一度30バンドのアナログイコライザーを通して音を整えてから、
ピュアディオチューンのチャンネルディバイダーでフロント用の中高音とウーファー用の低音に分離してから
パワーアンプに送って増幅します。



パワーアンプはナカミチのPA-2004の4CHアンプで、
フロントの2CHとウーファー用は2CHをミックスモノラルにして25センチウーファーを鳴らします。



前の車でお使いだったJBLの25センチのウーファーを左サイドを作り込んで取り付けて・・



方ドア3層のフル防振の施工を行ったドアにアウタースラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-MIDを取り付けました。



ツイーターはダッシュにワイドスタンドを製作してJU60を取り付けて、
車一台で3WAY構成のシステムが完成しました



グローブボックス下には合計8ピース構成のピュアコンを取り付けて、フロント2WAYの音調整を行って、
リアのチャンネルディバイダーでフロントとウーファーの音の繋がりを調整して、
リアのイコライザー以外にディスプレイオーディオのイコライザーも少し調整して、全体の音を整えました。



トヨタのディスプレイオーディオの限界をはるかに超えた、パワフルさとクリアーさの両方を持った、
素晴らしいシステムが完成しました。



お客様にご心配頂きました

2023-07-03

皆さんがテレビ等の報道でご存じの通り、山口県には大雨で甚大な被害が出ています。



遠方のお客様から「サウンドピュアディオには被害が出ていませんか?」と
心配してお電話等を頂いておりますが、店舗等には全く被害が出ておらず、通常通りに営業しています。



また福岡店も通常通り営業しております。



ただ私の生家がある美祢市では、自宅から果樹園に向かう道が崩れてしまい、
他所様の土地に土砂が流れ込んだという事で、これから現地の確認や業者の手配などあって、
通常の仕事から一度離れないといけない状態です。



そのためブログを書き込むペースが落ちてしまう事もあり、
書き込みが無いとかあるとご心配をかけるおそれもありますので、
店舗の無事と自分が他の事で店から一時期離れる事をお知らせ致しました。



水曜日以降は通常のスケジュールで仕事をさせて頂きますので、宜しくお願い致します。


カローラツーリング カーオーディオの音質アップ 前編

2023-07-02
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、カローラツーリングです。



ディスプレイオーディオを取り外して、フルシステムの取付を行っています。



作業はフロント周りの班とリア周りの班に分かれて、
ラゲッジの右サイドを作り込んで25センチウーファーのエンクロージャーを再作していて、
ラゲッジ下にアンプボードも製作します。



ディスプレイオーディオの下にはエアコンのダクトが付いていて、
この状態で本当に綺麗に仕上がるのかな?と思っていたら・・



意外と綺麗に仕上がっていました。



カーオーディオの作業は途中まで全然仕上がりが見えませんが、
ある所を過ぎたら一気に完成して、まるで山登りで頂上の手前で木で隠れて全然景色が見えないのに、
頂上に来たら一気に目の前に景色が開けたという様な感じです。



ナビのめどが付いたのでドアの防振作業にかかって、
前後のドアのベーシック防振と、前後ドア共にセメントコーティングの施工を行いました。



そしてフロントドアのインナーパネルには金属シートを貼りつる防振を行って、
フロント3層とリア2層の防振が完成しました。



ここ数日は雨でかなりの湿気でしたが、
業務用のエアコンのでJU60用のツイータースタンドの乾燥を行って、
これからダッシュに取り付ける所です。



今日のところはここまでで、これより先は『後編』でお届け致します。



お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
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SOUNDPUREDIO 福岡店

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