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取付ブログ

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デリカミニが作業に入って 前編

2023-06-22
当初は福岡店に移動して作業を行う予定だったデモカー兼代車のデリカミニは、
いつまでたっても作業に空きが出ないので宇部店で作業する事になりました。



早く代車で乗ってみたいというお客様の声に応えて、手が空いた人が3人で交代して作業しています。



何も付いていなかった2DINスペースを・・



バラしてナビの取り付けを行います。



これでミラー横の小さなアラウンドビューで見るのともお別れです。



ドアの内張4枚を外してセメントコーティングを行います。



あっ!防水シートに吸音フェルトが貼ってあって、静粛性を高めているのが分かりますが、
素の状態で走っていたらかなりロードノイズが入っていたので十分ではないでしょう。



デリカミニの内張は薄くて、リアはスピーカーが付いていませんが静粛性と断熱性アップのために防振します。



内張の裏側はツルツルでコーティング剤が剥がれるので、
粗目を付ける下処理を行った後にセメントコーティングを施します。



フロントのドアはスピーカーが付いているのでベーシック防振を行うために指で弾いて響きを確かめて・・



響きの周波数に合わせてどの場所にどういう材質を貼るのかマーキングします。



今日のところはここまでで、これより先は『後編』でお届けいたします。



スズキ・クロスビー スピーカーの音質アップ その2

2023-06-21
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の完成車から、スズキのクロスビーです。



スズキ純正の大画面ナビオーディオを装着されたお車に、
ベーシックパッケージの取付と、フロントドアに片側3層のフル防振の作業の続きです。



純正ナビは中身はパナソニックのストラーダで、画面が当社のクロスビーが7インチで小さいものの、
調整項目は全く同じでした。



100センチのタイムディレイは全てゼロにして、エフェクト機能もオフにして、
素の音色にしてからピュアコンの値合わせとイコライザー調整を行います。



ツイーターが当社のクロスビーとサイズが違うので、ピュアコンのブラックボックスの値は違ってきます。



オプションのSSFを加えた6ピース構成のピュアコンは、
ATX-25を使ったクロスビーの取付では初めてなので、一から探り出します。



クロスビーのドアスピーカーの位置は、一般的なドア下部よりもグリル1個分上にあり、
ドアからの中音域が耳に入りやすいので上限を決めるコイルの巻き数は2倍以上が適正となり、
いつもの白いボビンにピンクのラベルの井川の手巻きコイルが使えないというか、
倍以上だと規格が変わってしまいます。



たまたまZSP-MID用の黒に下にベークライト板を敷いた物と同じ数値が出たので、
これを付けたらどうなるだろうと変えてみたら、意外と音質がアップして、「
これはうちのクロスビーよりも中音域が綺麗になった!」とビックリしました。



お客様からはもう1品オプションを付ける予算を頂いていましたが、
これならもう1品加えるよりもコイルのグレードを上げた方が音がクリアーになると、
この状態で納車する事にしました。



ピュアコンの値が決まってあれこれとイコライザーを動かして、
これが一番良い音と思ってもパターンをメモリーしたらやや音が抑圧されて、
メモリーした後で最も生音・生声に近くなるパターンを探ってから音調整を終了しました。



お客様のクロスビーの納車の時にはうちのクロスビーも帰って来ていて、2台並べて記念撮影を行いました。



ただうちのクロスビーにはまだベーシック用の普通のコイルしか付いておらず、
早く仕事の合間を見つけてZSP用のコイルに変えないと、
ドアからの中音域の透明感がお客様の方が優れていると、
乗る度に「お客様のクロスビーの方が良いな・・」と思ってしまいます。



ただこのコイルの交換はスズキの純正16センチスピーカーでクロスビー位置と同じ場所に限り、
おそらく同じぐらいの年式のソリオでも合いそうな気がします。



シンプルなベーシックパッケージからの発展形ですが、
意外と思わぬ所に音質をアップさせるツボがありました。



スズキ・クロスビー スピーカーの音質アップ その1

2023-06-19
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業からスズキのクロスビーです。



既存のお客様が当社のデモカーのクロスビーに乗られて購入を決められて、
スズキ純正の大画面ナビオーディオを装着された状態で入庫されました。



内装は当社のクロスビーのアウトドア的な撥水加工の物でなく、
ブラウンのメタリックの内装で、シートにはレザーを使っているゴージャス仕様のお車です。



少しの間純正の状態で乗られていて、純正の硬い音のツイーターが上を向いていて、
フィルターも小さなコンデンサ1個の状態から・・



ピュアコンを使って制御して、
ピュアディオブランドのATX-25を使ったベーシックパッケージの取付を行いました。



ベーシックパッケージなのでドアの16センチスピーカーはそのまま使用して、
ドアには当社のクロスビーと同じ方ドア3層のフル防振の施工を行いました。



まずは外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせて・・



サービスホールを金属シートで塞いで、切り口をシリコーンで塗る施工も行いました。



外した内張は表とコーティング剤が浸みてはいけない場所をマスキングして・・



ツルツルの表面に粗目を付ける下処理を行った後に、
意図的にランダムに厚い薄いを作りながらセメントコーティングを行いました。



いつもの事ですが、ひび割れしない様にたわみを持たせるつなぎの成分の化学変化で、
青白い材質が乾燥と同時に茶色っぽく変わって行きます。



クロスビーのお客様はデモカーの市場で車を気に入られて自分でも購入されたのですが、
音の違いと同じぐらい気になったのがアイドリングストップが度々かかる不快さで、
「試乗した時はスムーズに走っていたのに?」と不満に思われていたので、
オーディオの作業と同時にアイドリングストップキャンセラーを取り付けました。



そんな事もあって、当社のクロスビーと色も内装もナビの画面の大きさも違いますが、
当社の仕様と同じ様な快適仕様に仕上げて行きます。



今日のところはここまでで、後半の作業は『その2』でお届け致します。



アルファロメオ・ジュリア スピーカーの音質アップ

2023-06-18
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車からアルファロメオのジュリアです。



パネル一体型のディスプレイオーディオのお車に、
JU60を使用したプレミアムベーシックパッケージの取付と、前後のドア4枚の防振作業を行いました。



ドアにはウーファーとスコーカーが付いて、ダッシュにはツイーターとセンタースピーカーが付いた
フロント3WAYの7スピーカーのプレミアムサウンドのお車で、
インピーダンスが16Ωという超特殊なお車への取付で、
以前福岡店で同じ車種を取り付けた時は『スピーカーのインピーダンスが違います』という
エラーメッセージが何度も出てかなり苦労しましたが、
2台目でシステムは変わっていなかったのでエラーメッセージは出さずに作業が行えました。



まずはドア4枚の内張を外して、
ダッシュにマスキングを行ってJU60ツイーターのスタンドの型取りを行います。



外した内張はマスキングを行って、粗目を付ける下処理を行ってからセメントコーティングを施します。



塗りたては青白いコーティング剤が、乾燥して茶色に変わったらドアに組み付けます。



防振作業の間にパテ形成したツイータースタンドが乾燥して、
表面に植毛塗装を行ってJU60を組み付けてダッシュに取り付けます。



ジュリアの純正アンプはトランクルームに付いているのでここから音信号を取り出して、
トランクの下にジュリアの16Ω専用のピュアコンを取り付けて、
ピュアディオブランドのPSTケーブルで音信号を前まで送ります。



普通はプレミアムサウンドでも6Ωや8Ωの車はめったになく、4Ωの製品を16Ωに合わせのるに、
2段階でインピーダンスを上げるピュアコンで対応しました。



トランクのアンダーボックスが広かったので、ピュアコンは下にスッキリ収まっています。



全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、純正オーディオを慣らして音調整を行います。



16Ωシステムは前に作業した車両と同じ特性だったためにピュアコンの値がそのまま使えて、
パネルの操作では最初から車速連動ボリュームとサラウンドがオンになっていたのを、
車速連動ボリュームのみをオフにしました。



サラウンド側をオフにすると音の押し出しが減るので、
少し音を盛った状態ですがこれで納車の準備に入りましたが、
納車前にお客様から「FMラジオで大和良子さんの声を正確に聞きたい。」というご要望を頂きましたので、
音を盛るのをやめてサラウンドをオフにして
本来の大和さんの声に近い状態でバス・ミッド・トレブルのセッティングをやり直しました。



エンジンも足回りもシャーシーも素晴らしいアルファロメオ・ジュリアですが、
唯一の不満のオーディオの音を改善出来て、自分だけの特別な1台として仕上がって納車されました。



ボルボV40 スピーカーの音質アップ

2023-06-17
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業からボルボのV40です。



ボルボ専用の異形パネルのナビオーディオが装着されている状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付とベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。



ドアには16センチサイズのスピーカーにドア上部にツイーターが付いている2WAY構成で、
ツイーターは距離が近いのに質感が悪く、
ここは鳴らさない様にしてダッシュに別なツイーターを取り付けます。



ドアの内張を外して防振作業にかかると、
16センチと思っていたスピーカーは意外と大きく、17センチか18センチぐらいはありました。



スピーカーを一度取り外して、外板裏に防振材を貼って行くのと同時に、
樹脂のパネルの響きやすい部分に防振メタルを貼って行きます。



内張りの裏に付いている純正ツイーターはインピーダンスが5Ωで、ここは配線を抜いて鳴らなくします。



ツイーターの音域をコントロールしているのは黒い小さな筒1個で、
この部分をピュアコンのブラックボックスで制御する様になるので、音の透明感は上がります。



座席下の車両アンプから音信号を取り出して、
ピュアディオブランドのPSTケーブルのフルレンジタイプの物でグローブボックス下まで送って行き・・



比重の高いMDF板を敷いて、その上に4ピース構成のピュアコンを取り付けて、
そこから純正のドアスピーカーにフルレンジタイプのPSTケーブルで送り、
後付けのツイーターには赤みが強い高音域用のPSTケーブルで送って行きます。



ダッシュの上にスタンドを使って適切な仰角・振り角を付けた
ピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けたら、ベーシックのWパッケージは完成です。



そこからは純正ナビのバストレブルとピュアコンの値合わせを行って、音を整えたら納車の準備に入ります。



元が5Ωのシステムなので、4Ωで設計されているATX-25とはピュアコンでインピーダンスを合わせて、
極めて生音・生声に近いシステムに仕上がりました。



コンサート会場に何度も足を運ばれて生演奏を楽しまれるお客様に合わせて、
スタジオ仕様よりは若干勢いを付けて、PAに寄せたセッティングで仕上げさせて頂きました。



お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
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SOUNDPUREDIO 福岡店

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