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取付ブログ

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マツダCXー5 スピーカーの音質アップ

2023-02-22
今日ご紹介する1台は、一昨日の福岡店の作業から、マツダのCX-5です。



この日は隣にもマツダ車が入庫していました。



マツダコネクト付きのお車に、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振のWパッケージに加えて、
オプション2品を加えた豪華装備のベーシックとなっています。



まずツイーターはアップグレードのATX-30Jを使用して・・



運転席下の純正アンプへの信号の行き来とツイーターまでは・・



ピュアディオブランドの高級スピーカーケーブルのSKY3を使用しています。



ドア内はインナーパネルを一度外して外板裏にベーシック防振の施工を行って残響を抑えて、
純正の16センチスピーカーでも低音を抑えないといけないぐらいの量が出る様になりました。



ピュアコンはオプションのSSFを加えた6ピース構成で、これは有害な低音を抑える効果があって、
綺麗な低音を再生させる事が出来るアイテムです。



この年式のCX-5は音調整機能のアドバンスモードを選べばイコライザー表示が出て、
細かく音を調整出来るので、バス・トレブルの車に比べたらピンポイントで動かしたい部分が動かせます。



この年式のCX-5の施工例は有ったのですが、
ダッシュにマットが敷いてあってある程度吸音されているので、
それを補うためにあれこれとピュアコンの値を変えて、聴感上のフラットになる様に工夫しました。



イコライザーとピュアコンの両方であれこれと音をコントロールして、
生音・生声に近い状態で音楽が再生出来る様になり、
午前にお預かりしたお車を作業後の雨漏りチェックを行って、夕方にはお客様に納車する事が出来ました。



追伸

取付とは関係ない私事ですが、今日の16時30分ごろから、
FM山口の大和良子さんがパーソナリティーのコージネスの中で、生放送で少し喋らせて頂きます。


スズキ・エブリイ スピーカーの音質アップ

2023-02-20
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、スズキのエブリイです。



ケンウッドのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、トリプルパッケージの作業を行いました。



まずはドアの内張を外すと、ドアの中ほどに近い所に16センチのデュアルコーンスピーカーが付いていて、
これは場所もユニットもクロスビーと同じなので、クロスビーのデーターを元に音造りを行いました。



次に防水シートを一度剥がして、外板裏の響きを指ではじいて確かめて、
響きの中心と響きの周波数を調べてマーキングします。



黒い四角と丸と、シルバーで四角の共振点の違う防振マットを貼り合わせて、
カーン!という高い響きの部分には防振メタルを貼り合わせて、ドア全体の響きをスムーズに抑えます。



次にツルツルの内張裏に粗目を付ける下処理を行った後に、
意図的にランダムに厚い薄いを作ってセメントコーティング剤を塗って、
遠赤外線ヒーターを使って乾燥させます。



ベーシックパッケージと言ってもナビは一度取り外して、裏から音信号を取り出して、
ピュアディオブランドのフルレンジのPSTケーブルでグローブボックス下に送ります。



比重の高いMDF板の上にピュアコンの4ピース構成の物を置いて、
純度ドアスピーカー用のフルレンジのPSTとツイーター用の赤みがかったPSTケーブルで送って行きます。



純正ツイーターの位置はかなり内側で、ボーカルが正面から聴こえて来てもほぼモノラル状態で、
ダッシュの両端にスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けています。



全ての結線が終わって音が鳴る様になったらナビオーディオを鳴らして、
中の音を強調する機能はほぼオフにして、イコライザー調整を行います。



このナビは標準の13バンドイコライザーの他に、
切り替えで9バンドのパナメトリックイコライザーが選べて、動かす周波数と幅を9カ所決めて、
0・2デジベルステップで上げ下げするプロモードの方で調整を行いました。



ドアスピーカーの位置がクロスビーとほぼ同じで、使われていた16センチユニットは同じ物だったので、
かなり苦労してツボを掴んでいたので、今回は割と早い時間で調整を終える事が出来て、
入庫時に比べたら2層の防振効果のおかげで余分な残響が消えて、かなり体感音圧が増しました。



自分が聴き慣れたCDと、聴き慣れた声のFM放送で音を合わせて、
生音・生声に近いサウンドで納車出来ました。



今のサウンドピュアディオが出来るまでの40年史+12 第12話 1993年から96年

2023-02-19
この今のサウンドピュアディオが出来るまでの40年史は、
前半の19年が『カーオーディオ専門店オーディオボックス』の名前で営業していて、
後半の2001年以降の21年がサウンドピュアディオで営業していますが、
まだオーディオボックスで営業して時期の方が長い感覚があります。



それもそのはず、今回の1993年から1995年はカーオーディオ業界が最も売れていたというか、
ある意味戦国時代みたいだった頃で、オーディオボックス時代は深夜1時ぐらいまで
作業していた事もあるので、実質働いていた時間は19年間の方が後の21年よりも多いかも知れません。



とは言っても自分は自営業のために何時間働いても問題なく、
それでも取付待ちが2カ月から3か月待ちで、
メーカーはもっと売り上げを上げたいから周りに専門店向けブランドを扱うタイヤショップや量販店を
どんどん作って、こういうのを乱売と言うのだろうなという時代がありました。



当社はBOSEのスピーカー・1060が一番下のクラスで、
中級クラスがナカミチのSP-50S・10Sで、上級クラスがB&WのAM-50とATX-40で、
スピーカーの売り上げの80%以上がこの3銘柄でという、メチャメチャヒットした商品がありました。



ただ世の中全般に売れていた訳ではなくて、一般的にはあまり音にクセが無いタイプの物は好まれず、
「これがこのメーカーの音だ!」という主義主張の強い銘柄を評論家の先生がほめていたので、
評論家の先生の評価とは別な我が道を行っていたのですが、
元が放送局のプロ用のモニタースピーカーの音で耳が慣れていたのでその様な音が受け入れられず、
そういうのが好きなお客さんはそういう店にお願いしますという感じでビジネスをしていました。



その頃はカーオーディオ専門誌が何誌か出ていて、
そういった本で色んな店を廻って自分の好みに合う店を探そうみたいな事が書かれていた時代で、
遠くからショップ巡りをして来る人も多く、
この時代に何んとか自分の店で買ってもらおうと各店の商談時間が伸びて来て、
2時間を超えて3時間4時間が当たり前になって来て、
自分は取付が間に合わないので長話に付き合っていられないので話を早く切り上げていたら、
「あの店は長く話してくれないから悪い店だ。」みたいなレッテルを貼られる様になりました。



ただ長く話す店が良い店とは自分は思っておらず、
良い設備を用意して良い音を表現しようと思うとその時間をどうしても作業に費やしておかないと
設備がチープになってしまい、逆を言えば設備がチープな店ほど長話で友達になって
買ってもらうという考えで、でも一人のお客さんが3店4店を廻って1店で買い物をしているので、
ここにはまると話だけして何も売れない店が出るところから、
多くあったお店がどんどん無くなって来る時期でもありました。



そんな時期にカー用品業界に激震が走り、
カーオーディオ専門店がのんきな商売が出来なく時期がやって来ました。



それはタイヤメーカーのブリヂストンが大手量販店の安売りに嫌気がさして、
「良い製品を作ろうと思うとある程度の開発費が必要だ。
量販店の値引き要求に応じていたら良い製品は出来ない。
タイヤ館というブリヂストン独自の販売ルートを作って、量販店には頼らない!」という事になったそうです。



この話はブリヂストン系のタイヤ屋さんから聞いた話で、
大手量販店はタイヤ館に奪われた売り上げをカーオーディオで補うと
店頭にカーオーオーディオの大量展示を始めて、これが世に言う『ひな壇』と呼ばれた物で、
遂にカーオーディオ販売は完全な戦国時代に入りました。



これによりカーオーディオメーカーはこぞって専門店から量販店に販売比率を変えて来て、
何と高級メーカーのナカミチまでが量販店専用の安いモデルを作るという、
完全に世も末的な時代になりました。



ただ量販店の恩恵もそれなりにあって、年末・年始にセールでカーオーディオを大量に販売して、
その時の荒い取付から不具合も多く、2月ぐらいに「ちょっと調子が悪いので・・」と
量販店で取り付けられた方が来られて、「何か1品か2品買ってもらえれば手直しします。」という事で
打ち上げが上がって、気が付けば1年の中で一番売れない2月が1年を通して一番売れた月というのが
2回もあったという、信じられない状態になりました。



ただそういう時期も何年も続かず、もちろん当店に持って来られる方以上に来られない方が多く、
知らないうちに後付けのカーオーディオがどんどん売れない市場が出来て来ていて、
あの2月が一番売れた様な量販店の取付の悪さが市場を小さくして、
ブリヂストンの様に量販店に売ってもらわなくてもいい!ぐらいの強いオーディオメーカーがあったら
こんな事にはならなかったのにと、自分の様な小さな店の人間には市場をどうにも出来ないというのが
実際のところでした。



それでも当時ナカミチのSP-50S・10SやB&WのAM-50・ATX-40を買われた方は
長きに渡ってお客様としてお付き合いして頂いていて、クセの少ない飽きの来ないスピーカーを
販売していたから長くお付き合い出来ているのかな?と、この40年史を書きながら思っています。



日産オーラeパワー カーオーディオの音質アップ

2023-02-18
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、日産のオーラeパワーです。



日産純正のディーラーオプションのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
フロントスピーカーの交換とフロントのベーシック防振の施工を行いました。



ツイーターはJBLの505GTIの物をスタンドをを使って適切な仰角・振り角を付けて取り付けて・・



ドアにはベーシック防振の施工を行った後にJBLのP52のミッドを、
インナーバッフルを製作して取り付けました。



スピーカーは前に乗られていたお車からの移設で、
ピュアコンは5年以上使われていたので今回全て最新の物に付け替えました。



メインボックスとコイルとオプションのSSFを加えた6ピース構成で、
ユニットとパーツの値を細かく変えて音を調整しました。



オーラeパワーと言えばヘッドレストにBOSEのスピーカーが付いていて
セッティングに苦労するというイメージがありましたが、
このオーラはヘッドレストにスピーカーが付いていなくて、
逆にリアドアに16センチスピーカーが付いているモデルです。



それでいてアラウンドビュー付きで・・



ナビはCD・DVDが再生出来るパナソニック製の物が使われていました。



ナビ側の調整はK2テクノロジー以外の音を強調する機能は全てオフにして、
イコライザーとピュアコンのパーツの組み合わせだけで音を追い込んで行きました。



ユニットは前のお車から10年以上お使いですが、
今のコンディションで最も合うピュアコンの値を選んでいるので、
何故か新品当時よりも今の方が滑らかで艶のある音で音楽を奏でてくれています。



トヨタ・ハリアー カーオーディオの音質アップ

2023-02-17
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、トヨタのハリアーです。



後ろに黒のアルファードがあって、黒いトヨタ車が2台連なっています。



既にシステムが付いているお車にディスプレイオーディオを取り付けるためにインパネを分解してあります。



システムはドアに片側3層のフル防振の施工を行って、アウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-MIDを取り付けて・・



ダッシュにはワイドスタンドを製作して、B&Wの限定品のブルードームのツイーターを取り付けてあります。



この2WAYはもう取り付けられて20年以上経過していて、前の前のお車から移設し続けられていますが、
まだツイーターにアッテネーターでレベルを下げてバランスを取るぐらいの勢いがあって、
ミッドもまだ健常に動作しています。



誰が使っても20年以上健常に動作する訳ではなくて、
それなりにきちんと歪ませない様に鳴らしているからの長寿命です。



ラゲッジにはサウンドピュアディオのマーク入りの25センチウーファーを
エンクロージャーに組んで取り付けていて、
その横にナカミチのPA-2002Pをフロント用とウーファー用の縦に2台重ねて取り付けています。



ディスプレイオーディオの取付を待って、リアに取り付けてあるピュアコンを最新の物に交換して、
音調整を行います。



アルパインの9インチのディスプレイオーディオの取付が終わって、
下段のナカミチのCD-700KKにデジタル出力をインプットして、
700側のⅮAコンバーターを通して、ボリュームも700側で調整します。



ボンネット内のボッシュのバッテリーをチャージして整えて、音調整に入ります。



調整用の音源をあれこれ変えて平均を取って、
最後の最後にDEENさんのプラスティックラブで池森さんの生声に合う様に
イコライザーとチャンネルディバイダーを調整して・・



ZSP-MIDの上限周波数を決めるコイルは青い楕円の中の範囲から選んで決めます。



手前側がスピーカー位置が低い車用で、一番先の方が高い位置にスピーカー位置がある車用で、
ハリアーのドアスピーカーの位置は通常のドア位置よりもやや上にあるので、
真ん中ぐらいの場所のコイルをあれこれ変えて音を合わせました。



ZSPでもLTD15は全く別な値が必要なので、コイルのストックだけでかなりの数で、
テレビ番組で古くから営業されている印鑑屋さんが、
「うちの店には日本中のどこの名字もあります。」みたいな事を言われていた店主がおられましたが、
この数は当社が推奨しているミッドスピーカーと現行の純正システム用で、
普通は1マイクロヘンリー刻みでストックが、
ZSP-MID用は0・5マイクロヘンリー刻みでストックしています。



購入から20年が経過したスピーカーを、その時のユニットのコンディションにピッタリ合わせて、
最も滑らかに鳴らせるのがピュアコン方式の魅力です。



お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
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SOUNDPUREDIO 福岡店

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