取付ブログ
ズズキ・ワゴンR スピーカーの音質アップ
2023-03-10
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、スズキのワゴンRです。
スズキ純正の大画面ナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防震の施工のWパッケージの作業を行いました。
まずはドアの内張と防水シートとスピーカーを外して、
何も貼ってない外板裏に防震マットと防震メタルを貼り合わせます。
ピンポイントで貼るだけで効果があるの?とか、
全面に貼らないと効果が薄いのではないか?とか思われがちですが、
響きの中心を見つけて、その響きの周波数に合わせた材質を貼る事によって、
無駄に量を張ってその材質の鈍い響きが音楽に重なる事が無いので、
ピュアディオではこの手法を使っています。
ドアの作業が終わったらナビオーディオを一度取り外して、
裏からピュアディオブランドのPSTケーブルで音信号を取り出して、
低ロスでグローブボックス下に送ります。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、
その上にオプションのSSFを付けた6ピース構成のピュアコンを取り付けて、
純正の16センチスピーカーと、ダッシュの後付けツイーターに制御した音を送ります。
ツイーターはアップグレードのATX-30Jで、サイズが大きい分高音の音域が広く取れます。
ダッシュの先端の純正位置では高音を全てガラスの反射で聴く様になり、デザイン的には出っ張るものの、
一度スタンドを使った高音を聴いてしまうと、純正位置のツイーターはもう聴けなくなります。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら純正ナビの音調整とピュアコンの値合わせを行います。
このナビの中身はパナソニック製で、最初から各スピーカーに100センチのディレイがかかっているので、
これをゼロにしたら何故か音がスッキリとしました。
音を強調する機能も純正の状態では良くなった様に聴こえさせていたのも、
ベーシックのWパッケージプラスオプションの装着で逆にいれない方がパワフルに聴こえて、
最初はかなりのバンド数を動かしていたイコライザーも最後は2カ所でいい様になって、
ナビの調整機能は最小限にして自然な音で再生させています。
ピュアコンはブラックボックスは6個目で固定して、コイルは3個目でSSFは5個目で固定と、
組み合わせを変えて一番生音・生声に近い組み合わせで完成させました。
この方式のワゴンRは以前デモカーで持っていたのと、
今回の組み合わせはナビの画面の大きさとスピーカーの取付位置以外は自分のクロスビーと同じで、
比較的短い時間ながら極めた調整が出来ました。
お客様には音の仕上がりには大変喜んで頂いて、一安心しました。
BMW2シリーズ カーオーディオの音質アップ
2023-03-09
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、BMWの2シリーズ・グランツアラーです。
異形パネルの専用ナビオーディオ付きで、ドアの上部に9センチのスピーカーに、
床下に16センチウーファーが埋まった2WAY構成のお車を、
JU60を使ったプレミアムベーシックパッケージの取付と、フロントのスピーカーの交換を行いました。
ダッシュにはワイドスタンドを製作して、ツイーターはJU60のブラックバージョンを取り付けました。
スコーカーは純正位置にピュアディオブランドのISP-91を取り付けて・・
床下のウーファーはJBLのP660Cのミッドバスに交換して、
この年式のBMWとしてはピュアディオ推奨ユニットとしては最上の組み合わせです。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、
ブラックボックス4連で合計11ピースのピュアコンを取り付けて、3WAYのスピーカーを制御しています。
まだ赤い電源ケーブルが残っていますが、撮影後にこれは取り外して、それから音調整に入りました。
ちなみにこのケーブルはイコライザー内蔵のパワーアンプが取り付けられていて、
それを取り外して、車両アンプのみでプレミアムベーシックを鳴らしました。
自分のCDの他にFMラジオやスマートフォンなどで音を確かめて、
最後にお客様の音楽DVDで音を確かめてから納車致しました。
イコライザーアンプが無くなったものの、
変換を繰り返して透明感が無くなっていたところからストレート感が出て来て、
11ピースのピュアコンで音を制御して、純正ナビのバス・トレブル・フェダーと組み合わせて
本来の音楽の音に近いサウンドにセッティング出来ました。
アンプ内蔵DSPは手軽にイコライジングがかけられますが、
純正アンプ⇒ハイローコンバーター部⇒イコライザー部⇒パワーアンプ部と
制御がややこしい割にはインピーダンスは全くコントロールされておらず、
同じ周波数レンジでもコイルとコンデンサの比率を変えてインピーダンスを調整すると
驚くほど音色が変わって、イコライジング以上にインピーダンスの制御が音色合わせには重要だという事が
実感出来た作業でした。
トヨタ・ノア カーオーディオの音質アップ
2023-03-08
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、トヨタのノアです。
既にフルシステムが取り付けてあるお車に追加の作業でお預かりして、
ドアには片側3層のフル防振の後にアウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-MIDを以前のお車から移設して取り付けています。
ダッシュにはワイドスタンドを製作して、B&Wの限定品のブルードームのツイーターが付いています。
ツイーターは前の前のお車からの移設で、以前はB&W製のミッドをお使いでしたが、
それが傷んで来たのでZSPに交換されています。
元々ZSPのミッドはB&W製のミッドがツイーターよりも先に劣化して来て、
それのスペアのユニットが無いためにオリジナルで製作したという経緯があり、
途中からZSPが独自のユニットとして一人歩き出来る様になりました。
ラゲッジの右にはZSPのシルバーコーンの限定の25センチウーファーが付いていて、
左側にはパワーアンプとデジタルプロセッサーが埋まっています。
バッテリーはボッシュ製に変えてあり、
これまで何度もディーラーやディラー系の整備工場に入れて良好のステッカーが貼ってあります。
今回の改善点は2か所で、これまで使っておられたカロッツェリアのナビを取り外して、
アルパインのディスプレイオーディオに付け替えています。
画面が大きくなって、スマートフォンからの音をディスプレイオーディオでデジタル化して、
下段のナカミチのCD-700KKのDAコンバーターに入力して、
2DINスペースを使って考えられる最高の音質で再生させる様に改善しました。
もう一つラゲッジに取り付けているピュアコンをAAAモデルに交換して、音調整をやり直します。
ZSP-MID用のコイルだけで棚にこれだけの種類があり、自分が運転席で音を聴いて、
井川家長男が取りに行って付け替えてを繰り返して、音を追い込んで行きます。
青の楕円の中はZSP-MID用だけで、別にこれと同じぐらいの数のLTD15用も存在していて、
本当に良い音を表現するには事前の準備がかなり必要となります。
コイルの番号がある程度煮詰まって来たらデジタルプロセッサーの調整に入り、
タブレットでイコライザーとチャンネルディバイダーの調整をしながら最終的なコイルの値を決めます。
ダッシュの上には微細な響きを抑える様に防振メタルの植毛塗装の物が貼ってありますが、
システムが上がってセッティングを詰めて行ったからこそのここの部分の効果が実感出来ました。
真に生音・生声に近いと言える、究極のシステムに仕上がりました。
ルノー・ウインド カーオーディオの音質アップ 後編
2023-03-06
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の完成車から、ルノーのウインドです。
ナカミチのスペシャルショップの限定品とピュアディオブランドの商品を
愛知県内のショップで取り付けられていたところから、
細部の付け直しと音調整とピュアコンの入れ替えを行いました。
以前のお車はナカミチスペシャルショップで取り付けられていたのが、
お客様の意向とは別にカスタムショップに下請けに出されていたので、
アウターバッフルは頑丈なインナーと直結された頑丈な物で、
これは軽くてスラント角が付いた物に作り替えました。
内張りにはセメントコーティングらしき施工がされていましたが、
セメントコーティングと違う材質が平たんに塗ってあって、
プラスチックのツルツルを無加工で塗られていたので割れて剥がれが起きていて、半分以上が落ちていました。
内張裏は粗目を付ける加工を行って、
たわみ成分のあるコーティング剤をランダムに厚い・薄いを作って塗り込みました。
インナー側とアウターバッフルは金属リングで繋いだ後に、内側にセメントコーティングを行って、
軽いのに必要な剛性を持っているアウターバッフルが完成しました。
助手席の足元にはナカミチの限定アンプが付けられていて、
その手前にピュアディオチューンのイコライザーを取り付けて、
足元をかさ上げするスタイルでパワーアンプなどを取り付けました。
ピュアコンはグローブ下に比重の高いMDF板を敷いて、
AAAのツイーターアシストユニットを含んだ8ピース構成の最新型を取り付けました。
ツイーターはJU60の前のハイエンドタイプのユニコーンで、
ツイーター側の周波数レンジはやや狭くして、その分ミッド側の上限周波数を伸ばしてバランスを取りました。
普通はツイーター音域を広げると音が良くなるイメージがありますが、歪を極力少なくして、
それでいれギリギリ音域を広げるという考えで周波数レンジを決めていて、その分ミッド側を綺麗に鳴らして、
中音と高音の間ぐらいをZSPに任せる部分を増やして透明感のある音を表現しています。
ダッシュにはプラスチックの微細な鳴りを抑える防振メタルが貼ってあり、
きちんとした周波数レンジが選ばれている時ほど真価を発揮します。
入庫時はCD-700KKにTP-1200LTDをダブルプリで使用されていましたが、
TP側は繋がずに飾りとして付けておき、CD-700KKのみでダイレクト接続の良さを表現しています。
元々入れてはいけない音域を入れて、入れないといけない音域が入っていなかったので、
スピーカーにクセが付いていて、それを取るために通常の2・5倍の時間をかけて調整しましたが、
まだ本領を発揮するには時間がかかるので、お客様には「鳴らしていると段々本調子が出て来ます。」と
一言加えて納車させて頂きました。
愛知県からわざわざお越し頂きましたが、
「もっと早くここのお店に持って来ていればよかった。」と言われていて、
もう一つ代車に付いているベーシックパッケージの音がとても良くて、
物の値段が高いというよりもセッティングの重要さが分かったとも言われていました。
遠方からのご来店、ありがとうございました。
昨日はジャズピアニストの国府弘子さんと
2023-03-05
昨日は片道1時間50分をかけて、
萩市の向こうの島根県の県境に近い阿武町の町民センターのホールにコンサートを聴きに行きました。
女性ボーカルの岩崎宏美さんと、ジャズピアニストの国府弘子さんとのコンサートで、
このお二人のコンサートを聴くのは3回目でした。
これまで国府弘子さんは何度もサウンドピュアディオの番組に出演して頂いていて、
直近では今年の1月からFM山口の第一スタジオがFMYサウンドピュアディオと命名されて、
そのお祝いコメントを東京から送って頂きました。
その時に「近いうちに山口県にお邪魔します。」という話が出て来て、
「これは絶対に行かないといけない!」と昨日出かけました。
これまで福岡県内で2回聴いた事のあるコンサートですが、今回は少し内容が違っていて、
お二人が阿武町内の観光スポットを前日に廻られて、その様子を画面で流しながらのMCもあって、
アットホームで、阿武町のイメージアップを図る素晴らしい催しでした。
途中で撮影がOKな時間もあって、皆さん一斉に撮影されていました。
会場もあまり大きくないので、演奏や歌はあまりPAに頼っておらず、
かなり自然で生音・生声に近い状態で音楽を楽しめました。
普通は国府弘子さんの声はスキャットか掛け声ぐらいなのですが、
今回はけっこうな時間歌われていて、その後で国府さんの生声を聞けるのを楽しみにしていました。
そして2時間ちょっとのコンサートが終わって、
阿武町の職員の方に名刺を渡してマネージャーさんを呼んで頂いて、
それから楽屋の前に案内されて数分間待っていました。
そして着替えが終わって帰られる前の国府弘子さんにお会いして、
少しお話させて頂いて記念撮影をさせて頂きました。
FMYサウンドピュアディオスタジオの開設お祝いコメントの後に、
阿武町のコンサートのチケットの売りも勢いが付いたという事で、
陰ながら今回の公演に協力出来た事を嬉しく思いました。
そして一緒に行っていたお客様も国府弘子さんに会えて、記念撮影も出来て、とても喜んでおられました。
次に国府さんにお目にかかれるのは、6月16日の金曜日に福岡県糸島市のグローカルホテル糸島で、
岩崎宏美さんと国府弘子さんのディナーショーが行われるので、その時でしょう。
福岡県の方は是非行って、素晴らしい音楽を聴いてみてはいかがでしょうか。
昨日のコンサートを聴いて自分のカーオーディオ人生を思い起こせば、
1990年代の中頃は国府弘子さんのピアノのCDを3枚とっかえひっかえして音調整を行っていて、
しかし国府さんにお会い出来るとも思っていなくて、
それから20年後に国府弘子さんにお会い出来るチャンスを頂いて、
その後は国府弘子さんの後援やCDリリースの度に何だかの形でFMラジオでのPRに
協力させて頂いています。
今考えたらなぜ90年代にアーティストさんに会おうという努力をしなかったんだろうと、
後悔してももう遅いのですが、多くのアーティストさんにスポンサー活動を通じてお目にかかって
生音・生声を知る事で、サウンドピュアディオの音造りは大きく変わって来ました。
今回はレクサスLSで移動していて、行はライブDVDでMC込みの音源を聴きながら移動して、
帰りはCDで今回の演奏と同じ様なラインナップの楽曲を聴きながら、
JU60のプレミアムベーシックの状態で聴いていました。
今月の終わりから4月の初めにサウンドピュアディオスタジオからの放送を計画していて、
その中でも国府弘子さんにコメントを頂ける様にお願いしています。
国府弘子さんの楽曲を聴いて感銘を受けて20年後にやっとお会い出来るチャンスが出来て、
それから8年間お付き合い頂いていて、チャンスはこちらがじっとしていてもやって来ず、
FM放送のスポンサーというアーティストさんに会える環境を準備した事でお会い出来て、
CDだけを聴いて音調整をしていた頃に比べると明らかに差が出ていて、こういう活動を誰もしないので、
サウンドピュアディオの音造りは唯一無二の存在になっています。