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取付ブログ

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今のサウンドピュアディオが出来るまでの40年史+12

2023-02-26
今のサウンドピュアディオが出来るまでのシリーズは激動の1990年代の後半で、
前半には東京で師と仰げる素晴らしい社長さんに出会いながらも数年で引退したいという話になって、
その理由は一部のメーカーと評論家と雑誌社が結託して、いくら自分が良い仕事をしても評価されないからで、
やっと見つけた目標となる人を失って、何だかもんもんとした毎日を過ごしていました。



ただその一方でカーオーディオは一大ブームとなっていて、
山陽小野田市にあった現在の倉庫になっている場所にあったカーオーディオ専門店オーディオボックスは
繁盛していました。



ただ師匠は引退するし、ナカミチの本社のコンサートホールでの生演奏は無くなるしと、
何を目標に音造りをしていいか分からず、B&Wの高級スピーカーとマークレビンソンのセパレートアンプを
鳴らして、それを聴いて車の中の音造りという時代でした。



その頃調整用CDとして使用していたのは天野清継さんと国府弘子さんのヘブンで、
後にヘブン&ビヨンドと天野清継さんのアルバムに国府弘子さんが加わっているアズールを合わせて
3枚を交互に聴いて、そのアルバムの違いが良く分かるセッティングが良いセッティングという調整方法を
取っていました。



その3枚はCDの製作工程の3つのプロセスがCDに記されていて、
アナログ・アナログ・デジタルのAADや・・



全てデジタルのDDDなど、どの方式が良いという事を音楽評論家の先生が論じていた頃でした。



自分はデジタル・アナログ・デジタルのDADが自然だと思っていて、これらの違いに気を取られていて、
今考えたら屁理屈にこだわって本当に音楽の事が分かっていたのか?という時代で、
本当の事を知らないからこその想像の域で長い時間をかけての今自分が嫌いな語りみたいな事をしていました。



後で考えたら他に方法が無くて、それから10年以上経過して、
やっと歌ったり演奏している人に直に会って生音・生声を知らないといけないという事に気付きました。



最近車の中で聴いている国府弘子さんのアルバムは、ピアノパーティーと・・



ちょっと前のアルバムのオラ!と・・



本当にピアノだけの演奏のピアノ一丁で、これらはもうプロセスのアルファベット3文字は記されていません。



おそらく音楽評論家が「これはこういう録音だから。」と評論されるからで、
オーディオ評論家が嫌いと言っている自分も結局やっている事は同じで、
そういうプロセスは一切気にせずに音楽作品としてのみ評価するという聴き方をしていませんでした。



そして国府弘子さんが演奏されている3部作を使った調整をしていた頃から20年が経過して、
やっと自分から国府弘子さんに会いたいと思って、
生演奏を聴いた時に「自分は何て無駄な時間を過ごしていたんだろう!」と後悔しました。



屁理屈な調整よりも、本人に近づいて生の音を聴いたり、
掛け声やスキャットなどは生声なので本人の声を目の前で聞いて、
その声を元に調整をなぜ行わなかったんだろうと後悔しても時間は取り戻せません。



その頃のオーディオボックスからサウンドピュアディオに名前が変わって、
その名前を自分が聴いているCDの演奏家の方に知って頂けるという、
20年でこんなに進化したんだ!と今はそんなご縁に感謝しながら毎日音調整を行っています。



来週の3月4日は山口県の阿武町民センター文化ホールで岩崎宏美さんと国府弘子さんの
コンサートが行われます。



自分はスケジュールの調整が付く限り阿武町にコンサートを聴きに行きますが、
お客様から国府弘子さんに会ってみたいという希望があって、
可能であればそういう機会をお願いしたいと思っています。



今日は現在の生音・生声という前の基本的な形が出来る前のお話で、
今の本人さんにお会い出来る前は逆に時間ばかりかかって、それでいて思う様な調整が出来ずに、
とても辛い時期だったなと思い出していました。



デリカD5 スピーカーの音質アップ

2023-02-25
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、三菱のデリカD5です。



ケンウッドの大画面ナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
プレミアムベーシックパッケージの取付を行いました。



プレミアムベーシックはJU60ツイーターを使った豪華装備で、
時間をかけてワイドスタンドを製作して、表を植毛塗装してからダッシュに取り付けます。



ピュアコンはブラックボックス4連のタイプで、複雑なスロープ角で音を調整しています。



これまでD5ではATX-30のアップグレードベーシックは施工例がありましたが、
JU60に純正16センチとの組み合わせは初めてだったので、
通常の在庫ではない特殊な値を宇部店から運んで行きました。



ピュアコンはスピーカーの周波数幅を調整する物と思われていますが、
実は同じ幅でもインピーダンスが違う物があって、
例えば標準に対してコンデンサが大きめでコイルが小さめだと
インピーダンスが低くなりシュっと音のキレが鋭くなり、
逆にコイルが大きめでコンデンサを小さくするとインピーダンスが高くなって音に厚みが増すなどの
音色をコントロールする事が出来て、これがイコライザーの上げ下げでは表現出来ない部分で、
ピュアコンならではの音色調整となります。



ピュアコンで音色が合って来たら、次はナビの音調整機能を使って更に音を追い込みます。



音を強調する機能は実際の音色からズレて聴こえるので全てオフにして、
リスニングポジションのタイムディレイは最初から106センチが入っているのを、
使っていないスピーカーの部分も含めて全てゼロにします。



イコライザーは通常の13バンドのグラフィックは使わず、調整期のプロモードから入って、
動かす周波数と動かす幅をあらかじめ9バンド決めて、
そこから0・2デジベルステップで微調整を行うパナメトリック方式の方を使って細かく調整しました。



ドアスピーカーは三菱純正の16センチですが、
JU60がワイドレンジな分ほど中音域に近い周波数までツイーターに任せていて負担が少ない分、
トータルで澄み切った音で音楽が楽しめる様になり、調整している自分がここまで鳴るんだと驚きました。



次の車に移設出来る部分にたっぷりとコストをかけた、
プレミアムベーシックパッケージの車両が完成しました。



JU60ブラックツイーター取付

2023-02-24
最近発売したJU60ツイーターのブラックモデルの取付を新たに3台行ったので、その内容を書き込みます。



このブラックツイーターは以前からピュアコンを追加金を払って
スペシャルモデルを作って欲しいと言われるお客様のご要望にお応えして、
ブラックモデルに替えて頂いたお客様のみにスペシャルピュアコンを製作するという意味もあって
ブラックで差別化を図っています。



ただ色が黒いだけと思われがちですが、購入されたお客様からは「音の艶が違う!」と言われていて、
実は塗装を変える事によって反射の度合いが変わって、拡散や吸収が変わっているので、
ピュアコンの値も微妙に変えてあります。



上のツイーターの写真はこちらのヤリスクロスで・・



ドアにはアウター・スラントのバッフルでZSP-LTD15が付けてあります。



既にシルバータイプでピュアコンの値が決まっていたのが、
ブラックタイプに変えてからあれこれとパーツの値を変えて、
ここまで交換してブラック専用でマッチングを取っているので、
ただの色違いではない事がお分かり頂けると思います。



他にはこちらのエクリプスクロスのフルシステムのお車もブラックツイーターに交換して・・



こちらのリーフのフルシステムにもブラックツイーターに交換しました。



こちらの2台はパワーアンプとデジタルプロセッサーが付いているので、
ピュアコンの値の探り出しの他に、デジタルプロセッサーの調整の作業もプラスされました。



そして今回のブラックツイーターになってからは新開発のツイーターアシストユニットが出来て、
以前はRの数字の後が一桁か二桁だったのが、三桁に増えて精度が上がっています。



下にAAAと書いてあるのが、最初は標準モデルから、AタイプになりAAタイプになり、
そしてこれ以上精度が上げられないレベルのAAAとなっています。



精度を上げれば上げるほど多くのパーツの中から選別して行くので使わないパーツのロスが出るのですが、
コストがかかってももっと上の音をというお客様のご要望に応えたのが
ブラックツイーターとそれに合わせたピュアコンの数々です。



昨日は新山口駅のZEROスタジオへ

2023-02-23
昨日は15時過ぎに宇部店を出発して、
新山口駅の在来線側の北口広場にあるFM山口のZEROスタジオ行って来ました。



FMYサウンドピュアディオからの放送は平日の午前と金曜日の午後一番の放送で、
平日の午後から夕方の放送は新山口駅北口から放送されています。



昨日の放送はCOZINESSのパーソナリティー大和良子さんとの5分間のトークで、
『以前カーオーディオトーキング』というカーオーディオ専門番組をご一緒していた事もあって、
話の方はスムーズに進んで、あっという間の5分間でした。



この日のテーマは『貝自動車・コンパクトカーのカーオーディオ』で、
本当はスズキのクロスビーで行くのが筋なのですが、クロスビーは代車に出てしまい、
レクサスLSで出かけました。



純正オーディオを活かしたプレミアムベーシックパッケージですが、放送の内容とは真逆の車でしたが、
帰りの車中は先ほど生の声で聞いた大和良子さんの声が本人らしく聴こえていました。



昨日2月22日のテーマは『豚汁に豚肉を入れ忘れた人あつまれ!』で、変わったテーマなのですが・・



今日は山口駅北広場で『松山あげフェス2023』が開催されて、
コージネスと松山あげのコラボイベントの準備がされていますした。



放送でフェスの話は知っていましたが、
松山あげってさつま揚げの松山版でそのまま食べられるかと思っていたら、料理に入れるお揚げで、
今日会場で松山あげのセットを買った方には豚汁のふるまいがあるそうで、
それでテーマが豚汁に関するものだった様です。



着くが着くまで薩摩揚げを想像していて、
スタジオに入る前に松山あげのパッケージを見た時に「これはそのまま食べられない。」と思いましたが、
仕事が抜けられたら今日の松山あげフェスで豚汁を食べたいし、
セットが全て売り切れたら餅まきもあるそうなので、お近くの方は是非行ってみてはいかがでしょうか。



本題の軽自動車やコンパクトカーのカーオーディオについての話は、
もう3台に渡ってサウンドピュアディオ仕様の車で通勤されている大和良子さんですから、
阿吽の呼吸で5分間の濃い内容で話させて頂きました。



そういえば昨年の9月に行われた『ワイルドバンチフェス2022』のFM山口の放送ブースから
大和良子さんと自分で生放送で中継しましたが、やはりFM放送好きの自分からしたら、
昨年の一番の思い出になりました。



放送局のスタジオの様な正確な音で音楽を多くの人に届けたいという思いで
特殊な手法のカーオーディオ専門店を営んでいますが、
その根源になっているスタジオや放送機器に触れている時は、やはり自分は活き活きとしています。



マツダCXー5 スピーカーの音質アップ

2023-02-22
今日ご紹介する1台は、一昨日の福岡店の作業から、マツダのCX-5です。



この日は隣にもマツダ車が入庫していました。



マツダコネクト付きのお車に、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振のWパッケージに加えて、
オプション2品を加えた豪華装備のベーシックとなっています。



まずツイーターはアップグレードのATX-30Jを使用して・・



運転席下の純正アンプへの信号の行き来とツイーターまでは・・



ピュアディオブランドの高級スピーカーケーブルのSKY3を使用しています。



ドア内はインナーパネルを一度外して外板裏にベーシック防振の施工を行って残響を抑えて、
純正の16センチスピーカーでも低音を抑えないといけないぐらいの量が出る様になりました。



ピュアコンはオプションのSSFを加えた6ピース構成で、これは有害な低音を抑える効果があって、
綺麗な低音を再生させる事が出来るアイテムです。



この年式のCX-5は音調整機能のアドバンスモードを選べばイコライザー表示が出て、
細かく音を調整出来るので、バス・トレブルの車に比べたらピンポイントで動かしたい部分が動かせます。



この年式のCX-5の施工例は有ったのですが、
ダッシュにマットが敷いてあってある程度吸音されているので、
それを補うためにあれこれとピュアコンの値を変えて、聴感上のフラットになる様に工夫しました。



イコライザーとピュアコンの両方であれこれと音をコントロールして、
生音・生声に近い状態で音楽が再生出来る様になり、
午前にお預かりしたお車を作業後の雨漏りチェックを行って、夕方にはお客様に納車する事が出来ました。



追伸

取付とは関係ない私事ですが、今日の16時30分ごろから、
FM山口の大和良子さんがパーソナリティーのコージネスの中で、生放送で少し喋らせて頂きます。


お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
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SOUNDPUREDIO 福岡店

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