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取付ブログ

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三菱エクリプスクロス スピーカーの音質アップ その3

2021-04-02
今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の完成車から、三菱のエクリプスクロスです。



三菱純正のパワーサウンドシステムのお車に、広範囲の防振作業と、
ベーシックパッケージの取付を行いました。



前後のドアとリアのハッチの防振が終わったので、フロア下の防振を行って、全ての防振作業は終わりました。



ドアスピーカーは車輛アンプから低音のみが送られて来ていて・・



ダッシュの上のスコーカーには中高音が送られて来ているフロント2WAYですが、
ピュアディオブランドのATX-30Jツイーターを取り付けて、中音と高音を独立させて鳴らす様にして、
フロント3WAY構成のスピーカーとなりました。



中音と高音をセパレート化させるのはグローブボックス下に取り付けたピュアコンで、
特殊なインピーダンスや音域制限がかかったプレミアムサウンドシステムに対してシステムアップが
可能となります。



全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、ディスプレイオーディオのセッティング機能を動かして
音調整を行います。



まずはパッケージされているイコライザーはノーマルというフラットの状態にして・・



バス・ミッド・トレブルの3トーンを動かして、聴感上のフラットに音を調整します。



自分の調整用のUSBメモリーの他に、お客様の音源とFMラジオで音調整を行って、
お客様の音源の中に自分が実際にお会いして、生の声を聞いた事のあるボーカリストさんの楽曲が
入っていると嬉しくなります。



音調整が終わったら細部の組み立てをこれから行い、その間はEV車用の充電設備で
フル充電んの状態にします。



PHEV車はフル充電の時が音質的にも走りも最もスムーズで、
これからのカーオーディオ専門店にはEV用の充電設備は必要なアイテムだと思います。


トヨタ・エスクァイア カーオーディオの音質アップ

2021-04-01
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、トヨタのエスクァイアです。



天井とダッシュにスコーカーが付いているプレミアムサウンド車に、
他所でサイバーナビを取り付けて来られたのですが、純正アンプに繋ぐアダプターが無い車種だったので、
ドアスピーカーが鳴っていない状態で入庫して来ました。



まず一度サイバーナビを取り外して、配線を引き替えてドアスピーカーが鳴る様にして、
ベーシックパッケージを取り付けました。



16センチスピーカーは取り外して・・



インナーバッフルを製作して、JBLのスタジアムGTO600Cのミッドに交換しました。



ダッシュにはスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
純正のスコーカーを使うかどうか迷いましたが、2WAYで十分中音域までカバー出来たので、
スコーカーは使用せず、天井のスコーカーは鳴らしました。



グローブボックス下にはMDF板を敷いて、ピュアコンの4点セットを取り付けました。



エスクァイアのドアスピーカーの移置はかなり下の方にあるので、
ピュアコンのコイルの巻き数は減らして、ミッドの上限周波数を伸ばしてマッチングを取っています。



最後にサイバーナビのイコライザー調整を行って、最初にタイムアライメントが全てゼロになっている事を
確認してからイコライザー調整に入ります。



タイムアライメントは車室内で音の定位が合うと言われていますが、
運転席に対して助手席のバランスが極端に悪くなり、更に音色は実際の音楽とズレてしまうので、
ピュアディオでは全てゼロにしています。



数カ所1クリックずつイコライザーを動かして、一番生音・生声に近くなったところでセッティングを
終了しました。



プレミアムサウンド車に対応していない他所で施工されていたので、
サイバーナビの性能がほとんど発揮出来ていない所から、驚くほどクリアーでパワフルなサウンドに
変身しました。



三菱エクリプスクロス スピーカーの音質アップ その2

2021-03-31
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、三菱のエクリプスクロスの続きです。



その1でインパネ写真を掲載していなかったので載せますと、ディスプレイオーディオとなっています。



スピーカーはドアの16センチに加えてダッシュにスコーカーが付いていて、
ここに後付けツイーターを加えて、フロント3WAYのベーシックパッケージとする予定です。



前回はまだ下処理を行っていたリアドアの内張は、セメントコーティングが行われて、ほぼ乾燥しています。



リアのハッチの内張は取り外されて・・



粗目を付ける下処理を行った後に、セメントコーティングの施工を行いました。



リアのハッチは四角の格子が沢山あるので、端の方は機械が使えないので、手作業で時間をかけて
下処理を行っています。



何も貼ってなかったドアの外板裏には、響きの中心と周波数を確かめた後に、
防振マットと防振メタルを貼り合わせて、ピンポイントの防振でドアが重たくならない割に
減衰率が高い防振作業を行っています。



一度取り外したインナーパネルには金属シートを貼り付けて、ポコポコいう響きを無くします。



この金属シートはゴムの成分を含んでいなくて、樹脂成分は最小限しか使っていなくて、
鈍い響きを抑えてスカッとした響きにしています。



現在はリアシートの座面を外して作業を行っていますが、何と金属のフレームが入っていて、
よほどの高級車でないと使っていない方式をこのクラスで使用しているとは、驚きました!



これは剛性が高そうですね。



(その3へ続く)



三菱エクリプスクロス スピーカーの音質アップ その1

2021-03-29
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、三菱のエクリプスクロスです。



マイナーチェンジ後に設定されたPHEV車です。



510ワットの車両アンプが付いた『ミツビシパワーサウンドシステム』付きのお車で、
フロントに16センチのグラスファイバースピーカーと9センチスコーカーの2WAYで、
リアには16センチのグラスファイバーのコアキシャルスピーカーが付いているプレミアムサウンド車です。



プレミアムサウンド対応のベーシックパッケージの取付と、広範囲にわたっての防振作業を行います。



まずは前後のドアの内張を外して、セメントコーティングの作業を行います。



内張裏には白い吸音フェルトが貼ってありますが、これは一度取り外して・・



ツルツルの裏側のプラスチック部分には粗目を付ける加工を行って、
コーティング剤が剥がれない様にしてから塗り込みを行います。



セメントコーティングは試作の時点では均等に塗って、
ドアが重たくなる割には振動が取れなかったので、意図的に規則性を持たないランダムな厚い薄いを作って、
軽いのに振動が通過しないドアになる事が分かりました。



またそのままの石灰石を使うとひび割れが起こるので、つなぎになる成分が混ぜてあり、
その成分が乾燥すると化学変化で色が変わるので、青白い表面が乾燥と共に茶色っぽくなります。



このセメントコーティング剤は石灰石の産業が盛んな山口県ならではの産物で、
自分自身高校を卒業して一時的に石灰石加工会社で重油バーナーで石灰石を焼いて砕いて
出荷する仕事をしていて、母親は別な会社で石灰石の成分分析の仕事をしていました。



セメントコーティングを発案した時は母親は既に会社を辞めていて、
努めていた時の上司の方にお願いして、セメントコーティングの開発に力を貸して頂きました。



試作品が出来上がった後に山口県の産業振興のために研究施設に持ち込んで、
X線照射のテストをした上でセメントコーティングは完成しているので、
近年のセメントコーティングの人気の上昇も偶然ではなく、
きちんとした科学的根拠に基づく理論に立証された効果です。



実はテストを行った山口県産業技術センターは、同じ建物中にJAXA研究開発部門もある
かなり高度な計測機械を持った施設です。



売れる商品にはきちんとしたストーリーが存在しているというお話でした。



(エクリプスクロスの取付に関してはその2に続きます)



三菱EKワゴン スピーカーの音質アップ

2021-03-28
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、三菱のEKワゴンです。



オーディオレス車にカロッツェリアの1DINデッキを取り付けた状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付を行いました。



EKワゴンは先代のドアの中央付近の16センチスピーカーから・・



ドア下部の16センチスピーカーに変更されて、先代の中音は濃いが低音域が薄いから、
逆の特性に変わりました。



薄くなった中音域をカバーして、より生の音に近い音を再生するために
ベーシックパッケージの取付を行いました。



まずはAピラーの内張を外して、ピュアディオブランドのPSTケーブルを上から下に通します。



恋色の高音域専用のPSTケーブルは、ツイーター音域しか通さない部分では、
低い周波数を通さないので、専用設計で同じコストながら音質アップに貢献しています。



ダッシュの先端に両面テープが貼ってあるのは、ツイータースタンドの下の部分の油分を吸い取るためです。



油分を吸っている間にインパネを分解して・・



一度デッキを外して、裏からPSTケーブルの全帯域タイプの物を繋いで、
音信号をグローブボックス下に引いて行きます。



グローブボックス下には比重が高いMDF板を敷いて、その上に三菱のEKと日産のデイズ専用の値の
ピュアコンを取り付けました。



次に油分を吸い取った部分にスタンドを使ったピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
適切な仰角と振り角を付けたら取付は完了です。



音が鳴る様になったら調整用のCDを何枚か再生して、FMラジオの音も確認して、
イコライザー調整を行いました。



ただし1カ所1クリック動かしただだえでも音が荒く感じたので、
最終的に5バンド全てをフラットにして、ミッドの上限周波数を決めるコイルの値を
1マイクロヘンリ下げて、中音域の抜けを良くしてバランスを取りました。



シンプルなシステムながら、本来の音楽に近い音色に仕上がりました。



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