取付ブログ
ポルシェ911 カーオーディオの音質アップ 前編
2023-06-12
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、ポルシェの911です。
ポルシェ純正のナビオーディオとBOSEサウンドシステムを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付とドア防振の作業と、ドアのスピーカー交換などを行っています。
まずドアの内張を外すとドア内には20センチサイズのウーファーと10センチサイズのスコーカーが
入っていて、ウーファーとインナーパネルを外して防振作業に入ります。
外板裏はサイドインパクトビームと接着剤で繋がって響かない部分と、
何も貼ってなくて響きが残っている部分が混在していて、
響きの周波数と中心を見つけて共振点の違う材質を貼り合わせてドアが重たくならない割には
効率的に振動を抑えます。
カーン!という高い響きの周波数には柔らかい材質は効き目が薄いので、
共振点を違う金属を重ね合わせた防振メタルを貼って響きを抑えています。
外した内張の表はマスキングして、裏側に粗目を付ける下処理を行った後にセメントコーティングを行います。
スコーカー部分は金属シートで塞いでいるので、
中音と低音を分離している部分は中低音を1つのスピーカーで鳴らす様に変えるという事です。
ポルシェは剛性も高く、
アンプのチャンネル数もパワーも多いので満足されると思われる方もあると思いますが、
実際には不満に思われてピュアディオで改善される方もおられます。
これまでポルシェを4台デモカーとして購入して実験して、
ポルシェのSUVモデルの兄弟車も含めると、5台のポルシェ系の車を長期に渡ってチューニングして、
更に実走行で日常使いしてして来た実績を評価して頂いています。
電気系の作業の方は純正のツイーターを鳴らなくして・・
BOSEのパワーアンプをバイパスしてと、まだまだ続いて行きます。
今日のところはここまでで、これより先は『後編』でお届け致します。
レガシィアウトバック カーオーディオの音質アップ
2023-06-11
今日ご紹介する1台は、本日の完成予定車からスバルのレガシィアウトバックです。
スバル純正のアウトバック専用ナビオーディオが装着された状態で入庫されて、
以前システムを取り付けて頂いていましたが、追加の作業で入庫しています。
ダッシュにはワイドスタンドを製作してJU60ツイーターを取り付けて・・
ドアには片側3層のフル防振の施工を行って、
ピュアディオブランドのZSP-LTD15をインナーバッフルを製作して取り付けています。
今回はリアドアの防振の追加作業で、
外板裏に防振マットと防振メタルが貼り合わせてあるベーシック防振からグレードアップします。
サービスホールを金属シートで塞ぐ防振を行って、これから切り口にシリコーンを塗って行くところです。
ブチルゴムを含まない完全な金属シートなので、今の時期はかなりコスト高となっていますが、
表面のラミネート加工以外は完全な金属だけを使用する事で、
低音の量は増えたが音が実際の音楽と違って聴こえる事が無い様に材質にはこだわっています。
更に重ね貼りして芯を作る事によって、重さが増えない割に合成を上げる工夫もしています。
リアの内張にはセメントコーティングの施工がしてあり、白い吸音フェルトを一度剥がして、
セメントコーティングの施工が完全に乾燥してからフエルトを元の位置に戻します。
これでリアも片側3層のフル防振で、音質・静粛性・断熱性に優れたプレミアムなドアに変わりました。
最後に純正ナビのサウンドセッティング画面に入って、
これはダイアトーン製の内容で極力音を加工する機能は使わない様に、
自然な音に仕上がる様にセッティングを行います。
元のサウンドが低音を強調気味で作られていたので、低音絞り気味の高音域をやや上げて、
スタジオ的なサウンドに仕上げます。
ただ現在はまだシリコーンの乾燥待ちなので、午後からの納車となります。
オーラeパワー カーオーディオの音質アップ その2
2023-06-10
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から日産のノート・オーラeパワーです。
オーディオレス車にナビとスピーカーの取付と、ドア4枚の防振作業の続きです。
オーディオレスになるとヘッドレスト用のスピーカーが付いていなくて、
実際にこれまでヘッドレストスピーカー付きのお車のオーナーさんは耳に近すぎるという事で、
全く鳴らさないかやや鳴らすぐらいの使い方だったので、全く問題はありません。
ドアの内張にセメントコーティングを行ったのですが、1日目に湿気が多くて乾燥が悪かったので・・
2日目に天日干しを行ってカチッと仕上げました。
ドア側の防振ではオーラの外板裏には2枚の横長の防振材が貼ってあって、
同じ大きさの国産車に比べると響きが少ない方です。
リアにも1枚横長の防振材が貼ってあり、
先の形状が複雑なのはランダムな方が振動を抑えやすいからでしょう。
前後のドアの外板裏を指ではじいて、
どの場所にどの周波数に効果がある材質を貼るかをマーキングして防振作業に入ります。
フロントの入り組んだ部分にはマットをカットして貼り付けて、カーン!という高い周波数の響きの部分には
防振メタルを貼ります。
リアドアのこの位置から撮影すると
、スピーカー裏の黒の丸のマットと、四角からカットしたシルバーのマットと、
黒い正方形のマットとゴールドの防振メタルの4種類の共振点の違う材質が全て写っています。
オーラのお客様は完璧なプレミアム・コンパクトを目指されて、
サービスホールを金属シートで塞ぐ防振を前後にされて、
方ドア3層のフル防振4枚という、音質・静粛性・断熱性をアップした特別な1台になります。
今日のところはここまでで、続きは『その3』でお届け致します。
オーラeパワー カーオーディオの音質アップ その1
2023-06-09
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、日産のノート・オーラeパワーです。
オーラeパワーといえばヘッドレストにBOSE製のスピーカーが付いていて、
ディスプレイオーディオで、リアドアにはスピーカーが付いていない仕様が当たり前と思っていましたが・・
こちらのオーラはオーディオレス車で、
BOSEスピーカーではなくてリアドアにスピーカーが入っている仕様のお車です。
オーラは欲しいがオーディオは自由にしたいと思われるお客様は、
ダッシュのツイーターはJU60を取り付けるのでマスキングしてワイドスタンドの製作を行います。
JU60に合わせてドアスピーカーも交換します。
外した内張はマスキングして、ツルツルの裏面に粗目を付ける加工をして、
セメントコーティングの施工を行います。
リアの純正スピーカーはそのまま使用して、レベルを下げてコンサートホールの残響音程度に鳴らしますが、
車の静粛性と断熱性を上げるためにリアにもセメントコーティングの準備をします。
今日のところはここまでで、これより先は『その2』と『その3』でお届け致します。
デリカミニが納車に
2023-06-08
今日の午前に三菱ディーラーからデリカミニが届きました。
宇部西の三菱ディーラーではユーザーの車としては初納車という事でした。
今回は軽自動車のデモカーとしては珍しく、指定ナンバーの例の番号が付いていて、
そのうちイベント会場でデモンストレーション車として使われます。
当初は納車時には付かないと言われていたベースキャリアが、今日の朝一でディーラーに届いたそうで、
急いで付けて来られました。
まだナビは到着していないので、ナビレスの空洞の状態でマイパイロットがどうか走ってみました。
気になるのは宇部店を出発して最短距離で小野田方面に向かう墓地のある坂道で、
クロスビーが最大トルクが1700回転から出るのが、デリカミニが2400回転からですが、
ほぼ最大トルクの回転域で走って快適でした。
ただ気になるのがまだビニールのカバーを外していなかったので横揺れが気になり、
このビニールを外して走らないと横幅が狭いからか体が安定していないか分かりません。
クロスビーより優れている点は2つで、
1つはパーキングが電動なので信号待ちでブレーキから足が離せるのと・・
ちょっと不便な所にスイッチがありますが、ステアリングヒーターが付いている所です。
まだアイドリングストップキャンセラーを付けていないので、
信号待ちでいちいちエンジンが止まるのがうざいので、スイッチを押して切りました。
あっ、両側スライドドアで、リモコンキーで開け閉め出来る所もありました。
クロスビーはたまに代車に出ますが、基本は宇部店と倉庫の荷物を積んでの行き来と、
毎週土曜日の自分の無線の実験に使っていて、今回は代車の入れ替えではなく完全な増車になって、
しばらく乗ってデリカミニが社用車になると、クロスビーが完全な代車になるので、
しばらく乗り比べてからどうするか決めます。
ミラーは鏡かデジタルミラーか切り替えが出来て、横に小さくアラウンドビューが出て来ます。
車自体は快適機能が満載ですが、まだ防振作業がしてないので、
坂道でやたらとエンジン音が車内に入って来ます。
明日から少しずつナビやスピーカー周りの作業を行って行きます。