取付ブログ
アウディTTクーペ カーオーディオの音質アップ 前編
2023-07-15
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、アウディのTTクーペです。
この車はどこからディスプレイがポップアップするのだろう?と見ていましたら、
メーターパネル一体型のナビオーディオのためにダッシュはスッキリとしています。
内容はJU60ブラックを使用したプレミアムベーシックパッケージと、
ドアの防振とZSP-LTD15の取付の、
見た目はあまり変わりませんが超プレミアム仕様のTTクーペとなります。
まずドアの内張を外して、インナーパネルに金属シートを貼り付けます。
樹脂パネルのボンボンいう響きが気になるので防振していますが、
TTクーペの外板裏は工場装着の防振材がギッシリと貼り詰めてあるため、
これ以上貼ると音が詰まるのでそのまま使用します。
外した内張は裏側に粗目を付ける下処理を行って、セメントコーティングの施工を行って乾燥させます。
ドアの純正スピーカーを取り外して、13センチサイズのインナーバッフルを製作して、
上半分に金属シートでレインガードを作って、スピーカー裏が濡れない様にしています。
ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けて、
純正では表現出来なかった濃い中音域を再生させます。
内張りを元に戻したらドアの作業は完了です。
下地作りはここまでで、これより先は『後編』でお届け致します。
お知らせ
2023-07-14
サウンドピュアディオ宇部店と福岡店からのお知らせです。
8月のお盆休みですが、8月14日月曜日・15日火曜日・16日水曜日の三日間をお休みさせて頂きます。
お客様にはご不便をお掛け致しますが、何卒ご理解の程お願い致します。
もう一つのお知らせが、
本日7月14日金曜日の17時30分ぐらいから、福岡のクロスFMで井川が生放送で喋ります。
この時間は福岡ドームの隣のマークイズ福岡ももちの2階のクロスFMサウンドピュアディオスタジオから
放送されています。
16時30分から放送の『ミッシュ・マッシュ・フライデー』の中で喋りますので、
クロスFMが聞ける環境にある方は是非お聞き下さい。
以上お知らせ2件を書き込まさせて頂きました。
日産デイズ カーオーディオの音質アップ その1
2023-07-13
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、日産のデイズです。
カロッツェリアのサイバーナビを装着した状態で入庫となって、
ベーシックのWパッケージの取付をして頂いていたところからのシステムアップの作業です。
ダッシュの先端の純正ツイーターは使わず、
スタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けています。
ドア内には4種類の防振材を貼り合わせたベーシック防振の施工を行っていて、
ここからシステムアップをして行きます。
まずドアの内張を外して・・
サービスホールに金属シートを貼り付ける防振をプラスします。
内張り裏にはセメントコーティングの施工を行って、これで方ドア3層のフル防振の状態になりました。
この年式のデイズはドアの中ほどに16センチスピーカーが付いていて、
ここにアウターバッフルを製作して13センチスピーカーを取り付ける予定を、
ちょうど通常のスピーカー位置にサービスホールが空いているので、
ここを利用してアウター・スラントバッフルを製作します。
内張りの表をマスキングして、ドリンクホルダーを切り取ってアウターを作ります。
デイズはダッシュの左右にもドリンクホルダーが付いているので、
音質的にこちらの方が良いという事でこちらを希望されたので、今から木とパテを使って造作して行きます。
ダッシュのツイーターは交換して、ワイドスタンドを使用するので製作していて、
この時期なかなかエアコンの除湿機能だけでは乾燥しないので、遠赤外線ヒーターを使って乾かしています。
今日のところはここまでで、この続きは『その2』でお届け致します。
三菱アイ カーオーディオの音質アップ
2023-07-12
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、三菱のアイです。
オーディオレス車にカロッツェリアの1DINのデッキを取り付けて、
ベーシックのトリプルパッケージを取り付けられていたところからのシステムアップです。
ドア内はサービスホールを金属シートで塞ぐ防振を加えて・・
内張り裏にセメントコーティングを加えて方ドア3層のフル防振にしてあります。
ドアの内張の表にはアウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-MIDを取り付けています。
ツイーターはピュアディオブランドのATX-30のアップグレードツイーターで、
最初はシンプルスタンドで取り付けていたのをワイドスタンドを製作しました。
ATX-30とJU60はサイズが同じに設計されていて、
ツイーターの互換が効くので試し聴きでJU60のブラックを取り付けてみました。
ピュアコンの値はJU60のブラックに換えてみて聴いて・・
イコライザーを1カ所1クリック動かして聴感上のフラットにしました。
ただし1DINデッキのイコライザーは動かした周波数以外のバンドに影響が出て、
何だか他の周波数がくすんだ気がするので、ピュアコンの値を変えてみて、
イコライザーがフラットで生音・生声に近くなる様に調整しました。
周波数ごとのレベルが合うのと、音色がきちんと合うというのは別問題で、
いくら測定上でフラットになってもそれが良い音とは限らないという事が分かった作業でした。
山下達郎さんの生声を求めて
2023-07-10
昨日は15時に仕事を切り上げて、周南市の周南文化会館にコンサートを聴きに行きました。
アーティストは山下達郎さんで、パフォーマンス2023という全国ツアーで、
周南市文化会館は5年ぶりだそうです。
山口県は4会場目で、MCもまだ完成していないアットホームな感じで、
これまでは最後の方が多かったので新鮮な感じがしました。
今回のコンサートはJFN系のFM山口が主催名義で、
ひょっしたら公演後に放送に会うという時間があって、そこに加われるかも?と甘い事を考えていたら、
昨日は他の方も会えない様で、自分はひたすらコンサート内で生声を集める事に集中しました。
前回は確か前から15列目で、それでも良い席と思っていたのが、今回は前から7列目の27番で、
マイクスタンドは27番と28番の間に立っていて、これはど真ん中と言ってもいいでしょう。
6列目からはファンクラブの方の様で、前に座っておられた方は東京から新幹線で来られて、
広島で止まってしまったのでレンタカーで来ようかと思っていたら、在来線が通っていたので、
それに乗って来られたと話されていました。
そんな大雨の中にやっとの事で着かれた方も多い貴重なコンサートを、
ここぞとばかりに真剣な聴き方をして、前回も使った自分の聴き方を再現しますと、
これだ!という楽曲のボーカル部分では手を耳の後ろに当てて、
後ろの残響音と左右のPAの音を極力聞かない様にして、
前から飛んでくる達郎さんの生音を集めるという手法で、15列目と7列目は聴こえ方が全然違います。
そこに加えてスタンドからマイクを外してハンドマイクで、舞台の一番前まで出て来るシーンもあって、
「ここだ!」と自分も50センチ程度前に体を乗り出して、達郎さんが1・5メートル程度前に出られたので、
合わせて2メートルほど距離が近づきました。
以前から掛け声の「カモン!」とか、「ヘイ!」はマイクから少し横にそらして言われているので、
それはほとんどマイクを通らず生声で、『ドーナッツソング』は演奏に比べて声の比率が高いために
かなり生声を収集出来ました。
ただいつもあるかどうかは時の運の、
マイクを持たずにPAを通さず生の声を客席に届けるが今回はありました!
そんなこんなで前半でしっかりと生声のイメージを頭に焼き付ける事が出来て、
「本来の声はこうだが、PAを通すとこんな風に聴こえる。」というのが分かるぐらいになりました。
そのため自分の大好きな『クリスマスイブ』を耳に手を当てる状態ではなく、
PA通しで初めて最初から終わりまで聴いて、「会場でクリスマスイブを聴くとこんな風に聴こえるのか。」と
実感出来ました。
行と帰りはアウディeトロンで移動していて、
この車で最もあたりの良いコンデンサはこれだろうという値が頭の中をよぎりましたが、
お客様に最優先でお渡ししているので、本当にピッタリ合わせるのはもう少し先になりそうです。
その分お客様には、今あるパーツの中で最もあたりの良い物を付けているので、
そこはお客様の方がいいなと思う事もあります。
そんなこんなの山下達郎さんのコンサートは、
その日の2時30分ごろにジャニーズ問題に関するコメントを述べられて、
ちょっとナーバスな雰囲気かと思えばコンサートはそうでもなく、
自分も専務も会場の皆さんおそらく今までで最高のパフォーマンスを届けて下さったと思います。
帰りに自分は『ライド・オン・タイム』のLPレコードを買って・・
専務はパンフレットとグッズをフル買いしていました。
普通は買えないCDも4枚買って帰りました。
1990年前後は山下達郎さんのCDを使って音調整を行っていて、
一度他のアーティストさんに浮気して、
それから2000年前後も一度達郎さんの楽曲を調整用に使っていて、
2006年以降は実際にお会いして生声・生音が聴けるアーティストさんが
調整用CDとして使って来ましたが、今日から再び山下達郎さんの楽曲も調整用のCDに加えます。
今回のコンサートは会場の良い席に座る事が出来て、かなりの時間生の声を聴く事が出来て、
カーオーディオの音造りを行うために貴重な体験が出来たと思います。