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取付ブログ

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ノートeパワー スピーカーの音質アップ

2023-05-31
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の完成車から、日産のノートeパワーの作業の後半です。



カロッツェリアの楽ナビを装着して入庫されて、ベーシックの5thパッケージの作業なので、
1日では仕上がらず、2日にまたがって作業を行っています。



セメントコーティングの塗りが乾燥するのを待つ間に、
ドアの外板裏のベーシック防振を前後のドア4枚に施工しました。



何も貼ってない響きが残る外板裏に、防振マット3種類と防振メタルを場所を選んで貼り合わせて、
響きの周波数と響きの中心を考慮して独自の貼り合わせを行っています。



マットは四角そのままを貼ったり、5対5や6対4や7対3などにカットして貼る場合もあります。



既に施工実績のある車は、事前にどの場所にどの様に貼るかが手順書に書かれていて、
指で図の位置を軽くはじいて、そこが響きの中心かどうか確かめてから貼り付けています。



ベーシック防振が終わって、セメントコーティングの乾燥が終わった内張を4枚組付ければ、
ドアの作業は完了です。



ベーシックパッケージは見た目の変化がダッシュにツイーターが乗っただけの変化ですが、
ナビオーディオは一度取り外して、裏から直接音信号を取り出して、
ピュアディオブランドのPSTケーブルをグローブボックス下に引いて行きます。



この手間もトレードインスピーカーの様に純正ケーブルの末端から音を取り出す簡単な方法と違って、
高音質への秘訣となっています。



グローブボックス下にはMDF板を敷いて、その上にピュアコンの6ピース構成の物を取りつけました。



コイルは白いボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きした物で、
ブラックボックスはメインユニットにツイーターアシストユニットを加えた4連ボックスです。



ツイーターはJBLの508GTIで、以前に旧グループ店で購入されたもので、
前のお車の時に音や対応に不満があるという事で来店されて、
ピュアコンの値などを変えて改善して使用されていた物を移設して取り付けました。



全ての結線が終わって音が鳴る様になったら楽ナビのイコライザー調整とピュアコンの値合わせを行って、
ツイーターは使い込んでいるので、今のコンディションに合わせて値を選びました。



お客様は岡山県からお越し頂いているので、
コロナ禍の間は長距離の移動は避けられていて、何年かノーマルで聴いておられたので、
ドアスピーカーは鳴らしていて、ツイーターは鳴らしていない状態だったので、
最初に色々なジャンルの音楽をかけてツイーターを慣らして、それから調整に入りました。



最初はイコライザーをかなり動かさないと音が浮いて来なかったのが、
鳴らし込みとピュアコンのパーツの6個の値合わせでどんどん音がフラットに近づいて来て、
最後は楽ナビのイコライザーがフラットが一番音が素直に聴けるという、理想の状態で鳴らす事が出来ました。



仕上がり時間をお客様の希望の時間に何んとか合わせる事が出来て、
一緒に来られていた家族の方は先にアイドリングの状態で車内に乗られていたところ、
アイドリングの状態でも4枚のドアの2層の防振の効果が実感出来たそうで、
岡山県までの帰りの道中は行よりもかなり快適だったのではないでしょうか。



遠方よりのご来店ありがとうございました。



ノートeパワー スピーカーの音質アップ その1

2023-05-29
今日ご紹介する1台は、一昨日宇部店に入庫した日産のノートeパワーです。



岡山県から旅行を兼ねて来店されて、作業の間は代車で山口県観光を1泊でされている間に作業を行いました。



システムはオーディオレス車にカロッツェリアの楽ナビを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージのといり付けと、ベーシック防振とセメントコーティングを前後のドアに行う、
5thパッケージの作業を行いました。



取り付け時間は土曜日の夕方から日曜日の夕方の丸一日で、普通は間に合わないスケジュールなのですが、
井川家の次男と長男が力を合わせて納期に間に合わせます。



あっ、なぜ次男の方を先に書いたかというと、
次男の方は大学に通いながら休みは仕事を手伝っていたので先輩になるからです。



まずは長男が全帯域のレベルをスペアナを使ってモノラル測定を行って・・



その後で二人で力を合わせてまずはドアの内張を4枚外します。



この年式のノートeパワーはサービスホールの防水シートに吸音ゴムが貼ってあるので、
2層の防振でも2・5層ぐらいの効果があるので、2層を4枚にされる方が多いです。



ベーシックパッケージなのでドアの16センチのデュアルコーンスピーカーは
そのまま使用しますが、ピュアコンを通す事で低音に重みが出て、
デュアルコーン部分の安っぽい高音はピュアコンでカットしているので、
スッキリと締まった音に変わった上に上質なツイーターの音を加えます。



防振作業は外した内張に貼ってある吸音フェルトを一度剥がして・・



外した内張の裏は表面がツルツルで、
いくらセメントコーティングの中につなぎの成分が入っていても剥がれを起こすので、
機械を使って粗目を付けて剥がれない様に施工を行います。



セメントコーティングは乾燥するのに時間がかかるので、
その日のうちに塗り込んでから一晩寝かせて、朝の状態ではまだ青白い所が残っていたので、
昼過ぎぐらいに完全に乾燥してから居オウンフェルトを元に戻します。



それでも前の夜に塗ってから帰ったからこの時間の仕上がりで、
うちの息子2人は後継者で従業員ではないので、
働き方改革の対象外なのでこれが社員だと残業禁止なので納期が間に合わないところでした。



今日のところはここまでで、続きは『その2』で後日書き込みます。



アウディQ3 カーオーディオの音質アップ その3

2023-05-28
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の完成車からアウディのQ3スポーツバックです。



アウディ専用のディスプレイオーディオ車にフロント2WAYのスピーカーと、
ラゲッジにサブウーファーの取付を行いました。



方ドア3層のフル防振の施工を行った後に、アウター・スラントのバッフルを製作して、
バッフルとドアを金属リングで繋いで、内側をセメントコーティングで固めています。



セメントコーティングが乾燥したら、
バッフルにピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けたらドアの作業は完了です。



次に福岡店で型取りして宇部店で植毛塗装を行ったワイドスタンドに、
JU60のユニットを取り付けて、フロントハイエンドの2WAYスピーカーが完成しました。



ツイーターの根元まではピュアディオブランドのSKY3のケーブルで超低ロスで音信号を送って来ています。



ラゲッジルームの左端には25センチサイズの頑丈なエンクロージャーを組んで、
ピュアディオブランドのZSPのシルバーコーンのサブウーファーが取り付けられています。



ウーファーを鳴らすアンプは助手席下に取り付けられたJBLのウーファー用のモノラルアンプで、
フロント2WAYは車輛アンプで鳴らしている、車全体で3WAY構成となるシステムが完成しました。



Q3の音調整はバスとトレブルとフェダーと車速感応ボリュームの調整で、
これらとピュアコンの数値の組み合わせで音をコントロールしました。



最近は戦争の影響で精度の高い電子部品が入手し難くて、JU60用のピュアコンは全ての数値を在庫出来ず、
調整の時に出そうな値を持ち歩いて数の少なさをカバーしています。



今回は合計10ピースのフルバージョンで音調整を行って、バス・トレブルだけのトーン調整も、
ピュアコンの数で調整出来るポイントが多く、サブウーファーとのつながりも同時に調整しています。



別に狙っている訳ではないのですが、たまたま今回も調整時にFMラジオを聴いていたら、
クロスFMはサウンドピュアディオスタジオから生放送の時間で、
勝手知ったる自社の名前の付いたスタジオからの音も確認しました。



アウディのプレミアムイメージに合う、音質・静粛性・断熱性に優れたQ3スポーツバックが完成しました。



スズキ・ジムニー スピーカーの音質アップ

2023-05-27
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、スズキのジムニーです。



オーディオレス車にカロッツェリアのサイバーナビの大画面タイプの物を装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工とセメントコーティングの施工の、
トリプルパッケージの作業を行いました。



まずはドアの内張を外して、何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。



外した内張にはマスキングを行って、ツルツルのプラスティック面に粗目を付ける下処理を行った後に
セメントコーティングを行います。



薄いジムニーの内張がランダムに厚い薄いを作ったセメントコーティングで、
表面に乗った振動が打ち消されて、音の響が良くて静粛性が高く、
そして断熱性が上がったドアに変わりました。



ツイーターは前に乗られていたお車から移設して来たJBLのP560型のツイーターで、
もう長い期間使われています。



グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、
その上にオプションのSSFを加えた6ピース構成のピュアコンを取り付けました。



全ての結線が終わったらサイバーナビの調整を行って、
まずはタイムアライメントが全てゼロになっている事を確かめて、
このままタイムアライメントは最後までゼロのままで調整するのがピュアディオ流です。



なぜ使わないかというと、簡単に定位が決まる反面、何をしても本来の音楽の音色から変わってしまい、
逆にストレスになってしまうのでこの手の時定数をいじる機能は全てゼロにしています。



この年式のサイバーナビは簡単な5バンドイコライザーと
31バンドの詳細イコライザーが2重にかかっていて、
5バンドはパッケージのフラットとカスタムのフラットの2種類があって、良く聴くと微妙に音色が違うので、
抑圧感の少ないカスタムをフラットの状態で31バンド側の調整を行いました。



12センチの純正スピーカーとJBLのツイーターの能率差を考慮して、
あれこれとレベルを動かしてセッティングを終了しました。



ジムニーのお客様が来てされていた時は
ちょうどクロスFMのサウンドピュアディオからの生放送の時間で、
自社の名前のスタジオを持つ事がカーオーディオの音を良くする事に
こんなにメリットがあるというお話をした後に納車させて頂きました。



もう一つジムニーのお客様はサウンドピュアディオのユーザーになられた後にアマチュア無線を始められて、
その機種選択にも自分がアドバイスをさせて頂いて、その事は作業ブログ以外の部分で詳しく書き込まさせて
頂きます。



コンパクトな室内に小気味良いスタジオ的なサウンドと、
145メガと433メガの50ワット送信が可能な無線機とが融合した、特別なジムニーに仕上がっています。



アウディQ3 カーオーディオの音質アップ その2

2023-05-26
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、アウディのQ3スポーツバックの続きです。



リア周りにマスキングしてあるのは、ラゲッジ周りも作業しているからですが、
今日は主にドア周りの作業をご紹介します。



ドアの内張は前後4枚外してセメントコーティングを行っています。



撮影を行った時はまだ乾燥するまで、乾燥して茶色ぽくなった部分と、
まだ乾く前の青白い部分が混在しています。



何故青白いかというと、ただの石灰質だけではひび割れが起こるため、
たわみを持たすための材質が混ぜられていて、
その部分が乾くと化学変化を起こすので色が変わってくるのでした。



このたわみを持たせる実験はある研究機関を使って実験していますが、
セメントコーティングの開発時にX線照射を行った部署には、現在ピュアディオのお客様がおられて、
他にもう一方その研究室の中にお客様がおられて、どちらも開発当時はおられなかった方ですが、
きちんとした研究の元に成分が決められている事は良く分かっておられると思います。



次にドアの鉄板側の作業では工場装着の防振材が広範囲に貼ってありますが、
防振材の無い部分には防振マットと防振メタルを貼り合わせて純正のマットでは取り切れない振動を
抑えています。



内側の鉄板にサービスホールを金属シートで塞いで、
大きなインナーパネルの表面には金属シートを密着させて貼り付けて、
フロントドアは方ドア3層のフル防振としています。



この金属シートはブチルゴムを一切含んでいない材質で、
今はこの厚さの物は入手が難しく価格も高いのですが、ここは正確な音色で再生るために譲れない部分です。



スピーカーサイズはフロントが20センチで、リアが16センチとなっていて、
ポルシェのSUVと同じサイズの物を使用しています。



フロントのドアで使うスピーカーケーブルは昨日宇部店で焼き入れを行っていて、
370度で熱したハンダ槽にエナメル質で絶縁されたSKY3のケーブルを漬け込んで、
エナメル質を焼き切って導通させます。



この焼き入れが絶妙なタイミングで、焼きが足らないと内側に絶縁部分が残って導電率が落ちて、
逆に焼き入れが多いと外側の線が溶けてしまうので本数が減って導電率が下がるので、
かなりの匠の技が必要です。



最後に24金メッキの端子を取り付けて、
端子とケーブルに銀入りハンダを染み込ませたらケーブルは完成です。



今日のところはここまでで、続きは『その3』でお届け致します。



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