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取付ブログ

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ノア カーオーディオの音質アップ

2023-08-05
今日ご紹介する1台は、本日の福岡店の作業から、トヨタのノアです。



ナカミチのCD-700KKとパナソニックのストラーダをWで取り付けられていて、
ダッシュにはワイドスタンドを製作してB&Wの限定品のツイーターを取り付けています。



ドアには方ドア3層のフル防振の施工を行った後に、アウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-MIDを取り付けてあります。



ラゲッジには25センチのウーファーボックスを組み込んで、
25センチのピュアディオブランドのZSPウーファーとナカミチのパワーアンプを取り付けてある
フルシステムです。



実はノアのお客様は長崎県から起こし頂いていて、
長期の休みを利用してシステムアップのために2泊3日でお預かりして作業を行っていました。



実は前の前のお車からシステムを移設して来られていて、
でもピュアコンは20年ぐらいブラックボックスとアシストユニットを交換されてなかったので、
今回の2泊3日の作業で最新版に交換する事にして、
宇部店から大量にブラックボックスを車に積んで来ました。



一度木曜日に福岡店に来ていて、そこで音を聴いて「ここからここまでの値が必要。」と調べて、
合いそうな値を数種類製作して持って来ました。



そして古いピュアコンを外して助手席シート下にブラックボックス4連とコイルの6点を交換して取り付けて、
音を聴きながら細かく値を調整して。



何種類か聴き比べて、最も生音・生声に近い値を探して取り付けて・・



それと同時にタブレットをリアと繋いでイコライザー調整も行いました。



先ほどお客様が車を取りに来られて、
音を聴いて一言「余分な音が一切無くなっている!」と最新の4桁の数値で
正確にインピーダンスが合わせてある、ひずみがほとんどないピュアなサウンドに満足して頂きました。



遠方のためになかなか調整に来る事が出来なかったのですが、2日半お預け頂いて、
こちらも納得行までしっかりと音調整させて頂きました。



VWゴルフ8 カーオーディオの音質アップ その2

2023-08-04
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、先日からのゴルフ8の続きです。



ゴルフⅦではグローブボックスを開けて専用金具でプレイヤー部を引き出してから
音信号を取り出していたのが、8ではグローブボックス周りを全て取り外さないと音信号が取り出せません。



トレードインスピーカーの様にスピーカー裏から音信号を取り出す方法に比べてかなり時間がかかりますが、
ここは高音質を得るための第一歩なので譲れない部分です。



型取りしたツイータースタンドは現在宇部店で植毛塗装のためにここには無く・・



その間にドアの内張にセメントコーティングの施工を行って、
アウター・スラントのバッフルの製作を行いました。



昨日の自分の福岡店での仕事はインナーパネルの表を指ではじいて響きを確かめて、
防振メタルを貼る位置を決めました。



そしてスピーカー裏の鉄板も指ではじいて、どこにどんな材質を貼るかを決めます。



ただスピーカー裏は防振用のペーストが工場で塗られていて、これが無いと余分な響きが出るのですが、
あっても僅かな防振効果しか得られないので、ここの防振はかなり苦労をしました。



実はゴルフ8自体は2台目の作業ですが、
最初の1台がケンウッドのトレードインスピーカーが付いた状態で入庫して、
それを撤去してのベーシックパッケージの取付で、
しかもVWの純正スピーカーがどこかに捨てられた状態で入庫となったために、
仕方なくゴルフⅦの純正16センチを取り付けてベーシックのデーター取りを行いました。



今回分かったのは、先代と現行で16センチスピーカーの構造は同じ物を使っている様です。



素のゴルフ8からの取付は今回が初めてで、しかもハイエンド2WAYの取付なので、
それなりの時間を要しながら作業を進めています。



今日のところはここまでで、続きは『その3』でお届け致します。



クロストレック カーオーディオの音質アップ その4

2023-08-03
今日ご紹介する1台は、宇部店の先日からの作業の続きで、スバルのクロストレックです。



アウター・スラントのバッフルが完成した所にピュアディオブランドのZSP-LTD15を
取り付けています。



元々はこんな感じのグリルからかなり変わりました。



ダッシュのワイドスタンドも完成して、JU60のブラックタイプを取り付けています。



ラゲッジの右サイドには25センチのエンクロージャーを組み込んで、
ピュアディオブランドの25センチウーファーを取り付けています。



このウーファーはベースモデルが存在していて、
ベースモデルとピュアディオモデルはマグネットの磁気が変えてあります。



普通は弱い磁気を強くして音質を上げると思われそうですが、
このモデルは磁気が強すぎてオーバークオリティーというか、
これ見よがしな音で鳴るために磁気が弱くしてあります。



工場から届いたモデルはそれでもまだ磁気が強くて、
あるリングをカットしてもう少し下げて、それでやっとスタジオ的な鳴り方に合わせています。



1980年代の終わり頃から1990年代の初頭は
まだスタジオ的な滑らかな音のカー用のスピーカーが存在していましたが、
いつからかこれ見よがしな音がどぎついスピーカーが増えて来て、
2000年代になったら販売したいスピーカーが無くなって来て、
それでピュアディオモデルを生産してもらう様になりました。



ZSPシリーズの13センチスピーカーも他よりは磁気が弱いというか、
適切に設定してあり、確かに弱いよりは強い方が良いのですが、
一定の数値を超えて来ると逆に派手で本来の音楽の音とは外れて来てしまいます。



そういう意味ではP社の青いバッテリーなどは、ピークホールド性能を上げ過ぎたために、
高性能ではあるけれども音が派手に聴こえるので、オーディオ向きとは言えないでしょう。



オーバースペックの話はこのぐらいにして、
デッキ周りは2DINの下段にナカミチのCD-700KKを取り付けて、
上段にアルパインのディスプレイオーディオを取り付けています。



グローブボックスの下には比重の高いMDF板を敷いて、
ブラックボックス4連のピュアコンを取り付けてフロント2WAYを鳴らしています。



リアにはナカミチのパワーアンプ2台とピュアディオチューンのデジタルプロセッサーが取り付けてあり、
運転席からタブレットでプロセッサーと通信してイコライザーとチャンネルディバイダーの値を変えています。



ブラックボックスが3個目で決まり、コイルが5個目で決まり、
イコライザーとチャンネルディバイダーの調整を行って、クロストレックの音調整は完了しました。



ただし音が決まってもまだラゲッジのアンプボードが完成していないので、そちらが出来次第完成となります。



新・お客様の質問にお答えして 第40話

2023-08-02
新お客様の質問にお答えしてのシリーズも第40話となり、全シリーズの倍を超える長さとなりました。



新シリーズになってから最も変わった部分は、
中学・高校とあれだけ熱中した無線の実験を社会人になって数年で全くやめてしまい、
そんな事があった事すら忘れていたのが、37年ぶりに無線の実験を始めてから、
なぜあんなに夢中になって実験していたのか?とか、ひょっとしたらあの頃の実験が体に染みついて、
知らない間に特殊な能力が身に付いていたのでは?と今更ながら気が付いて、
過去の実験を思い出しながら新シリーズのアイテムを開発行い、
これまでここが限界と思っていたスペックを超える事が出来たという事でしょう。



先日7月23日にうちの娘の誕生日が来て、
毎年誕生日が来る度に「あー、そろそろピュアコンが誕生した秋になるな。」と過去を思い起こします。



そんなピュアコンについてのお客様からのご質問を頂いていて、
「ピュアコンに使うコイルのストックは、よく見ると同じ値が何個もある様に見えますが、
あんなに沢山在庫を持つ必要があるのですか?」という事について頂きました。



確かに1つの値が1セットしかない部分と、同じ値なのに3セットも在庫がある部分が混在しています。



1セットしか在庫していない値は半年に1度ぐらいしか出番が無い値で、
3セット在庫している値は1週間の間に2回出る可能性がある値で、
各種1セットしか持っていないともしある値が出て次に同じ値が必要な場合に近似値で取り付けてしまうと、
本当に合っていない値を聴いてしまうとそれに耳が影響されてはいけないので、
常に最適な値をセットするために少し多めに在庫を持っておくクセを付けています。



もう1つコイルについてのご質問が、
「1マイクロとか0・5マイクロ刻みでストックされていますが、本当にそんなに細かく必要なのですか?」
という問も頂いていました。



普通ミッドスピーカーの上限周波数を決めるコイルは1マイクロ単位で在庫していますが、
値によっては0・5マイクロ単位で在庫している物もあります。



ZSP-MID用のコイルは最初から0・5マイクロ刻みでストックしていますが、
ベーシック用で一部0・5マイクロ刻みで用意している値もあります。



それは実際に音を聴きながら調整していて、自分が仲の良いボーカリストや演奏家の方のCDを聴いたり、
サウンドピュアディオと名が付くFMラジオの放送局からの電波を受信していると、
元の音がよく分かっているためにちょとの差でも気になります。



そのため例えば45マイクロでもないし46マイクロでもでもないし、
その中間に本当に合う値が合うとすればそれを作ってマッチングさせて、
次に同じ車種が入庫した時のためにあらかじめ作って用意しているからです。



コイルについてはピュアコンの外付けのコイルもあれば、ブラックボックスの中にもコイルが含まれています。



こちらは機械巻された物を必要な値までほどいていってストックしていますが、
店頭に大手メーカー製のコイルを見本として置いていたら、
「この透明のコイルは音が良いんですよね?」とお客様に聞かれた事があります。



下のコイルと上のコイルはどう見ても上のコイルが音が良さそうに見えますが、
実は本当に音が良いというか自然に鳴るのは下の方のコイルです。



上のコイルは見た目を重視したために、透明の厚いアクリルで覆われていて、
ここの部分がコイルに信号を通すと生まれて来る微弱振動を閉じ込めてしまって、
コイルにストレスを与えてしまうために、コイルの微弱振動をケースに逃がしたり、
比重の高いMDF板に逃がす事によって理想的な音質に仕上がる様にしています。



こちらは赤い巻きの大きなコイルの下にベークライト板を敷いて、その下に比重の高いMDF板を敷いて、
実はコイルとベークライト版の間にぷらしちっくの6点支持がしてあり、
そのプラスチック部分は6点に均等に力がかかる様にやすり掛けして水平を保っています。



よく熱収縮チューブにパーツが入って車内の隙間にぶら下がっている取付写真が
ショップのブログで見られますが、時間をかけて本当にピッタリ合わせたネットワークなら、
そんな取付は絶対に出来ないはずです。



よくピアノの調律に似ていると言われますが、
そういう自分も2007年に自社が主催するコンサートのリハーサルで初めて調律の手法を見たぐらいで、
自分がお金を払って調律師の方を雇ったからこそその技を車の中に持ち込みたいと、
今の手法に繋がっていて、このベークライトはそれ以降に考案した方法です。



他に最近よく頂くご質問で、「戦争の影響はまだ出ていますか?」という事ですが、
早く戦争が終わらないと作業の手数が増えて困っています。



毎日製作室でハンダ付けを行っていますが、ズボンに穴が空かない様にエプロンをしていて、
そこに落ちた高いハンダの粒を集めて利用しています。



集めてそのまま使用するのではなくて・・



ハンダ槽に入れて370度で溶かして、それから純度の高い部分を抽出してから使用しています。



過去には中東戦争や同時多発テロの反撃の時期には純度の高いハンダが軍用に使われて
回って来なくなってかなり苦労しましたが、同時多発テロの反撃の時で半年ぐらいで元に戻ったので、
今の様にこぼれたハンダの粒をピンセットでつまんでなどという事はありませんでした。



純度の高い部分を抽出するとオブジェの様な変な形になりますが、
これはわざとではなくて偶然こんな形に固まってしまいます。



何だか可愛くて溶かして使う気になれませんが、
これを溶かして使わないと純度の高いハンダが足らなくなるので、心を鬼にして使っています。



他に戦争の影響は、欲しいコンデンサの値がなかなか手に入らない事でしょうか。



以前は100個とか200個で仕入れたいたものが、
前回は25個で全て計測したら1マイクロをやや下回る物が2個で・・



今回は購入数を減らして10個にしても1マイクロちょうどやそれ以下がほとんどありません。



自分の予想では1マイクロちょうどはどこかに測定器メーカーが選別して買っていて、
世の中にはほとんど出回らないのと、工場の中が暑いとマイクロ数がやや上昇する傾向になるので、
秋から冬にかけないと1マイクロ以下が出て来ないのではないかと思っています。



こんな値の僅かな違いで音が変わるのか?と他店のお客さんは思われるでしょうが、
先々週の土曜日にAAAのアシストユニットに付け替えたけれども、
まだ自分が細かく調整していなかった方のお車を、
勝手知ったるサウンドピュアディオスタジオの電波を元に音調整したら、
ビックリする様な正確な音に変わったと喜ばれていました。



ただその方はサウンドピュアディオとお付き合いのあるアーティストさん2方と生で会っておられるので、
造作した良い音ではなくて、本人の生声を知った上での良い音という意味で、
細かな値の違いはそういう方にはハッキリと分かるレベルの差です。



以上新・お客様の質問にお答えしての第40話でした。



クロストレック カーオーディオの音質アップ その3

2023-07-31
今日ご紹介する1台は、先日からの宇部店の作業の続きで、スバルのクロストレックです。



バンパーを広くマスキングしていますが、
ラゲッジ周りの作業は右サイドに25センチサイズのウーファーボックスの作り込みです。



ダッシュも広くマスキングしていて、JU60用のワイドスタンドをパテ盛りして形成しています。



パテ盛りが終わったら植毛塗装の部屋で繊維を吹き付け塗装を行って、エアコンの前で乾燥させます。



デッキ周りはナビの配線の割り出しを行って・・



これからアルパインのディスプレイオーディオを取り付けます。



クロストレックにはまだオーディオレス車が設定してあって、
これはガソリン車かと思ったらEボクサーのハイブリット車でした。



ドアの方はアウタースラントのバッフルを製作して、金属リングでアウターと内張りとドアを繋いで・・



金属リングの内側をセメントコーティングしてから乾燥させます。



ダッシュは型取りが終わったのでマスキングを外して、
ピュアディオブランドのPMBのケーブルを引いて来ています。



今の時点での作業の進行はここまでで、フルシステムの取付なので後数日工期がかかります。



次回は完成した姿をお見せ出来ると思いますが、これより先は『その4』でお届け致します。



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