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取付ブログ

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トヨタ新型スープラ スピーカーの音質アップ

2022-04-16
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、トヨタの新型スープラです。



専用のディスプレイオーディオ付きのお車で、
フロント2WAYプラスリアにサブウーファー2個のJBLサウンドのプレミアムオーディオ車です。



JBLにはかなり詳しいお客様で、ホームオーディオのJBLと比べるとかなり聴き劣りするという事で
作業にお預かりしました。



まずはリアのラゲッジ周りを分解して、車両のパワーアンプを探しました。



ウーファーの音が軽すぎて、ポコポコ鳴る感じがするので、インピーダンス補正回路を入れて、
音に重みを持たせました。



ドア上部のJBLツイーターは音に伸びが無いので、
ダッシュにピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
ATX-25単体のツイーターとJBLとWで鳴らす方式の2通りを試してみました。



結論としてはダッシュにサイズの大きいATXー30Jを取り付けて、
スコーカーとでフロント2WAYで鳴らすのが一番組み合わせが良い事が分かり、
この状態でピュアコンの値を探りました。



6ピース構成でATX-25か4ピース構成でATX-30Jかで予算はほぼ同じでしたが、
聴感上で後者の方がバランスが良く、白いボビンにピンクのラベルの一から手作業で巻き上げたコイルに、
ブラックボックスは今回新型スープラのJBL仕様車用に新設計で作った値の物を使っています。



新型スープラが初めての入庫で、更にJBLのプレミアム仕様とあって、
開発に時間がかかったために1週間近くお預かりしていました。



最初の頃はかなりあれこれとイコライザーを動かしていましたが、
音が整って来るにしたがってフラットに近くなって、最終的には低音部分のみを下げて、
後はフラットで完成させました。



ウーファーはインピーダンスを上昇させて音に重みを付けたのですが、
それでもレベルが強くて、ノーマルでは本当にポコポコ量だけ出ている感じが、
かなり音が締まって聴こえて、高音域が負けていたところからトータルでのバランスが良くなりました。



お客様が完成車を聴かれて、ライブ音源の拍手の音が目の前で聴こえる様になったそうで、
自分が聴いた感じでももうノーマルには戻れないぐらいの音の差が出ています。



ドアのスコーカーを変えればもっと中音域が良くなりそうですが、
ここは銘柄は慎重に選ばないといけなくて、将来的な目標として提案させて頂きました。



自動車業界もこれだけプレミアムサウンドが普及するとアフターマーケットで
対応出来る商品が無くなって来て、サウンドピュアディオでも毎回時間をかけて
対応出来るピュアコンの開発を続けていかないといけません。



2001年にベーシックの第一弾を発売した時は、ZSPをお使いのハイエンドユーザーの方から
「サウンドピュアディオはZSPの様な高級品だけを販売して、
ベーシックの様な安い商品を販売しないで欲しい!」というお叱りを受けていましたが、
10年・20年後の自動車メーカーのプレミアムサウンド車の大量の普及を予測しての
発売をさせて頂いた事が、今となっては正解だった事がお分かり頂けたと思います。



先日のクロスFMの放送は

2022-04-15
4月13日の水曜日は、北九州市の小倉駅前にあるセントシティの10階にある、
クロスFMのスタジオに生放送で喋りに行っていました。



入り口の前に立つとセントシティが1周年と書いてあって、
名前が変わってリニューアルしてもう1年が経ったんだなと思いながら中に入りました。



セントシティの入り口から反対方向を見ると、アイフルの赤い看板が見えて、
自分が20歳ぐらいの時にこの奥の方のディスコに行った事があって、
当時は下請け仕事の利幅の薄い仕事をしていたのでお金も時間も無くて、
3カ月1回ぐらいの割合で行く事が出来たディスコが唯一の楽しみみたいな生活をしていました。



そんな40年ぐらい前の事を思い出しながらエレベーターに乗って10階まで上がると、
広場の奥にクロスFMの北九州ダイハツ販売スタジオが見えて来ました。



どこかのサウンドピュアディオスタジオに比べると装飾に予算がかけてあって、
「ここは浮き文字で豪華でいいな。」と見ながら、裏からスタジオ内に入りました。



あっ!ここで思い出しましたが、平日の13時からのⅮAY+の中でリスナーの方が、
この広場でスタジオ内を見学する事を『スタジオ入りする』と投稿で書かれていますが、
本当のスタジオ入りとはガラスの中に入る事なので、真のスタジオ入りをしました。



ⅮAY+のパーソナリティーの立山律子さんとは、
今から16年ぐらい前にスタジオが古船場にあった時に土曜日の午前の放送の中でコーナーを持っていて、
立山さんと自分でけっこうギャグみたいな喋りをしていました。



元々ラジオ人の自分はどうしても数字が取れる喋りをしてしまい、
当時の土曜日の午前のクロスFMの聴衆率はかなり高くて、その数字の高さに少しは貢献させて頂きました。



ただ自分の名前は広く知れたものの、あまり売り上げにはつながらず、
コーナーは無くなって、そのうち土曜日の立山さんの番組も無くなって、
平日の帯番組として月曜日から木曜日までの長時間番組へと変わりました。



そしてマークイズ福岡ももちのスタジオがサウンドピュアディオスタジオとなりましたが、
たまには昔懐かしい立山律子さんとの2人喋りがしたいとお願いして、
年に2回ぐらいは小倉のスタジオで喋らさせて頂いています。



今はまだコロナ禍なので、2人ともにマスクを付けてのトークとなり、今回は冗談も無く、
ほぼ会社の紹介的な内容で話させて頂きました。



コーナーの始まる直前にPSTとSKYのケーブルのサンプルを持って入っていて、
サウンドピュアディオが特注で用意した材質とより方と強いビニール被服の締め付けで
高音質を表現している事をお話して本番に入りました。



今回はケーブルの話と山陽小野田市にある倉庫の話がメインでしたが、
オリジナルケーブルは1回工場の生産ラインを借りると2000メートルのケーブルを作らないといけなくて、
100メートルロールにすると20巻となり、
それがPST・PST-TW・SKY1・SKY2RCA・SKY3と5種類となると
合計10キロメートルにもなって、
倉庫に一度入れてから必要な分だけ100メートルづつ取り出して使うという様な話をしていました。



後で思い出したのですが、カタログに載っていないPMBケーブルを再生産したので、
実際には12キロメートル生産していたのでした。



この倉庫は以前は中にスタジオがあって、FM山口で放送していた番組の収録を行っていましたが、
今はスタジオとしては使用していません。



本当はデモカーの話とか、一般的な平面ディスプレイでスピーカーを選ぶと
後でユーザーの不満が出るなどの話をしようと思っていたのですが、
ちょうど円相場が何十年ぶりかに高くなっていた時期なので、
今よりはドルが弱い時期に大量に買い付けているので、
4月からもこれまでと同じ値段で販売出来ますという終わり方で、話を締めくくりました。



コーナーが終わってCMが流れているほんの少しの間に、立山律子さんと記念撮影をして、
クロスFM北九州ダイハツ販売スタジオを後にしました。



最後になりましたが、立山律子さんはご自分のお車にZSP-LTD15をインナー取付で、
JU60ツイーターと組み合わせてお使いで、取付当初は3ケタ表記のピュアコンから、
途中で4桁表記のピュアコンに変えられています。



3ケタから4桁のピュアコンに替えられた後にクロスFMの放送を聞かれて、
「○○さんの声がより本物っぽくなった!」と驚いておられました。



円相場やスケールメリットなどのコストの話ばかりして、そこを話すのを忘れていました。



デリカD5 カーオーディオの音質アップ その1

2022-04-14
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、三菱のデリカD5です。



ビッグマイナーチェンジでフロントグリルが大きく変わったモデルで、
自分がこのブログに『モデルチェンジ』と書いてしまい、三菱自動車の方に「マイナーチェンジです。」と
指摘して頂いた事があります。



オーディオレス車の状態からフルシステムを取り付けて行きます。



三菱純正のワイドナビパネルを取り寄せて、1DINユニットを2個取り付けます。



驚いた事にこのナビパネルの型番がMZから始まり、市販のナビの型番と同じなのは意味があるのでしょうか? 



それとも偶然・・



ツイーターはJU60で、ワイドスタンドを製作するためにマスキングして型どりを行っています。



純正スピーカーは取り外して、ピュアディオブランドのZSP-LTD15に交換します。



ドアの内張を取り外して、外板裏にベーシック防振の施工を行います。



リアのスライドドアにもベーシック防振の施工を加えます。



外した内張の裏には白い吸音フェルトが貼ってあって、ロードノイズが進入しやすいというのが分かります。



外した内張にはマスキングを行って、これから下処理を行ってセメントコーティングを行います。



リアのハッチの内張も外して、合計5面の防振作業を行います。



さすがにここまでの作業だと1週間では完成せず、2週間程度の納期が必要となります。



アンプやスピーカーの取り付けなどは、その2・その3でお届けいたします。



昨日と今日の福岡店

2022-04-13
毎週火曜日は宇部店と福岡店はお休みで、福岡店は週休2日なので水曜日もお休みです。



自分はほぼ毎週火曜日に福岡店に出て来て仕事をしていて、昨日はレクサスLSに乗って日帰りで
福岡に行っていました。



福岡店のピットには三菱のデリカD5のフルシステムの作業と・・



トヨタのスープラのベーシックパッケージの作業が入っていました。



新型スープラは初めての入庫で、データ―を取らないといけないので、お預かりの日にちを頂いて
開発を行っています。



ただ初めての入庫で更にプレミアムサウンドシステムと、開発に時間がかかっていて、
昨日の定休日に作業をしながらも、今日も福岡に行って開発の続きを行います。



現在は宇部店にいて、朝の段取りが終わったら一度北九州市のクロスFMの北九州ダイハツ販売スタジオに
行って、1時30分ぐらいからⅮAY+の中で喋って、それから福岡店に向かいます。



昨日はレクサスで今日はアウディQ5で移動して、乗る車を変えないとスピーカーのレイアウトや
音が同じ車を聴き続けていると耳が慣れてしまうので、車やシステムをなるべく変えて移動する様にして、
耳が偏らない様に工夫しています。



福岡店にはピュアコンのコイルを作る時に使う測定器が宇部店と同じ物が用意してあって・・



手作業で空のボビンから巻き上げて行って、測定して正確なコイルをその場で作る事が出来ます。



ボビンに刻みを入れて、少しづつ巻く長さを変えて、正確なマイクロ数でコイルのインダクタンスを
決めて行きます。



これでピッタリ10マイクロのコイルが完成しました。



上がコイル用の測定器で、コンデンサも計測は出来ますが、
下の測定器は4ケタ表記のピュアコンを作るためには必要な精度の高い物で、
以前から福岡店用を注文していたのですが、半導体不足もあってなかなか来ず、
先日やっと福岡店用が届きました。



これがもう一台ないと4桁のピュアコンを作るためにしょっちゅう宇部店に戻らないといけなくて、
日帰りを繰り返していましたが、これが手に入れば少しは楽になります。



ブログを書き終わったら宇部店を出発して、北九州市に向かいますが、福岡店のピットが忙しいために、
今日は水曜日ですが福岡店は稼働しています。



ゴールデンウイークのドライブを快適に過ごせる様に、良い音に仕上げさせて頂きます。



ホンダN-ONE スピーカーの音質アップ

2022-04-11
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、ホンダのN-ONEです。



カロッツェリアの楽ナビを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。



まずはドアの内張と防水シートと純正の16センチスピーカーを一度取り外して、
何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。



その場所の響きの周波数に合わせて、共振点の違う材質を響きの中心に貼り付けるピンポインとの
防振を行って、トータルでドア全体の響きを静めています。



ブチルゴムを大量に使う方式と違って小気味良いサウンドになるのと、
防振効果が高い割にドアが重たくならないのがメリットです。



純正の16センチスピーカーと防水シートを元に戻して、内張を組み付ければドアの作業は完了です。



ダッシュにはスタンドを使って適切な仰角と振り角を付けた、
ピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
純正の16センチスピーカーと組み合わせて上質な2WAYスピーカーとして使用します。



なぜベーシックパッケージは純正のドアスピーカーを使用するかという事を説明しますと、
国産メーカーのトレードインスピーカーは車のドアでこもりやすい400ヘルツ付近をはじめから弱くして、
それで音がスッキリして聴こえさせているのですが、
この400ヘルツ付近は音楽の成分としては実は重要な音域なのです。



例えば自分がコンサートを主催した時に会場を借りる時に、
会場に備え付けのピアノを使用する時に会場から、
「開演前に調律師を手配しますが、調律は441にされますか?、それとも442にされますか?」
と聞かれます。



441とは441ヘルツを基準にピアノの調律を行い、
442とは442ヘルツの1ヘルツ高くピアノを調律して、
ジャズなどのアップテンポの場合は442で調律を行う事が多いです。



そのピアノの調律の基準になる400ヘルツ付近を車のドアでこもるからと初めから弱くしていると、
音楽を知らない人は「こもりが無くなって音が良くなった。」と感じるでしょうが、
音楽に詳しい方が聴かれると、「これは明らかにおかしな音だ。」という話になります。



それならその音域をイコライザーで持ち上げればレベル的には同じ音量になりますが、
それはもう音色的にはおかしくなってしまうので、
あえてトレードインスピーカーを使わずに純正のドアスピーカーをそのまま使用しています。



変なクセを付けていないスピーカーであれば純正と交換して更に音を良くするという事も出来ますが、
音にクセを付けてメリハリを付けるのと、音を整えて本来の音楽に近くするのは全く手法が違うというか、
ジャンルが違うと言っていいぐらいの差があります。



そして純正の16センチスピーカーとATX-25ツイーターの音域分けとインピーダンスとレベルの
コントロールはグローブボックス下に取り付けたピュアコンで行います。



今回も純白のボビンにピンクのラベルの、自分が一から手作業で巻き上げたコイルで上質な音を再生させます。



そして楽ナビの音調整画面を出して、まず音場設定を一度かけてみたのですが、
あまりに音がどぎついのでここはオフにして・・



タイムアライメントも音色がズレて聴こえるのでここもゼロにしました。



内蔵アンプの出力がフラットではなかったので、イコライザーをあれこれと調整してレベルを合わせて、
最終的に聴感上のフラットにセッティングしました。



夕方にお客様が車を取りに来られて、音の仕上がりを聴いてかなりの変化に驚いておられました。



お客様は店内に飾ってある某ボーカリストの型のファンで、
自分の好きなボーカリストに実際に会って生の声を知った上でのセッティングには、
十分満足して頂いたのではないかと思います。



お問い合わせ
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