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取付ブログ

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VWゴルフⅦ スピーカーの音質アップ

2020-06-20

今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、フォルクスワーゲンのゴルフⅦのヴァリアントです。
 

 

 

マイナーチェンジで画面が大きくなった専用のナビオーディオと純正スピーカーを生かした

ベーシックパッケージの取り付けと、ドアの静粛性を高めるベーシック防振の施工の、

Wパッケージの作業を行いました。
 

 

 

ゴルフⅦは通常の外板裏に防振メタルと防振マットを合わせて8枚貼り合わせる方法と違い、

外板裏に3枚の防振材を貼った後に、インナーパネルにメタル2枚とマット1枚を貼って、

大きな口が開いたドアポケットの中にメタルを2枚貼って、トータルで8枚を3か所に分散して貼る事で

余分な響きを抑えています。
 

 

 

ゴルフⅦのベーシックパッケージの開発では、放送関係者の個人の車を借りてデーター取りを行って、

放送局から宇部店までは自分が運転して乗って帰りました。

 

 


その時に気になったのがドアポケットの中で音が渦を巻いている様な感じで、

宇部店に着いた時には「ここを何とかしないと!」と、すでに貼り位置のおおまかなイメージが

出来ていました。
 

 

 

またピラーに付いているツイーターはレベルはそこそこ出ているのですが、向きがそれているのと、

音が荒いので、そこを不満に思われているゴルフⅦのオーナーの方は多くおられます。
 

 

 

そこでスタンドを使って適正な仰角と振り角を付けて、音が拡散するタイプの外ドームツイーターで

上質な高音を再生させています。

 

 

 

ドアスピーカーは純正をそのまま使用しますが、ピュアコンを通して

無理に再生する必要の無い音域カットして、インピーダンス特性も改善しているので、

ドアスピーカーの音が改善された上に上質な高音が合わさっているので、

ツイーターのみを後付けする『チューンナップツイーター』とは全く別次元の音表現をしています。
 

 

 

ピュアコンへ送る音信号はグローブボックス内にあるプレイヤー部の後ろから取り出して、

ピュアディオブランドのPSTケーブルで、低ロスで音信号を送って行きます。
 

 

 

全ての結線が終わって音が鳴る様になったらゴルフⅦの音調整機能を呼び出して3トーンを動かしてみます。
 

 

 

実際にはフラットでも問題なくなるぐらい元の音にクセは付いていません。
 

 

 

イヤーチェンジなどで車両アンプの特性が変わっていてはいけないので、

ピュアコンのストックを出してきて、どれが適正か探りました。
 

 

 

このユニット数は周波数レンジの広い狭いだけでなく、中のコイルとコンデンサの比率を変えて、

これを通すとトータルのインピーダンスがやや高めとかやや低めになる様な設定がしてあって、

微妙な音色を変えられる様になっています。

 

 


イコライザーでは単にレベルの上下だけなので、インピーダンスの微妙な上下を変えて

音色をコントロールする事は出来ません。
 

 


多くのボーカリストに実際にお会いして、その微妙な声のトーンを知る事で

ピュアコンの精度は高くなって行き、ベーシックパッケージという入門者用のパッケージでありながら、

全てのボーカリストの声がきちんと聴こえる様にこれだけの種類を揃えるという、

とても手間のかかる事をしています。

 

 

一昨日の夕方にゴルフⅦを置いて帰られて、昨日の夕方には完成しているという1DAY取り付けて、

ゴルフⅦの音質は見違えるように良くなりました。
 

 

 

ちなみにゴルフⅦのWパッケージの税抜き価格はちょうど10万円で、

現在だと税込みで11万円となります。

 

 

 

トヨタ・ライズ カーオーディオの音質アップ 後編

2020-06-19

今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の完成車から、トヨタのライズです。
 

 


昨日ご紹介したドア4枚のフル防振の施工にプラスして、リアのハッチうらにも施工を行いました。
 

 

 

内張り裏は穴が沢山開いている軽自動車で使われている様なタイプだったので、

薄い金属シートを貼って遮音性を高めました。
 

 


更にAピラー裏にセメントコーティングの施工を行って、ピラー周りのもわっとした感じを無くします。
 

 

 

ツイーターは今回JU60をワイドスタンドを使って取り付けて、

ミッドは以前からお使いだったピュアディオブランドのZSP-MIDをアウター・スラントの

バッフルを製作して取り付けています。
 

 


スピーカーケーブルはピュアディオブランドのSKY-3ケーブルに交換するという案もあったのですが、

これまでお使いだったPMBケーブルの末端の焼き直しを行って、リフレッシュさせて使う事にして、

ピュアコンは新たに4桁シリーズに換えて音質アップを図りました。
 

 

 

全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、トヨタ純正のディスプレイオーディオに

USBメモリーを繋いで音調整を行います。

 

 

 

フロントだけで鳴らすか、リアの純正スピーカーも僅かに鳴らすかの判断では、

リアドアがフル防振で余分な残響がほぼ無くなっている状態で、

全く鳴らさないよりもやや鳴らして音にふくらみを付けた方が良かったので、

フェダーがかなり前よりで前の綺麗な音を邪魔しない程度に鳴らしています。
 

 

 

ディスプレイオーディオのタッチ式のイコライザーは1デジベルステップで、

でも反応が良過ぎて直ぐに2デジベル動いてしまい、なかなか狙った様に調整出来ません。
 

 

 

でも2デジベルステップの機器に比べればこれまで出せなかった中間が出せるので助かりますが、

このタッチフィーリングは次期モデルでは改良して欲しい所です。

 

 

 

ライズのお客様はこのディスプレイオーディオを使ったシステムをかなり気にしておられて、

「前の単体の1DINデッキのより音が劣らないだろうか?」という心配を払拭するぐらいの

音質で鳴っていて、純正オーディオを研究し尽くしたピュアディオならではのサウンドを表現出来ました。

 

 

 

トヨタ・ライズ カーオーディオの音質アップ 前編

2020-06-18

今日ご紹介する1台は、先日から宇部店でお預かりしているトヨタのライズです。
 

 


ベーシックパッケージのデーター取りが終わって、フロントの2WAYシステムの取付と、

ドア防振の作業に入りました。


 

 

まずはドアの内張を外して、初めての防振作業なので響きのポイントを探りました。
 

 

 

こういう入り組んだ部分の高い響きは、通常の防振材ではなかなか落とせないので、

ピュアディオの防振メタルが役立ちます。

 

 

 

高い響き、低い響き、その中間ぐらいの響きなど、響きの中心と種類を探って、

どの位置に何の材質を貼るかマーキングして行きます。
 

 

 

リアドアの外板裏の響きも調べて、マーキングして行きます。
 

 

 

外板裏の防振を行っている間に外した内張の裏に粗目を付ける作業を行います。
 

 

 

下処理が終わってコーティング剤が剥がれない下地が出来たら、ランダムに厚い薄いを作って

セメントコーティングを行います。
 

 

 

今回はフロントだけでなく、リアドアにもセメントコーティングを行いました。
 

 


よくお客様から聞かれるのが「以前に比べたらセメントコーティングをされる方の割合が増えていますね。」

という事で、確かに自分がブログを書いていても施工される比率は上がって来ていて、

前後のドア4面にされる方も増えています。

 

 

 

セメントコーティングと言いながらも、普通のセメントと違って車で使うとある程度のたわみが必要で、

そのために色々な成分が混じっています。

 

 


そのために乾燥する前は青白いのが、乾燥すると化学変化で茶色っぽい灰色に変わって来ます。
 

 

 

何度見ても不思議な光景です。
 

 

 

セメントコーティングを塗り終わって乾燥するまでの間は、ドアのサービスホールを塞ぐ防振を

行っていました。
 

 

 

後のメンテナンスの事も考えて、防水シートは外さずに元に戻しています。

 

 


今回はリアドアにもサービスホールを塞ぐ防振を行っているので、

前後のドア4枚が方ドア3面のフル防振となっていて、フロント2WAYのシステムでも静粛性を上げた、

かなり本格的な仕様となります。
 

 

 

これより後の作業は後編でお届け致します。

 

 

 

ハウンド・ドックのデビュー曲ではないけれど

2020-06-17

ハウンド・ドックさんの1980年のデビュー曲は『嵐の金曜日』という楽曲です。

 

 

 

昨日が宇部店は定休日だったので、今朝宇部店に出て来たら、嵐の金曜日ならぬ嵐の水曜日になっていました。
 

 

 

まず朝一番毎日9時にデジタル簡易無線の通信チェックを行うのですが、

今朝は忙しくてそれを怠っていたら、9時半には他の事業者がいつものチャンネルを使い始めて、

屋外にある親機に電波が入るだけでなく、二階の子機の短いアンテナにまで電波が届いて、

チャンネル変更を余儀なくされました。
 

 

 

何回かチャンネルを変えても他の事業者が使っていて、何回か引越しをして今は他の事業者が

使っていないチャンネルで使っています。

 

 


デジタル簡易無線やアマチュア無線は、特定の周波数を独占する事が出来ないので、

毎日開いているチャンネルを見つけて交信しないといけないのですが、

ここ1か月は同じチャンネルを他の人が使っていなかったので、独占状態だったので安心していました。

 

 


デジタル簡易無線は手軽でまあまあ遠くに電波が届くのですが、利用者が増えて来ると混信という

不便なものが付きまとって来ます。

 

 

 

今日の宇部店のピットではSKY-3のスピーカーケーブルをはわしていて、

これで末端の焼き入れをしている物が最後になるという事で、

ハンダ槽の電気を入れて温度を上げてこれから焼き入れを行います。
 

 

 

スイッチを入れて370度の目標温度に対して現在は28度で、1時間弱で370度まで上がります。
 

 

 

前回の焼き入れの後に温度が冷めて、エアコンの風があったからか一部が引っ込んで

月のクレーターの様になっています。

 

 

 

作業机の後ろを振り返ったら、焼き直し希望のPMBケーブルがホーム用とカー用を合わせて

こんなにあって、新品のSKY-3の焼き入れを行う前にこちらを優先して行います。
 

 

 

焼き入れが出来るのは自分だけなので、これをこれから仕上げて行くと、まさに嵐の水曜日です。

 

 


追伸


以前はジャングルと呼ばれた宇部店のピットと店頭の間にあった製作室も、

現在は女性社員が片付けてくれていて、もう以前のジャングルと呼ばれていた時の

混雑具合では無くなっています。
 

 

 

トヨタ・ライズ スピーカーの音質アップ

2020-06-15

今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、トヨタの小型SUVライズです。
 

 

 

純正のCDプレイヤーが付いていないディスプレイオーディオが装着された状態で入庫となって、

ベーシックパッケージの取付を行いましたが、ライズや兄弟車のロッキーの入庫は初めてなので、

ベーシックパッケージの開発を行いました。
 

 

 

ライズのドアスピーカーはかなり下の方に付いていて、ミラー裏にツイーターが付いています。
 

 

 

グリルの向きがそれていて、ツイーターの口径も小さいので、なんとなく聴こえているというレベルの

鳴り方です。
 

 

 

裏から見ると小さなコンデンサで中低音が入らない様にしてあって、これでは良い音で音楽を再生出来ません。
 

 

 

ドアスピーカーはトヨタ純正の16センチではなくて、ムーヴォやキャストで使われている

ダイハツサイズです。
 

 

 

作業はディスプレイオーディオの上のパネルを取り外して、ネジを外して前に撮りだして、

裏からピュアディオブランドのPSTケーブルに繋いでグローブボックス下へ送ります。
 

 

 

グローブボックス下にはMDF板を敷いて、その上に室内の形状が一番近いトヨタのタンク・ルーミー用の

ピュアコンを取り付けて音を鳴らして、そこから差異を探って値を変えて行きます。
 

 

 

ツイーターはダッシュにスタンドを使って角度を付けたピュアディオブランドの

ATX-25ツイーターを取り付けて、純正の16センチスピーカーと合わせて

フロント2WAYスピーカーとして鳴らします。

 

 

ピュアコンの値が決まったら次はイコライザーの調整で、このディスプレイオーディオのイコライザーは、

指でレベルを上下する時に1クリックを通り越して2クリックまで動いてしまい、かなり調整に苦労しました。
 

 

 

2クリック動くと音にメリハリは付くのですが、ボーカルの音色が本人の声と違って聴こえるので、

そこはかなりシビアに調整します。

 

 

 

本当はライズはもっと早く入庫する予定でしたが、コロナウイルスの影響で納車が伸びて、

やっと今日ベーシックパッケージの開発が終わり、これからライズとロッキーに乗られておられる方の

パッケージの受注をお受けする事が出来ます。

 

 

 

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