取付ブログ
ボルボS90 カーオーディオの音質アップ
2018-09-09
今日ご紹介する1台は、先日の札幌店の作業から、 ボルボのS90です。
センターに外ドームタイプのツイーターが立っているB&Wのプレミアムサウンドの仕様のお車にを、
更にグレードアップさせる作業を行いました。
ドアの内張りを外せば固いインナーパネルで覆われていて、
サービスホールを塞ぐ防振の必要がありません。
ただし低い響きは無いものの、カーン!という固い響きは残っているので、
防振メタルを使って響きを抑えています。
外板裏には工場である程度の防振マットが貼ってありますが、
その隙間に防振メタルを貼って、マットでは取れない音域の振動を抑えます。
インナーパネルは固いのに反して、内張り側はプラスチックが薄くて、 低い音の鳴りが出るので、
セメントコーティングを行って響きを抑えました。
リアドアも軽い響きがするので、こちらにも施工を行いました。
S90のB&Wシステムはフロント3WAYになっていて、 下から16センチウーファー・
9センチスコーカー・ドームツイーターとなっていますが、 ドームツイーターは
指向性の向きが悪いので使用せず、 ダッシュに別なツイーターを取り付けます。
ワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターを取り付けて、 センターの立っている
ツイーターとバランスが取れる様になりました。
運転席の下には車両アンプが付いていて、 そこからピュアディオブランドのSKY3の
高級ケーブルで音信号を取り出して、 グローブボックス下のピュアコンに送ります。
あらかじめPSTケーブルとSKY3のケーブルを両方ひいておいて、
純正B&Wのシステムにつないできちんと差が確認出来るか試しています。
福岡店でV90のB&Wシステムの作業を行なった時のブログに、 「JU60とか
SKY3の高級素材を使ってみたいシステムだ。」 みたいな事を書き込んでいて、
これまで聴いた輸入車の純正オーディオの中ではかなり良い (いや最も良いか?)音で、 是非試してみたい組み合わせを今回お客様用の システムとして完成させる事が出来ました。
ピュアコンのユニットやコイルの値を選んだ後に、 9バンドのイコライザーを調整して、
現行のこのクラスの輸入車としては最高レベルのシステムが完成しました。
自分がBMWの7シリーズを購入した後に ボルボの90シリーズのB&Wシステムの音を聴いて、
「あれは元の音がボルボの方が上だから、 同じ施工を行った必ずボルボの方が上になる。」と思いました。
自分としてはとてもうらやましい仕様の、ボルボS90が仕上がりました。
ダイハツ・ハイゼット カーオーディオの音質アップ
2018-09-08
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、 ダイハツのハイゼット・トラックです。
カロッツェリアの楽ナビとトレードインスピーカーが装着された状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付けと、ドア防振の施工と、 ドアのスピーカーの付いていない部分を
加工してドアマウント化などの作業を行いました。
本来はダッシュ上の両端に10センチスピーカーが付くスペースがあって、
その中にカロッツェリアのコアキシャルスピーカーが付けてありました。
お仕事で長い時間乗られるお車なので良い音で音楽を聴きたいという
思いから取り付けられたスピーカーも、ダッシュ上は 裏の密閉度が悪くて音に締りがないのと、
トレードインのコアキシャル独特の薄い音域と濃い音域が混在して 本来の音楽と違う音になっているので、
これは取り外す事になりました。
元々スピーカーが付いていなかったドアを加工して、 窓の開閉用のハンドルに
ひっかからないギリギリのサイズでアウターバッフルを製作して、 ドア内はベーシック防振と
サービスホールを塞ぐ防振と、 内貼りのプラスチックの裏にセメントコーティングを行って、
片ドア3面のフル防振の状態になっています。
スピーカーはJBLの10センチのコアキシャルのGX502で、 ツイーター部分の配線をカットして、
10センチミッドとして使用しています。
ツイーターはダッシュ上にピュアディオブランドのATX-25を取付けて、
ドアの10センチと合わせてフロントのセパレート2WAYスピーカーとなりました。
これまでハイゼット・トラックでの取付け例はあったので ドア防振は図面が用意してあったのですが、
ス ピーカーがツイーターとドア共に違っていたので、 ピュアコンの値は一から探り出す事になりました。
オプションを含めて6ピース構成のピュアコンのユニットをあれこれと交換して、
最も生音に近くなる組み合わせを見つけました。
最後に楽ナビ゙のイコライザーを操作して音を整えます。
ドアのサイズが10センチながら、 フル防振の影響もあってかなり低音が出ていて、
イコライザーは下の方から3バンド下げて、 中高音は全てフラットでバランスが取れました。
最近はブログの影響もあってか、 お仕事用のお車の施工が増えて来た様な気がします。
ホンダNーONE カーオーディオの音質アップ
2018-09-07
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、 ホンダのNーONEです。
ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
スピーカーの取り付けと、ドア防振の作業などを行いました。
ドアの内張りを外して、外板裏にベーシック防振の施工を行って、 以前のお車でお使いだった
JBLのP52をインナーで取り付けました。
ツイーターも以前からお使いだったP560のツイーターを取り付けて、
フロント2WAYを丸々移設して来ました。
しかし途中でフル防振の上にアウターバッフルに変更する事になって、
サービスホールを塞ぐ防振を行った後に、内張りにセメントコーティングを行ないました。
表にはアウター・スラントのバッフルを製作して、 本来コアキシャルの
13センチのセンターは鳴らさない様にして、 ミッドレンジのみとして使用しています。
インナー状態で一度音を聴いているのですが、スピーカーが表に出て、
更に仰角・振り角が付けてあるので、 中音域のスムーズさがかなり上がりました。
ここの仰角と振り角は付け過ぎると逆に音の汚い所まで聴こえてしまうので、
適切な角度というのが存在します。
インナーで鳴らした時のコイルの巻き数では ツイーターとのクロスする部分の音域が出過ぎなので、
コイルの巻き数を増やして、アウターでツイーターとちょうどフラットになる様に変更します。
ギャザーズのナビオーディオのバス・トレブル・フェダーを動かして、音を整えたら完成です。
ギャザーズのオープニング画面の空色とブルーと、 NーONEの空色が絶妙なバランスで見えて、
いつものオープニング画面がかなり映えて見えました。
現在は納車の準備が整って、お客様が取りに来られるのを待っている状態です。
スズキ・スイフト スピーカーの音質アップ
2018-09-06
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、 スズキのスイフトです。
オーディオレス車にカロッツェリアの楽ナビの取り付けを行った後に、 ベーシックパッケージの
取り付けと、ドア防振の施工を行いました。
まずはドアの内張りと防水シートを剥がして、 外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合せます。
リアドアも同じ用に作業を行って、図面の位置を軽く指ではじいて、 ここが響きの中心
というのを確認した後にマーキングして、 指定された材質を片ドア合計8枚貼って行きます。
そして外した前後の内張りにはセメントコーティングの施工を行い、 乾燥後にドアに戻します。
前後のドア4枚のセメントコーティングは最近よくある施工ですが、 今回のスイフトでは
リアハッチの内張りと、 Aピラーの内張りまでセメントコーティングを行っています。
ペラペラのプラスチックが高級車の内張り以上の剛性になり、 まるで1990年代の
ドイツ車的な静かな内装になりました。
ベーシックパッケージなので純正のドアスピーカーはそのままに、 ピュアディオブランドの
ATX-25ツイーターとピュアコンのプラスして、 車種別専用で音質アップの確認が
事前に行われているので、安心して任せて頂けます。
CDとSDカードとラジオなど色々な音源で音を確認して、 最後に
イコライザーをほんの少し動かして音を整えたら完成です。
今回のスイフトの様に防振に予算を使って、 静かで快適な車にしたいと思われている方は、
最近徐々に増えて来ていると思います。
ヴェルファイア JBLサウンド車の音質アップ
2018-09-05
今日ご紹介する1台は、先日の札幌店の作業から、トヨタのヴェルファイアです。
トヨタ純正のJBLサウンドのプレミアムオーディオ車で、パネル一体型のナビを
装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けと、ドア防振の施工と、
フロントスピーカーの交換を行ないました。
ヴェルファイアのJBLサウンドは、ドアに楕円のインピーダンスが
特殊な専用ウーファーが付いていて・・
ダッシュにはスコーカーサイズのコアキシャルスピーカーが、センターを含めて
3個付いていて、ドア・ダッシュ共に最初から周波数制限がかかった音信号が
送られて来ていて、普通にスピーカー交換が出来ない車種です。
ベーシックパッケージでは特殊インピーダンスのスピーカーはそのまま使用して、
ダッシュにピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
フロントセパレート3WAYとして、通常とは違う仕様のピュアコンを使って
音質アップを図っています。
今回はフロントのドアスピーカー2個とダッシュのコアキシャルを
センタースピーカー含めての3個の、合計5個のスピー交換と全後のドア防振の作業を行っています。
実際には2回に分けて作業を行っていますが、一つの流れとして書き込みます。
まずフロントの外板裏は何も貼ってなくて、低音専用のスピーカーが付いている割には
音圧が漏れまくりで、丸型と四角型と防振マットと、ゴールドの防振メタルの3種類を貼り合わせて
音の響きを抑えます。
その後でサービスホールを塞ぐ防振を行って、防音ゴム付きの防シートを取り付けて、
楕円のスピーカーがあった部分にインナーバッフルを製作して、JBLのP660の
16・5センチスピーカーを取り付けました。
純正スピーカー側がインピーダンスが特殊だったので、P660側に
インピーダンス変換を行って、車両アンプとの送り受けがピッタリ合う様にしてあります。
次にリアのスライドドアの内張りを外して、外板裏にベーシック防振の施工を行います。
そして前後ドア共にセメントコーティングを行って、ドアに組み付けました。
セメントコーティングは音質アップにプラスして、静粛性アップと断熱性アップにも
効果があるので、北海道の冬には特に威力を発揮します。
続いて周りがオレンジのスコーカータイプのスピーカーを外して、表面積のサイズが大きい
ピュアディオブランドのISP-70に交換します。
ダッシュ両サイドとセンタースピーカーを交換して、中音域の低い周波数を伸ばして再生させます。
後付けツイーターとスコーカーのバランスはグローブボックス下のピュアコンで行い、
トータルでフロント3WAY+センタースピーカーの音調整を行いました。
JBLのプレミアムサウンドというと聞えは良いのですが、実際に買われた方からは
音に対する不満が多く、しかもインピーダンス違いでスピーカー交換も出来ないとなると
普通は我慢するしかないのですが、サウンドピュアディオの3店舗ではインピーダンス変換技術で、
お客様のご不満に応える事が出来ます。
ちなみに井川が独自のインピーダンス変換技術を
習得出来たのは、学生時代にアマチュア無線で小電力で遠距離交信を行うために、インピーダンスの
整合性を上げて少しでも効率良く遠くに電波を飛ばしたいという思いから、かなり
インピーダンスについて研究していて、無線のコンテストで優勝した事があって、
それでカーオーディオであまり注目されていないインピーダンスに対して並外れた技術を持っているのです。