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取付ブログ

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カローラフィールダー スピーカーの音質アップ

2018-11-03

今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、
トヨタのカローラ・フィールダーです。
 

 
カロッツェリアの1DINタイプのデッキを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取り付けと、
ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行ないました。
 

 
ベーシックパッケージなので純正の16センチフルレンジスピーカーはそのまま使用して、
ダッシュに後付けツイーターを足して、フロント2WAY化します。
 

 
高音は出ないものの中音域は厚く、低音は出過ぎるぐらい出ていて、
イコライザーで下げる事が多く、
軽くて量が出る低音をピュアコンを通す事でインピーダンスをやや上昇させて、
音に重みを持たせています。
 
 
デッキからパッシブネットワーク部のピュアコンと、
ピュアコンからツイーターまでは全てピュアディオブランドのPSTケーブルを使用していますが、
国産車の場合はドアを通っているケーブルは純正の細い物をそのまま使用しています。
 
以前自社車両でここをPSTケーブルに換えて鳴らしてみたら、
後付けの16センチスピーカーではバランスが取れるものの、
純正の16センチのそれでなくても低音が出るスピーカーは更に出て、
あまりにバランスが悪いのでベーシックパッケージではそのまま使用する事にしています。

 
逆にドアスピーカーを交換した時にはほとんど交換しています。
 
 
最近の国産車は外板裏に防振が貼って無い事が多く、
今回のフィルダーでは一番響く場所に一枚だけ貼ってありました。
  
ベーシック防振では車種ごとに全て響きを調査しているので、
ここを剥がして違う材質を貼る場合と、密着が悪い純正マットを暖めてからきちんと貼り付け、
その後に周りに違う防振材を貼り合せる場合の2つの方法があって、
車種ごとの手順書にどの方法を取るかが書かれています。
 
 
 
手順書通りに防振作業を行った後に内張りを組み付けたらドアの作業は完了です。
 
ただカローラのドアはグリルがリスナーからやや反れた方向に傾いていて、
ここからの中音域に近い高音がよじれた状態で聴こえます。

 
そこでよじれて聴こえる音域をピュアコンでカットして、
いつもよりもツイーターをワイドレンジで再生させて、
それを合成して全ての音域が綺麗に鳴る様にセッティングします。
 
 
 
フィルダーの作業はまだ続いているので、また続きは明日書き込みます。
 

アバルト595 カーオーディオの音質アップ

2018-11-02

今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、アバルトの595です。
 
 
既にシステムを取り付けて頂いているお車ですが、
スピーカーケーブルを1メートル1000円のPSTケーブルから、
12000円のSKY3ケーブルに引き替えを行いました。
 
 
SKY3ケーブルは銅線が1本1本絶縁してあって、
音を送っている時に他の線とつながらない様になっていて、
末端で焼入れを行って絶縁を取り除き、
そこで全ての線を導通させるという特殊な方式を使って良い音を再生しています。
 

ただし、その焼入れがとても難しくて、焼き入れする人の腕の良し悪しで音が変わってしまいます。

 
例えば焼が甘いと一部の絶縁が取れていなくて、実質的に導通している本数が減ったり、
逆に焼が強過ぎると外側の線が解けて落ちてしまって本数が減ってと、
ほんの数秒の焼入れのタイミングで音質が大きく変わってしまいます。
 
 
 
ここで焼入れの工程をご説明しましょう。

 
まず秘伝のタレみたいに17年間足し続けて来た独自の配合のハンダが入った
小型の溶鉱炉をオンにします。

  
設定温度は370度で、スタートした時の室内温度が22度ですから、
ハンダの塊は22度と弔辞されています。
 
 
101度まで温度が上昇したところでラジオペンチでつついてみると、
ザ・ブングルのギャグではありませが、カッチカッチです。
 

 
スタートから約1時間半後にはほぼ設定温度まで上がって来て、
表面がザラザラして艶が無い状態です。
 
 
そこでヘラを使って表面のザラザラを取り除きます。
 
 
するとキラキラと帳面が輝くハンダのプールが出来上がり、
そこへ先ほどの全ての線が絶縁されているSKY3のケーブルを漬け込みます。
 
 
 
数秒でハンダをくぐらした後に、床に線と線の間に含まれたハンダを床に叩き落として・・
 
 
隙間にモーターで自動送りのハンダ小手で高速で高級ハンダを差し込んで、
更に余分なハンダを床に叩き付けて抜いて、最後にエアーで急冷却をかけて冷まします。

 
 
そして出来上がったのがこの状態で、全ての銅線が導通して、
こ後にターミナルを取り付けて車にはわす様になります。
 
 
アバルト595ではアンプとピュアコン間2本と、
ピュアコンかミッド2本・ツイーター2本の合計6本を付け替えて、
1本当り4ヶ所の焼入れで合計24ヶ所の焼入れで、
1台分の焼入れが終わった時は1日分の仕事を終えたぐらいの疲れが出ます。
  
SKY3のケーブルはケーブル自体の性能にプラスして、
焼入れの機材・ハンダの材質の組み合せ・加工のタイミングの3つの要素で、
他の店では表現出来ないナチュラルなサウンドを再生させる事が出来る様になります。

レクサスGS カーオーディオの音質アップ

2018-11-01

今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、レクサスのGSです。
 
 
全車異型パネルの専用ナビオーディオ付きのお車で、
スピーカーやアンプの取り付けを行いました。
 

 
まずスピーカーを取り付ける前にドアの内張りを外して、
防振作業を行います。
 
先代のGSに比べるとバッサリと防振材が減っていますが、
逆に中途半端な材質が沢山貼ってあるよりは、
こちらの方が良い響きを出し易い構造です。
 
 
複雑な構造に合わせて材質を使い分けて、隅の方まで響きを取って行きます。
 

 
内張り裏に吸音フェルトを大量に貼って、
ドアから入ったロードノイズを抑えようと手法を取っていますが、
まずドアの鉄板の響きを抑えて、内張り裏にセメントコーティングを施すので、
かなりの静粛性と断熱性アップになっています。
 

 
ドア防振が終わって基礎がしっかりしたら、次にドアにアウター・スラントのバッフルを製作して、
以前乗られていたお車から移設して来たピュアディオブランドのZSP-MIDを取り付けました。
 
 
ツイーターはワイドスタンドを製作して、
JU60の前のハイエンドツイーター・ユニコーンを取り付けています。
 
 

 
リアのトランクルームは大幅に加工して、
純正の20センチウーファーの下にエンクロージャーを取り付けて、
25センチサイズのウーファーを取り付けています。
 
写真では見えませんが、ピュアディオブランドのZSPウーファーが取り付けてあります。

 
またトランクの右横の純正パワーアンプからフロント信号を取り出して、
中高音と低音に分割されたマルチアンプの信号を
ピュアディオチューンのミックスコンバーターこ通してフルレンジ化して、
チャンネルディバーダーでウーファー信号と100ヘルツ以上のフロント信号に分離して、
ナカミチのPAー2004のPバージョンにつないで、
車1台で3WAY構成のシステムとしています。
 
 

 
グローブボックス下のピュアコンはブラックボックス4連で、
スピーカーケーブルも最上級の物を使用しています。
 

 
GSの純正システムはセンタースピーカーが付いていて、
これを鳴らさないと物足りなくて、
かといってフルに鳴らすと後付けのシステムと融合せず、
アッテネーター回路を入れて微調整して、他のスピーカーとマッチングさせました。
 

以前乗られていたお車はプレミアムサウンド車でも
2DINのスペースを作る事が出来たのですが、
今回は全く純正システムが外せず、
純正がベースながらここまで出来るという指針が示せた作業となりました。

 

ダイハツ ミライース スピーカーの音質アップ

2018-10-31
今日ご紹介する1台は、先日の札幌店の作業から
ダイハツのミラ・イースです。
 
クラリオン製のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取り付けと、ドア防振の作業を行いました。

まずはドアの内張りと防水シートを外して、外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合せます。

狭い入り組んだ部分の高い音の響きを防振メタルで抑えます。
 
四角いマットが2種類あると先日のブログで書き込みましたが、こういう横に長い部分では
カットして貼りつける事が出来る材質と、そのまま四角で使わないといけないマットの2種類を
使い分けています。
 
 
外板裏の響きの種類と、貼る材質の共振点の違いを上手く利用して、
ドアが重たくならない割りに効果的な防振を実現したのがピュアディオのベーシック防振です。
 
ドアの作業が終わったらクラリオン製のナビを一度取り外して、裏から音信号を取り出して、
PSTケーブルでグローブボックス下まで送ります。
 
 
回のベーシックパッケージは以前乗られていたお車から移設した物で、ピュアコンは
オプションを含んだ4連ボックスになっていて、後付けのコイルをミラ・イース用の物に交換して
マッチングさせています。
 
ツイーターはJBLの25ミリ外ドームタイプで、スタンドを使って適切な仰角と振り角を付けて、
ダッシュの上から上質な高音を降りそそいでくれます。
 
全ての結線と組み立てが終わったらクラリオンのナビの音調整を行います。
 
純正のかったるい状態なら音を強調する機能も有効ですが、ベーシックのWパッケージで
音質は大幅に改善してあるので、強調機能は逆に邪魔となり、ほとんどの項目をオフにして
イコライザーのみの調整を行います。
 
 
クラリオン製のナビオーディオ音は調整機能をオフにすれば極めて素直な音になり、
以前のデモカーのアウディA3や現行のデモカーのNボックスなどで予想を超えた音質で
多くの方を驚かせていました。
 
純正スピーカーは音が悪くて使い物にならないとか、ナビの銘柄はここでないといけないとかいう、
世の中のトレンドと真逆を行きながらも、何故か本来の音楽に近い音を再現するのがピュアディオ流の
音造りです。

セレナNISMO カーオーディオの音質アップ

2018-10-29
 
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、日産のセレナNISMOです。
 
 
オーディオレスの状態で入庫となって、サイバーナビの取り付けを行った後に、
以前乗られていたお車からスピーカーやアンプを移設して取り付けました。
 
サウンドピュアディオのラジオCMでは「あらかじめナビオーディオはディーラーで装着した上でご来店下さい。」
と言っている宇部店ですが、セレナのお客様はもう19年のお付き合いで、
システムも大きいので全て宇部店で取り付ける事になりました。
 
 
まずドアの内張りを外して、スピーカーと防水シートを外すと中は何も貼ってない状態です。
 
手順書に防振材の貼り位置と種類が記載されていますが、
位置は指で軽くはじきながら「ここが響きの中心!」という
位置を確認した上でマーキングして、それから防振材を貼って行きます。
 
 
四角と丸型の防振マットと、ゴールドに輝く防振メタルを貼り合わせて防振しますが、
四角は材質違いで2種類あるので、実際には4種類を貼り合わせて、
ドアの重量が増えない割りに効果的な防振を行っています。
 
 
 
外板裏の防振が終わったらサービスホールを塞ぐ防振をおこなって、
内張りにセメントコーティングを行って、片ドア
3面のフル防振の状態になりました。
 
 
リアのスライドドアは静粛性アップを目的として、
ベーシック防振とセメントコーティングの2面の防振を加えています。
 
 
 
 
 
更に静粛性アップを求めて、
リアのハッチ周りの内張りもセメントコーティングを施しています。
 
 
 
 
 
スピーカーの方はドアにアウター・スラントのバッフルを製作して、
JBLの660GTIのミッドを取り付けています。
 
 
ツイーターは3台前のお車から移設され続けておられるピュアディオの
以前のハイエンドツイーター・ユニコーンで、16年ぐらいお使いになっています。
 
 
 
リアのラゲッジには床にエンクロージャーを埋め込んで、
JBLの25センチウーファーを取り付けていて、
右半分にはパワーアンプと31バンドイコライザーなどが仕込まれています。
 
 
グリルは厚くて頑丈なので、荷物が普通に積める強度があります。
 
 
サイバーナビに内蔵されている簡易型イコライザーと詳細イコライザーの2つが入っていますが、
以前からお持ちのイコライザーが31バンドのためにどちらもフラットで使用して、
全て後付けイコライザーで調整します。
 
 
最近のトレンドとなりつつある、ナビオーディオをベースにした車1台で3WAY構成となる、
フルシステムが完成しました。
お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
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