取付ブログ
マツダ・CX-5 スピーカーの音質アップ
2018-06-21
今日ご紹介する1台は、先日の作業から、マツダのCX-5です。
マツダコネクト付きのお車にベーシックパッケージの取り付けと、ドア防振の施工を行いました。
まずドアの内張りを外して、黒いインナーパネルも外して、
外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合せます。
(そういえばこの先代のCX-5の純正ドアスピーカーは低音が出過ぎるぐらい出ていて、
シート下のパワードウーファーの音域まで完全にカバーしています。)
外板裏は何も貼ってなくて残響が残っていて、
響きの中心にメタルとマットを貼るピンポイントの防振を行いました。
内張り裏にはセメントコーティングを施して、意図的にランダムに厚い薄いを付けて、
振動が通過しにくい様にして、重量が増えない割りに効果的な防振を行っています。
ダッシュには純正のツイーターの取り付け位置がありますが、
ここはガラスの反射があるのとグリルで音がひっかかるため使用していません。
ダッシュの上にスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25を取り付けて、
反射もひかかりも無いストレートな高音を再生させています。
もちろんツイーターの根元まではピュアディオブランドのPSTケーブルで音を送って来ています。
グローブボックスの下にはMDF板を敷いて、
その上にピュアコンのユニットとパーツを貼り付けています。
この板にも音質をアップさせる要素があって、
硬さが全て均等なのでコイルで起きた微弱な振動を板に逃がして、
ストレスがかからない様にしてスムーズな音を再生しているという理論ですが、
確かに20数年前にベニア板や木目のある板を使っていた時や、
それより前の熱収縮チューブにパーツを包んだネットワークに比べたらMDF板の上に
置く方が格段に音質はアップしています。
CX-5は入庫された時はかなりバス・トレブル・バランス。フェダーが動かしてありましたが、
元の効率が悪いのと周波数バランスが悪くて、
何をどうやっても納得の行く音にならないという感じでした。
ところがベーシックパッケージとピュアディオの防振を片ドア2面に加えたところ、
ほとんど調整機能を動かさなくても本来の音楽に近い音で聴ける様になりました。
サウンドピュアディオの音造りは音楽を作る方に会って生の音や生の声を確認する事によって
理想的な音空間を作るという他とは違う方針でセッティングしていて、
そのため全く作業内容も業界の常識と違うやり方で進めています。
あれだけ音がこもっていたCX-5も、ドアスピーカーを交換する事無く、
素晴らしいサウンドに変身して納車されました。
クラウン マジェスタ スピーカーの音質アップ
2018-06-20
今日ご紹介する1台は、先日の作業から、トヨタのクラウン。マジェスタです。
純正のマルチビジョン付きの10スピーカーのお車に、ベーシックパッケージの取り付けと、
ドアのフル防振の作業を行いました。
内張りを外すと一番響くであろう場所に白い防振マットが貼ってあって、後は何も貼ってないので、
15年から20年前だとこのクラスでこれだけの貼りというのは考えられません。
何も貼ってない部分の響きの中心を見つけて、防振マットと防振メタルを貼り合せて、
その後でサービスホールを塞ぐ防振を行いました。
外した内張りにはセメントコーティングを行って、プラスチックの鈍い響きを抑えるのと、
ドアの遮音と断熱効果を上げています。
ベーシックパッケージなのでドアスピーカーは純正をそのまま使用して、16センチスピーカーの
中高音を抑えるためのコイルを通さずに、音をダイレクトに再生させる様に変更します。
このコイルは鉄心入りという少ない巻き数で大きなインダクタンスを得る方式で、
強制的にインダクタンスを上昇させているためにマグネットの近くに付けても
特性があまり変わらず、便利な様に思えますが、ピュアディオが使用している空芯式に比べると
音が滑らかではないというデメリットがあります。
ピュアディオではスピーカーのマグネットの影響を受けない場所にピュアコンのコイルを取り付けて、
純正では絶対に再生出来ない滑らかな音を表現しています。
またクラウンの210系ではドアから低音を鳴らしてダッシュのスコーカーで
中高音を鳴らす方式ですが、ドア用スピーカーのコイルのインダクタンを大幅に減らして
中低音用として、ダッシュのスコーカーは鳴らさない様にして、ツイーターを加えて
フロント2WAY構成と変えています。
ツイーターはピュアディオブランドのATX-25で、スタンド使って適切な仰角を付けています。
マジェスタの10スピーカーのオーディオは、以前宇部店が持っていたアスリートGの
10スピーカーと特性が同じで、実車を使って開発したからこその安定感があって、
左右のスピーカーからのステレオ感が増した分ほどセンタースピーカーのレベルを強く感じて、
アッテネーター回路でレベルダウンさせてバランスを取りました。
入庫した時はトーンコントロールが全てマックスまで上がっても音が物足りなかったのが、
ベーシックパッケージとフル防振の施工で効率が上がって、とてもマックスでは聴けないほどの
音を体感出来る様になりました。
不思議と3トーンを全てフラットにしても体に染み入る様な音の出方で、効率の高さと
音質の高さの両方を向上させています。
サウンドピュアディオでは全ての車を買って実験する事は出来ませんが、年間に数台は購入し
実験していて、更に福岡⇒宇部間を高速道路を使って移動しているので、実際の走行に合わせた
セッティングが出来ています。
デモカーのアスリートGとオーディオシステムが同じだったので、現行のピュアディオパーツで
これ以上の組み合わせは考えられないというぐらいの追い込みが出来て、マジェスタは納車されました。
ホンダN‐ONE スピーカー交換
2018-06-18
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、
ホンダのN‐ONEです。
ホンダのN‐ONEです。
エクリプスのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
以前ベーシックパッケージの取り付けをして頂いていて、
今回はシステムアップのためにドアスピーカーの交換を行ないました。
まずドアの内張りを外して、ホンダ純正の16センチスピーカーを取り外します。
これまでは純正ドア配線を使っていたところを、
車内からドア内にピュアディオブランドのPSTケーブルを通します。
インナーバッフルを製作して、JBLの16・5センチスピーカーを取り付けて、
周りにシール材を貼って内張りを組み付けたら完成です。
スピーカーはJBLのGX600Cのミッドのみを使用して、
19ミリのツイーターは使用しません。
価格が同じ内容の現行モデルと比べて5000円安いので、
ミッドの使用でも納得がいける値段です。
よくお客様から、「GX600Cが発売されてから、
ピュアディオの推奨モデルになるまで時間がかかりましたね。」と聞かれますが、
実は600Cのミッドはかなり巻き数の少ないコイルが必要となり、
機械巻きしたコイルをほどいて行くと上手く作れず、
結局何も無いボビンに一から手巻きで作っていて、
車のタイプに合わせて20セットを3店舗分用意してから本格的に販売を始めて、
準備の段階で60セットの120個のコイルを手巻きで用意してから、
何台か装着テストを行ってからスタートさせたので、かなり時間がかかりました。
ツイーターは最初にベーシックパッケージを購入された時に取り付けた
ピュアディオブランドの25センチ外ドームツイーターのATX-25をそのまま使用しました。
グローブボックス下のピュアコンはミッドの上限周波数を決めるコイルの交換を行ない、
機械巻きをしたコイルをほどいて行って作った純正用のコイルから、
GX600C用の一から手巻きのコイルに交換して音を合わせました。
N‐ONEのスピーカーグリルは下の方に付いているので、
手巻きコイルでも巻き数の少ない物を使用して、
スピーカー付属ネットワークの固定の巻き数では表現出来ない音を再生させているのと、
ツイーターは付属の19ミリよりもかなりワイドレンジなATX-25を使用しているので、
メーカーのセット物では絶対に表現出来ないレベルの音になっています。
最後にイクリプスのナビのイコライザー調整を行って、
調整して良い音と思ってもメモリーすると若干音が変わるので、
再生画面に戻してまたメモリーしてを何度も繰り返して音を追い込みました。
音が鳴ればそれでいいではなくて、
時間をかけた音調整の後には外でゲリラ豪雨を想定した雨漏りチェックを行って、
それからお客様に納車させて頂きました。
カローラ・フィールダー カーオーディオの音質アップ
2018-06-17
今日ご紹介する1台は、先日の作業から、
トヨタのカローラ・フィールダーです。
10日ほど前に『カローラ―・フィールダー スピーカーの音質アップ』
というタイトルで書き込みをしていましたが、
今回はスピーカーの部分がカーオーディオに変わっています。
このタイトルにはルールがあって、
ベーシックパッケージをベースに防振施工を行った車両は
『純正スピーカーの音質がアップする』からと、スピーカーの音質アップというタイトルになり、
純正スピーカーを交換して音質をアップさせた時には『カーオーディオの音質アップ』
というタイトルになっています。
作業はトヨタ純正のナビオーディオが装着されているお車に、
ZSP-LTD15の取付と、ドアのフル防振の施工の作業を行いました。
ドアの内張りを外すと耳に近い所に一枚マットが貼ってあって、
後は外板裏に何も貼ってなくて、残響がかなり残っていました。
響きの中心に方ドア8か所の防振メタルか防振マットの組み合わせで貼って、
ドア全体の響きを抑えました。
その後でサービスホールを塞ぐ防振を行っています。
次にドアの吸音材を一度剥がして、
セメントコーティングの施工を行った後に吸音材を元に戻します。
そしてドアの16センチスピーカーを外して、
13センチに変換するインナーバッフルを製作して、
室内からピュアディオブランドのPSTケーブルを引込んで来て、
バッフルの上半分を金属シートでレインガードを作りました。
ZSP-LTD15を取付けて、周りにシール材を貼って、
内貼りを組み付けたらドアの作業は完了です。
ツイータはダッシュ上にスタンドを使って角度を付けて、
ピュアディオブランドのATX-25を取付けました。
ツイーターとミッドスピーカーの周波数幅とインピーダンスとレベルは
グローブボックス下に取付けたピュアコンで行い、
今回は合計10ピースのオプションをフルに取付けた状態で取付けました。
フィールダーはスピーカーグリルがやや前の方に向いていて、
ミッドの上限周波数が聴こえにくいので、ミッド用のコイルの巻き数を減らして、
電気的に上の鳴りを伸ばして、それでツイーターとのつながりをフラットに超背しています。
イコライザー調整では10ピース構成のピュアコンの効果もあって、
中高音はフラットのままが一番音のバランスが良くて、
低音域のみの調整で音をまとめる事が出来ました。
ピュアコンの10ピースのパーツのうちの8ピースが
中高音域のコントロールなのでそうなったのですが、
イコライザーではレベルの上下しか動かせませんが、
ピュアコンではインピーダンスのコントロールが出来て、
この他では出来ないインピーダンスの細かいコントロールが
わざとらしくない生音に近い音色を出せる肝となります。
シトロエン・C4ピカソ スピーカーの音質アップ
2018-06-16
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、
シトロエンのC4ピカソです。
専用の異形パネルのオーディオシステムにベーシックパッケージの取付けと、
前後のドアにベーシック防振の施工の、トリプルパッケージの取付けを行いました。
まず防振作業のためにドアの内貼りを外すと、
ディーラーオプションのカロッツェリアのコアキシャルスピーカーが付いていました。
パッシブネットワークが鉄板に貼り付けてあって、
鉄心入のコイルで鉄の影響は少ないものの、
鉄の影響と元々の鉄芯で無理にインダクタンスを上げているので、
理想的な音質とは言えません。
リアが純正スピーカーのままだったので、前後のスピーカーを入れ替えて、
フロントは素朴ながら変な勢いが付いていない純正を使いました。
ちょうど写っている所に防振メタルがありませんが、
メタルとマットの組み合わせで前後のドアの外板裏の響きを抑えました。
防振の作業が終わった後に一度車両を外に出して、
ゲリラ豪雨を想定した雨漏りチェックを行います。
ドアの中はなかり濡れていて、
レインガードが付いていないオプションのコアキシャルスピーカーの裏が濡れていました。
こちらでレインガードを付けて、濡れない様に対策を行いました。
フロントの純正スピーカーと組み合わせるのはピュアディオブランドのATX-25で、
左右非対称のダッシュボードにそれぞれ別な角度のスタンドを付けて取付けました。
同じ角度に見えるツイータースタンドは、
ダッシュの傾斜に合わせて手作りで製作していて、
出る確率が高い角度の物は常に在庫していて、
合う物が無い時はワンオフで製作して取付けます。
全ての結線が終わったら音を鳴らして、
シトロエンC4ピカソは初めての入庫なので、
音を聴いてはピュアコンのユニットを交換してを繰り返して、
音を追い込んで行きます。
最初はDSPの音響効果が効いていたので音が不自然で、
そこの機能をオフにして調整したら生音に近いサウンドになって来ました。
リアドアのディーラーオプションのコアキシャルスピーカーの音がクセが付いているので、
フェダーを前に動かして弱くして、それで音色のバランスを取りました。
トーンはバスとトレブルで、
バスをマイナス1かトレブルをプラス1で音をスッキリさせていたのですが、
ピュアコンのパーツの組み合わせで、
最終的にはバス・トレブルが両方センターの位置が
一番生音に近いセッティングになりました。