取付ブログ
ハリアーG’s カーオーディオの音質アップ
2018-10-28
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、
トヨタのハリアーG’sです。
ディーラーでハリアーG’s専用のアルパインのビッグXを装着した状態で入庫となって、
以前乗られていたお車からフルシステムを移設して取付けました。
フロントドアはフル防振の施工の後にアウターバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-MIDを移設して来て取付けています。
何と11年も使っておられますが、いまだに健常で良い音を奏でています。
ツイーターはJBLの508GTIのツイーターにワイドスタンドを製作して取付けていて、
こちらは以前ベーシックの標準パッケージにプラス14000円と税で選べるという形で、
500セット以上を販売した商品で、2004年に購入された物です。
ワイドスタンドを使用していて、更に根元まで太いケーブルでひいて来ているので、
角度の微調整でも一度ピラーの内貼りを外して、
ケーブルの引き加減を調整しながら合わせないといけません。
ラゲッジの床にはピュアディオブランドのZSPウーファーが埋め込んでいて、
センターのPマークがインクが乗り難いぐらい
剛性が高いアルミのセンターが音質が高い証となっています。
床の右寄りには下段にパワーアンプで、上段にはデジタルプロセッサーが取付けてあって、
パワーアンプはナカミチのPAー2004のピュアディオチューンの物でフロントと
ウーファーの両方を鳴らしていて、こちらはツイーターと同じ時に』購入されていて、
2004年から長きに渡って良い音を奏でています。
デジタルプロセッサーは今回新しく購入されて、2004年モデルと
2018年モデルが融合されてシステムを構築していますが、
ピュアディオ推奨モデルは全てあらかじめ鳴らし合わせをした上での推奨モデルの為、
見事にマッチングして生演奏に近い音を再生しています。
全ての組み立てが終わって音が出る様になったら、
まずグローブボックス下のピュアコンの値をあれこれと変えて音を探った後に、
デジタルプロセッサーで細かく音を追い込んで行きます。
システムが軽いうちはビッグXのメディアエクスパンダ-が勢いを付けてくれますが、
今回の様にシステムが大きくなると逆に邪魔になるので、
オフにしてから音を追い込んで行きます。
長年愛用された製品と、新たに購入された製品を見事に融合した、
素晴らしいフルシステムのカーオーディオが完成しました。
追伸
福岡店にはもう次のハリアーが入庫していて、こちらも長年使われた製品を、
2台前のお車から移設され続けておられます。
ピュアディオの推奨製品は鳴らし合わせのテストの上、
クセの無い物だけを選んで販売しているので、流行り廃りに影響されず、
同じ価値観で長い年数飽きる事無く使える所が魅力です。
日産セレナ スピーカーの音質アップ
2018-10-27
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、日産のセレナです。
日産純正の大画面のブルーレイが再生可能なナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付けと前後の
ベーシック防振の施工のトリプルパッケージの作業を行いました。
まずはフロントドアの内貼りを外して、スピーカーと
防水シートを外してベーシック防振の施工を行います。
セレナの防水シートは厚いゴムで覆われていて、かなり密閉度が高くて、
「これでセメントコーティングを行うとフル防振に近いですね。」とお話ししていて、
結局フロントドアにはセメントコーティングを加える事になりました。
当初日帰り作業の予定でしたが、もう1日代車に乗って頂いて、
もーわーっとしていた感じの内貼りが、しゃきっと心地良い響きに変わりました。
リアドアは静粛性アップが目的でベーシック防振の施工を行って、
施工前の何も貼ってない状態では外からのロードノイズが入りやすく、
後ろに乗られるお子様が快適に過ごせる様にとの心遣いです。
ベーシックパッケージなのでドアスピーカーは純正そのままで、
ダッシュの上にピュアディオブランドのATX-25ツイーターをプラスしますが、
純正のツイーター位置はガラスの手前で位置が悪く、
音質を上げるというよりは輪郭をややプラスするという感じで、
スタンドで前を向けて反射の無いしっかりとした高音をリスナーに送ります。
セレナのドアスピーカーはかなり下の方に付いていて、
ツイーターの高音となかなかマッチングしないのですが、
グローブボックス下に現行セレナの純正ドアスピーカーと位置に合わせた専用
のピュアコンを使って、見事に2WAYのスピーカーとしてマッチングさせています。
全ての結線と組み立てが終わったら純正ナビの音調整を行いますが、
内容はパナソニックのストラーダで、いつもい見慣れた画面でした。
音調整は出荷時のままで聴かれていて、
音の匠のDSP効果と全てのスピーカーに100センチのディレイが入っていたので
そこをゼロにして、イコライザーとフェダーを調整しました。
セレナのお客様は三味線プレイヤー・上妻宏光さんのファンで、
コンサート会場に度々足を運ばれていて、
自分も何回か会場でお見かけした事がある方でした。
最終調整は上妻宏光さんのボーカルと三味線の両方の音が入っている
『田原坂』を使って行いました。
セッティングの途中で車速連動音量がミドルになっている事に気付き、
オン・オフを繰り返してみましたが、やはりオフの方が楽器本来の音や
ご本人の声に近いと感じたのでオフにしました。
防振で車自体が静かになっているので、後はオーナー様に決めて頂きます。
そしてピュアコンで音が追い込んであるのであまりイコライザー調整の必要は無く、
3か所1クリックづつマイナスに下げて、本来の音に
必要以上のレベルになるのを下げたというセッティングを行いました。
単純に量を稼ごうと思えばまだ上げられますが、そこはPA無しの
生音を何度も聴かれているお客様なので、
量よりも質感を重要視したセッティングで納めさせて頂きました。
日産セレナ カーオーディオの音質アップ
2018-10-26
今日ご紹介する1台は、先日の札幌店の作業から、日産のセレナです。
日産純正のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
カーオーディオ一式を取り付けました。
フロントドアは片ドア3面のフル防振の施工を行った後に、
アウター・スラントのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けました。
ツイーターは以前からお持ちのナカミチのSP-10Sをスタンドを使って角度を付けて取り付けて、
フロント2WAYながら濃い中音域を再生しています。
リアのラゲッジルームの床にはアンプボードを製作して、
25セサイズのエンクロージャーを埋め込んで、
ピュアディオブランドのZSPウーファーを取り付けています。
このシルバーのアルミコーンのウーファーは、
センターのPマークがアルミの剛性を上げ過ぎたためにインクの乗りが悪くて、
音は濃いのにマークは薄いという相反する効果になってしまいましたが、
生産本数も少なく、今では隠れた名品となっています。
ラゲッジの左側にはフロントとウーファー用の2台のアンプを入れ込んで、
ウーファーの上には頑丈なグリルを取り付けているので、
荷物も問題なく積む事が出来ます。
純正のナビオーディオ以外にメーターの下に1DINスペースを造作して、
ナカミチのCD-700のプレイヤーを取り付けています。
CD-700には3トーンしか調整機能はありませんが、
グローブボックス下に取り付けたピュアコンのパーツを細かくく数値を変えて音を調整するので、
3トーンを動かさなくても十分にフラットに近い特性に合わせる事が出来ます。
シンプルながら名品を集めた、極めたシステムが完成しました。
ダイハツ・コペン スピーカーの音質アップ
2018-10-25
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、 ダイハツのコペンです。
パナソニックのストラーダを装着した状態で入庫となって、 ベーシックパッケージの取り付けと、
ベーシック防振の施工と、 セメントコーティングの施工の、合わせてトリプルパッケージの作業を
行いました。
作業前に音を聴いてみたらまず高音が変な状態で耳に入って来て、 ピラーの上部に内側に向いて
付いているツイーターの位置に違和感を感じました。
それでいてどこかもーわーっとした聴こえ方をして、 そこはストラーダに最初から入っている
100センチのディレイで、 これでは長時間音楽を聴く気にはなれない状態です。
目の前で鳴っている純正ツイーターは配線を外して鳴らなくして、 ダッシュ上にスタンドを使って
ピュアディオブランドのATX-25ツイーター取り付けて、 ツイーターの質感と距離と向きを改善して、
心地良い高音が再生出来る様にしました。
ベーシックパッケージなのでドアスピーカーはそのまま使用して、 大手メーカー製の
トレードインスピーカーは濃い音域と薄い音域を 意図的に作ってメリハリを利かせて、
素人耳に良い音を作っているので使用せず、 かったるいけれどクセの無い純正スピーカーを使用して、
ドアの響きを調整する事と、 ピュアコンを通してインピーダンスをコントロールの 2つの手法で
かったるかった純正スピーカーがシャキッと鳴る様に変わります。
軽自動車の2ドアでは鉄板が薄い割りにドアが横に長いので、 後ろの方の残響が耳に入りやすく、
スピーカー裏の防振と耳に近い部分を重点的に防振する事で、 ノーマルの響きまくりのドアとは
全く違う静かなドアに変わります。
そして薄くてペラペラのプラスチックの内張りは、裏に下処理を加えた後に セメントコーティングを行ない、鈍い響きが無くて音質が上がり、 静粛性と断熱性が上がったプレミアムなドアへと生まれ変わります。
ドアの作業が終わったらストラーダから音信号を取り出して、 グローブボックス下に取り付けた
ピュアコンに送り、 現行コペンに合わせたチューンを行った後にドアスピーカーとATX-25に
分配されます。
ストラーダのスピーカーディレイは全てゼロにして、 音がスッキリした状態から
イコライザー調整に入ります。
あーでもない、こーでもないとイコライザーパターンをあれこれと変えて、 2カ所1クリックづつ
動かした所で一度調整を終了しました。
その後お客様の了承を得て少しコペンを走行させて、 エンジン音などが入った状態で聴いて、
2ヶ所のうちのイコライザーのうちの一ヶ所を隣のバンドに移して、 そこで調整を終了して
納車いたしました。
いつもの調整用CDの他に、お客様が持たれていたライブDVDの音声も聴いて調整したのですが、
自分も持っていて気に入って何度も再生していたDVDだったので、「ここでこういう展開になる!」
というのが分かって調整していました。
限られた空間と限られた予算を十分に活かしたセッティングが出来たと、 自分は思っています。
新型ジムニー カーオーディオの音質アップ
2018-10-24
今日ご紹介する1台は、先週の福岡店の作業から、スズキの新型ジムニーです。
カロッツェリアのサイバーナビを装着した状態で入庫となって、スピーカーの取り付けと
ドア防振の作業を行ないました。
ジムニーはこれまでドアスピーカーが付いていませんでしたが、新型から13センチが付く様になって、
JBLの13センチをインナーで取り付けました。
今回使用したのは昨年12月に発売されたクラブ5000Cで、ツイーターが19ミリで
レンジが狭いので使用せず、ミッドのみを取り付けました。
フレームは以前ヒット商品だったP560と同じで、表面の材質が変わっています。
一番変わったのは付属のパッシブネットワークで、かなりコストダウンしてありますが、
この部分はピュアコンを使うので必要なくて、正味13センチミッドだけ使用するので、
P560のミッドにかなり近い状態で鳴らす事が出来ます。
ツイーターは10数年前にベーシックのアップグレード用として販売したMOMOの
28ミリ外ドームツイーターで、3台前のお車から使い続けておられます。
28ミリでクセの無いツイーターというのが現在では見つからず、かなり貴重なユニットで、
ツイーターレベルもほぼ下がっておらず、通常のピュアコンのアッテネーターレベルで使えたぐらいです。
ピュアコンの必要最小限の周波数レンジに細かく合わせて使うという考えが、ツイーターの長寿命に
一役買っています。
ドア内は片ドア3面のフル防振の施工を行っていて、外板裏のベーシック防振が終わった後に
サービスホールを塞ぐ防振を行なって、金属シートの切り口は全てシリコンでコーキングして、
永い期間使用しても剥離しない様に気を使っています。
またサービスホールにはブジル系やアスファルト系の材質は一切使用せずに、鈍い響きを
一切シャットアウトして、音量を稼ぐ防振ではなくて、音楽の元の状態に近くする防振を心がけています。
内張り裏にはセメントコーティングを行なって、固くてショキットした響きに変えて、
心地良い音楽が再生出来る土台を作りました。
インナーバッフルの上半分にはレインガードを作って、スピーカー裏や端子が濡れない様にして、
長い期間良いコンディションで鳴らせる様にしてあります。
スピーカーのマウントは薄型16センチでも入るという説もありますが、グリルの開口部が
13センチで設計してあって、外側の音が跳ね返ってしまうので、新型ジムニーでは13センチサイズが
適正となります。
グローブボックス下に取り付けたピュアコンはクラブ5000Cの取り付けが始めてだったので、
かなりパーツを交換してマッチングを探りました。
P560と特性は似ているものの全く同じではなく、MTL値はやや下で、
SSF値はやや上というのが分かり、調整のツボが分かりました。
サイバーナビのイコライザー調整では、近年のサイバーは簡易型と複雑な調整のイコライザーが
2重にかかっていて、簡易型をフラットにしてから多バンドのイコライザー調整に入るのですが、
パッケージのフラットにしてからかかるのか、カスタムをフラットにしてからかかるのかで
音が微妙に違います。
これが機種によって微妙に違い、簡易型のイコライザーのフラットのどちらかを選ぶか?
ピュアコンの値はどうするか? そして最後に多バンドのイコライザーをどうするかで
音を追い込んで行きます。
そうとう時間をかけて音を追い込んで、最終的にイコライザーは1ヶ所1クリックのみ
動かした所が一番生音に近くなり、セッティングを終了しました。
ここが生音に最も近いと自信を持って言えるのは、スポンサー活動を通して多くのボーカリストの生声や
演奏家の生の楽器の音を聴いているからで、その根拠の確かさがサウンドピュアディオのファンが
増え続けている理由です。