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取付ブログ

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ポルシェ911 BOSEサウンド車の音質アップ その2

2021-10-13
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、ポルシェ911TのBOサウンド車の続きです。



ドアの内張を外して、外板裏とインナーパネルの響きを調べて、防振メタルと防振マットの貼り位置を
マーキングしました。



インナーパネルには中音用のスコーカーを付けるスペースがあって、ここが奥の容量が少なくて・・



そこにマグネットの大きなユニットを入れているので、容量不足から中音域が後ろ髪を引かれる様な
状態だったんだなと思いました。



ここはマグネットの小さなJBLのGX302を入れてみて、一度マッチングを確かめてみます。



ドアには20センチサイズのフロントマグネット型のウーファーが付いていて・・



こちらは後ろが薄くてストロークが短いので、表面は16・5センチと狭くなっても、
ストロークが大きく取れるJBLのスタジアムGTO600Cのミッドバスを一度付けて見て
マッチングを探ります。



外した内張裏はツルツルなので、粗目を付けてセメントコーティングが付きやすいように施工を行います。



伝送系のアクセサリーを付けるために助手席のキックパネルにはヒューズボックスを開けると、
最近の車は小型サイズの平型ヒューズが多い中、フルサイズの平型ヒューズが付いていて、
ここはやっぱりポルシェだなと思って見ていました。



今日は水曜日で福岡店はお休みなので、明日からまたポルシェの作業を再開します。



(後はその3に続く)



プリウスPHV JBLサウンド車の音質アップ

2021-10-11
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の完成車から、トヨタのプリウスPHVです。



縦長のディスプレイオーディオ付きのお車に、フロントスピーカーの交換を行いました。



ダッシュのスコーカーのグリルにJBLのマークが付いているプレミアムサウンド車で、
車両アンプから帯域制限がかかった、インピーダンスが特殊な信号が送られてきているので、
かなり困難を極める車種です。



まずダッシュにはスコーカーサイズでセンターにツイーターが付いているコアキシャルタイプのスピーカーが
付いていて・・



ここをJBLのGX302のコアキシャルスピーカーに交換します。



ただしセンターのツイーターは配線をカットして鳴らない様にして、スコーカーのみとして使用して、
更に純正とインピーダンスが違うためにインピーダンス補正回路を入れています。



そしてドアスピーカーは16センチで低音のみを再生していて、
こちらは一番よく使う周波数で9Ω以上のインピーダンスを示していたので・・



インピーダンス補正回路を入れてJBLのスタジアムGTO600Cのミッドバスを取り付けました。



ダッシュにはワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターを取り付けて、
JBLのプレミアムサウンド車をJBLのユニットをフル交換で、本来のJBLのスタジオモニター的な
音色に仕上げました。



ドアの中はエアバックの圧力センサーがあるために、外板裏のベーシック防振と内張り裏の
セメントコーティングを行い、サービスホールを塞いでいるインナーパネルはそのままにしています。



グローブボックス下にはブラックボックス4連のピュアコンを取り付けて、
インピーダンス補正が入っているといいながらも通常の4Ω動作の時のピュアコンとは違う値のピュアコンを
選択して、音を聴きながらあれこれとユニットの値を変えて、音色を生音・生声に近くなる様に合わせました。



最後にディスプレイオーディオの3トーンを調整しますが、低音がやや強く聴こえたので少し下げて、
全体のバランスを取りました。



プレミアムサウンドと言いながらもトヨタのJBLサウンド車の音には不満を持たれている方が多く、
今回はハイエンドツイーターのJU60を使った、本当にプレミアムなサウンドのお車に仕上がりました。


 

ホンダ・Nボックス スピーカーの音質アップ

2021-10-10
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、ホンダのNボックス・カスタムです。



パナソニックのストラーダの大画面モデルを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。



まずはストラーダを一度手前に取り出して、裏から音信号を取り出して、
裏にピュアディオブランドのPSTのフルレンジタイプを4本取り付けます。



次に左右のAピラーを取り外して、ピラーの根元までPSTケーブルの高音重視のモデルを
グローブボックス下から引いて来て、ツイーターから出ている細いケーブルとつなぎます。



グローブボックス下には比重の重いMDF板を敷いて、その上にベーシック用の4ピース構成のピュアコンに、
オプションのSSFを加えて6ピース構成のピュアコンになっています。



ダッシュの上にスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けたら
ベーシックパッケージは完成です。



ドアの作業は内張と防水シートを一度取り外して、指で軽くはじいて響きの中心を見つけて、
マーキングした上で防振マットと防振メタルを貼り合わせます。



ベーシックパッケージなのでドアの16センチスピーカーはそのまま使用して、
見た目は悪くても使い方一つでトレードインスピーカーでは絶対に表現出来ない様な
正確な音色で音楽を奏でてくれます。



純正の音そのままではなくて、ピュアコンを通して音に重みを持たせているのと、
こもっている周波数はカットして後付けツイーターに任せているので、不思議と良い音で音楽を
奏でてくれます。



全ての組み立てが終わって音が鳴る様になったら、ストラーダのサウンドチューンの項目に入って
音調整を行います。



まずはDSPをオフにして、スピーカーディレイを全てゼロにします。



ピュアコンでかなり音は追い込んであるので、後はイコライザーを数カ所1クリックづつ動かして、
音を整えて行きます。



調整画面でいくら良い音で聴こえても、メモリーに入れた時点で微妙に音色が変わってしまうので、
調整画面でメモリーして、再生画面に戻って音を確認して、また調整を繰り返して、
生音・生声に近いパターンを探しました。



ベーシックのWパッケージなので、午前中入庫の閉店前出庫の、スピーディーな対応で音質アップを図る事が
出来ました。



ポルシェ911 BOSEサウンド車の音質アップ その1

2021-10-09
今日ご紹介する1台は、昨日福岡店に入庫したポルシェ911です。



カレラTというサーキット走行を想定しているモデルです。



BOSEのプレミアムサウンド車で、ドアにウーファーとスコーカーが付いているお車で、
ドアを開くのはカレラTなので赤いベルトを引く様になっています。



ダッシュに上向きの小型のツイーターがあり、フロント3WAY構成ですが、
低音は緩いのに出過ぎていて、スコーカーの中音は足らなくて後ろ髪を引かれる感じで、
ツイーターの高音はガラスに一度反射して届いてと、車の高性能に反してオーディオはイケていないと
不満足なオーナー様がサウンドピュアディオに持ち込まれました。



それに加えて不満なのがレベルが強すぎるセンタースピーカーで、スピーカーとスピーカーの間に
自然に音像が浮いて来るステレオ効果が得られないのを無理やりセンタースピーカーで定位させて、
お客様が不満に思われているイメージと、自分が感じたイメージが一致して、
JU60とピュアコンなどを使って音質改善を行う事になりました。



純正オーディオはディスプレイオーディオかと思ったら、CDプレイヤーが付いていて、
思わず自分も欲しくなりました。



自分は以前911を2台乗り継いで、その後にパナメーラを2台乗り継いで、
最近はポルシェから離れていましたが、この911はデッキが付いているから乗りたいな!
と思った1台でした。



そうは言っても今乗っているアウディQ5はポルシェマカンと兄弟車で、
どこかポルシェのテイストがあるんですけど、そんな車好きで音楽好きの自分ですから
お客様に入庫して頂いたというのもあります。



そしてお客様が代車に乗って帰られたら直ぐにピットに入れて、マスキングを行ってドアの内張を
外します。



内張を外したらボーズの薄型フロントマグネットのウファ―の横に10センチサイズのスコーカーが
付いていて、まずユニットのインピーダンスを測ります。



一般に公開されているインピーダンスは平均値であったり、静止時の値だったりで、
実際に使用する周波数の下限・中ほど・上限の実効値を測って、純正ウーファーをそのまま使用するのか、
他の物に交換するかを判断します。



お客様からはウーファーもスコーカーも交換していいと言われていますが、
換えて効果が得られなかったり、逆にマイナスになる音域があってはいけないので、
十分に調査を行いながら作業を進めて行きます。



(後はその2に続く)



2021-10-08
現在の宇部店のピットは、前方にプリウスPHVで後方にハイエースが入っています。



宇部店のピットは前はサッシの開き戸で、後ろはシャッターで、後ろから入れてそのまま前に進んで
出庫出来るので、プリウスの前にあったスイフトは昨日出庫になって、後からハイエースが入って来て、
プリウスが前進しています。



スイフトの作業は当初はデジタルトランスポートの取付と聞いていたのですが、
この表示はオーディオテクニカのデジタルメディアプレイヤーですね。



店頭でデモしている商品の、右のシルバーがデジタルトランスポートで、左の黒くて大きいのが
デジタルメディアプレイヤーです。



昨日の閉店前にスイフトは納車させて頂きました。



ハイエースの作業は純正の低い位置のスピーカーグリルを、内張の中ほどに移動して、
アウターバッフルを製作して16・5センチのミッドバスを取り付けました。



その前にドアの金属部分に防振メタルを貼り付けて、カーン!という高い音の響きを抑えています。



内張をドアに組み付けて取り付けたのは、JBLの670GTIのミッドで、
ドアだけで低い低音を再生させるためにいつもの13センチでなくて、あえて16・5センチを
取り付けています。



ツイーターはダッシュの上にピュアディオブランドのATXー30Jを取り付けて、
レンジの広さで16・5の中音域の上の方の薄い部分を補います。



ただ通常は行わない組み合わせなので、ピュアコンの選択はかなり苦労して、
ミッドの上限周波数とツイーターの下限周波数の微妙なつなぎ下限を何度も変えて調整して、
体感音圧と音のクオリティーの絶妙な駆け引きを行いました。



最後は楽ナビの7バンドイコライザーを調整して、今日の午後にハイエースは納車させて頂きます。



週末のドライブに車を使われる方が多いので、金曜日辺りはかなり納車のラッシュとなります。



お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
TEL.0836-45-0712

SOUNDPUREDIO 福岡店

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