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取付ブログ

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スイフトスポーツの静粛性をアップ

2021-07-23
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、スズキのスイフトスポーツです。



既にシステムが取り付けてあるお車ですが、車体アンダーの防振作業を行うためにジャッキアップした後に、
コート剤の吹き付けを行いました。



コート剤が余分な所に飛ばない様に、マスキングしてからエアーで吹き付けました。



仕上がりはこんな感じです。



外したタイヤハウスの樹脂にも吹き付けを行います。



先ほどのがリア用で、こちらはフロント用です。



車体アンダーの防振作業が終わったら、今度はラゲッジルームと座席下などの防振を行います。



後部座席下と足元に防振マットを貼って行き・・



フロントシート下と足元にも貼って行きます。



防振作業が全て終わって、静粛性の高い下地が出来たので、これからオーディオ関係のシステムアップを
行います。



スズキ・スイフト スピーカーのグレードアップ 後編

2021-07-22
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、スズキのスイフトです。



昨日の宇部店のピットはたまたま同じ様な紺色の車が2台入庫していました。



スイフトはケンウッドのナビオーディオに、以前ベーシックパッケージにプラスオンしたシステムを
お使いでしたが、今回グレードアップのための作業で・・



ダッシュにワイドスタンドを製作してJU60ツイーターを取り付けました。



ドアにはアウター・スラントのバッフルを製作して、ピュアディオブランドのZSP-MIDを
取り付けています。



現在ZSPはLTD15に代わっていますが、お客様は山口県から東京にライブによく行かれていたのが、
コロナ禍で行けなくなって、その代わりにカーオーディオで音楽を楽しもうという事で、
どちらかといえばライブ会場のPA寄りの音が合うだろうとの事で、若干数残していたZSP-MIDの方を
お勧めしました。



ピュアコンはグローブボックス下に4ピース構成の物が付いていたのを、JU60とZSP用に
10ピース構成にアップしました。



数字で4ピースと10ピースと聞くとそれほど差がありそうに感じませんが、実際に並べてみたら
かなり差があり、かなり細かく音の調整を行っています。



これが多バンドのイコライザーと違うのが、イコライザーは各周波数ごとのレベルは合わせても、
インピーダンスは合わせる事が出来ないので、インピーダンスが下がり過ぎて音がシャープ過ぎるとか
冷た過ぎるとか、逆にインピーダンスが高くて音が重たいとかもっさりするというのを
レベルだけで無理くり合わせようとすると無理があり、正確な音色に合わせ様と思えば
インピーダンスの調整が必要になります。



そもそもピュアコンはお客様からの、「カーオーディオのマルチアンプではモニタースピーカーの音は
出ない。」というお叱りから生まれた製品です。



そして今回スピーカーケーブルはPSTからトップグレードのPMBケーブルに交換してあって、
撚り線が全てエナメルで絶縁してあるのを、ハンダ槽で焼き入れを行って、全ての銅線を導通する様に
しています。



ハンダ槽の温度が約270度になったら、上に浮いて来た不純物を取り除いて・・



細い銅線の束を漬け込んでエナメル質を焼き切って導通させます。



この焼き入れは絶妙なタイミングがあって、焼き過ぎると周りの銅線が溶けて本数が減って、
焼きが足らないと中の方が半焼けで導通が悪くなるので、今のところこの作業が出来るのは自分だけです。



多くの手間をかけてフロント2WAYのシステムが完成して、コロナの影響でライブに行きたくても
行けなかったお客様にはとても満足して頂きました。


 

ステップワゴンの音質と静粛性をアップ

2021-07-21
福岡店で先週末に一度完成したステップワゴン・スパーダですが、追加の作業がありました。



一旦車両はピットから出して、ゲリラ豪雨を想定した雨漏りチェックを行って、もう一度ピットに戻しました。



そしてフロントやリアのフロアー下に防振材を敷いて、ロードノイズの軽減を図りました。



そうこうしていたらお客様から予定していたナビゲーションが届いたという事で、
ダイアトーン製のギャザーズのナビオーディオを持って来られて、その前の仮付けしていたケンウッド製の
ナビを取り外して、大画面の物に付け替えました。



ところがダイアトーン製のナビは中高音が目立って、低音を薄く感じてしまい、
イコライザーを動かすと他の周波数がつられて動くためにラウドネスを使って低音を上げました。



しかしラウドネスも中高音に影響して、FMラジオを聞くとクロスFMもFM福岡も自分がよく知っている
パーソナリティーの方が話されていて、声のトーンが違って聞こえるために、ラウドネスの使用はやめました。



それでは低音が薄く聴こえてしまうので、一度ケンウッドのナビで合わせていたピュアコンのパーツを
交換して、それで聴感上のフラットに合う様に工夫しました。



その上でイコライザー調整も行って、目標の周波数以外がつられてしまうのと、
調整画面から登録すると微妙に音色が変わって、ピュアコンのパーツの交換とイコライザーパターンの
組み合わせで、かなりの時間をかけて調整を行いました。



調整は昨日のお休み中に出社して行って、値を変えてイコライザーを動かして、
また値を元に戻してイコライザーを動かしてを何度も繰り返して、
でも誰からも呼ばれず電話もかかって来ないので集中して音調整が出来ました。



色々な組み合わせを試していたら、音色と体感音圧のバランスが良いところが見つかって、
福岡店を後にしました。



今週は木曜日と金曜日が祝日で、木曜日にお客様が取りに来られるのに、
全ての作業を間に合わせる事が出来て、B&Wの限定のゴールドツイーターの性能をきちんと発揮出来る
セッティングになりました。



追伸

ダイアトーンのサウンドナビのイコライザーは動かした周波数以外の音に影響が出て、
セッティングではかなり苦労します。



以前福岡店の柳井君を東京にスタジオ研修に連れて行った事があるのですが、
レコーディングのプロセスの説明を受ける時に、最後の方でイコライザーを動かして音を整える時に、
「このイコライザーは他の音が影響されない!」と横で言うので、
「柳井君、プロ機は狙った周波数しか動かないから、カーオーディオ用のイコライザーの話しは
恥ずかしいからやめて。」と言った事があります。



市販の器機を使いながらプロ機の音を目指しているので、かなり苦労しますが、そのために調整範囲を超えて
音調整するためにピュアコンは必要です。


スズキ・スイフト スピーカーのグレードアップ 前編

2021-07-19
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、スズキのスイフトです。



以前ケンウッドのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、
ドアのフル防振の施工と、フロントのミッドスピーカーの交換を行っていましたが、システムアップのために
今回入庫となりました。



ツイーターはピュアディオブランドのATX-25だったのを取り外して・・



ダッシュの両端をマスキングして、ワイドスタンドのダッシュの形状に合わせた型取りを行っています。



出来上がったら簡単そうに見えるワイドスタンドですが、実はけっこう時間がかかっています。



ドアスピーカーはインナー取付でJBLのスタジアム602CTPが付いていたところを・・



ドアの表にアウター・スラントのバッフルを製作するために全面をマスキングしています。



内張裏には前回の取り付けてセメントコーティングが施工されていて・・



ドアの外板裏にはベーシック防振の施工と、その後にサービスホールを塞ぐ防振が施工してあり、
既に基礎が出来ている状態なので作り物だけの作業となっています。



それでも納車予定日は水曜日の夕方で、タイトなスケジュールにスピーディーに作業を進めて行きます。



(続きは後半にて)



今日はホーム用のスピーカー作り

2021-07-18
昨日は1日で福岡店まで往復して、昨日の夕方からは宇部店で
ピュアディオブランド20周年記念バージョンのホーム用のスピーカーの製作にかかっています。



店頭では完成品を鳴らし込んでいて、鳴らし始めと2日目ではかなり音の奥行に違いが出ています。



今回の製品の特長は、どこのメーカーの物とも似ていない全くオリジナルの箱を創作家具職人の方に
作って頂いて、内部配線はピュアディオブランドのPMBケーブルを使用しているところです。



これは焼き入れが終わった6本ですが、片側6本なのでもう6本で1ペア用となります。



そういえばPMBケーブルも発売から20年になります。



現在手掛けているのはカー用のハイエンドツイーターのJU60を使用したバージョンで、
箱はまだ傷防止シールが貼ってある状態です。



既にご予約頂いている商品で、丹精を込めて作っています。



現在はコンデンサのペアリング中で、今回仕入れた1マイクロF10個を全て高度な測定をして、
値をマーキングしてから左右の値が合った物をペアリングします。



今回は10個中四桁で合わせると1ペアしか取れませんでした。



前に購入した物がストックしてあるので、何種類かペアリングが可能ですが、
今回のスピーカーでどの値が最もマッチングするかは、音が鳴ってからあれこれと借り付けしてから
値を決めます。



今回のホーム用スピーカーでは合計6個のコンデンサが必要で、違う値も測定してマーキングして
ペアリングを行います。



10個中1ペアも出来ないので、以前仕入れた物のストックと合わせてペアリングになる物を探します。



あれこれと探していたら2・260マイクロFが出て来て、測定もペアリングもしなかった
2・179マイクロFと左右になったら、ピタッと左右の音が合うピュアディオの音にはならないでしょうが、
パーツ的にはプラスマイナス5%以内なので問題無い製品というのが一般のメーカーの基準になります。



他の値ではけっこうペアリング出来る組み合わせが取れそうですが、
これがカーオーディオだとスピーカーの移置が下の方の車だと値を大きめの物を選んで、
スピーカー位置が高い時は値の小さい物を選んでピュアコンの中に取り付けています。



現在ピュアコンは24000円の標準モデルと、28000円のRRモデルの2種類がありますが、
4000高くてもRRタイプの方が絶対にお得です。



その理由は4000円の差額は中に使っているツイーターのレベル調整のパーツが
輸入物の高い物を使っていて、高音の量は同じですが粒の細かさがRRタイプの方がキメが細かいです。



更に中のコンデンサがJU60等で4桁のペアリングで漏れた物を使用していて、
3桁では問題無くペアリング出来る物を生別しているので、4000円の差額以上の内容となっています。



その事をご説明するとRRタイプを選ぶ方がほとんどなので、現在のホームページのベーシックパッケージの
価格表が4000円プラスされた表記にさせて頂いています。



どうしても4000円安い方が良いと言われればノーマルモデルもありますが、
最近のディスプレイオーディオでは元のオーディオの音が荒い場合があるので、
RRでないと良い音が表現しにくい場合もあるので、今の時点ではノーマルピュアコン1に対して
RRタイプが50ぐらいの比率になっています。



2年前ぐらいはJU60用のピュアコンで3桁表記で、
15年前はJU60やB&Wツイーターでさえ2桁表記でしたから、ベーシックパッケージ用で
3桁表記というのはかなりの精度で音を合わせているという事です。



結局何故コンデンサのペアリングの精度が上がって桁表記が上がったかというと、
サウンドピュアディオ提供のFMのラジオ番組を製作していて、
スタジオで多くのボーカリストの方の生の声を聞いていたら、
「あれっ?これってもっと精度を上げたらまだ正確に表現出来るのでは?」と思って2桁から3桁に上げて、
そこからしばらくして1週間で斉藤和義さんとスキマスイッチの大橋卓弥さんの両方の生声を聞いた時に、
「あれだけCDで聴き込んだ方の声が生で聞くとこんな感じなんだ!」と驚いて、
3桁の選別では不十分として、4桁の選別にシフトしました。



3桁と言っても実際には4桁目で測定していて、4桁の物は5桁目まで正確に測定を行っていて、
でもこの差は多くのお客様に表現力がアップしたのは体感して頂いています。



ピュアディオブランドの誕生は2001年からスタートして、当時はB&Wのマトリクス801の音を
基準にという事でデモカーのナンバーも801でしたが、スタートから5年後の2006年から
演奏家やボーカリストの方に実際にお会いして生音・生声を知ってからの音造りに変わって、
FM放送のアーティストさんの番組のスポンサーも2006年からのスタートだったので、
もしFM放送の関係を何もしていなかったら、ピュアコンの表記はいまだに2桁のままだったのかな?
と思う事もあります。



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