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取付ブログ

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トヨタ・アクア スピーカーの音質アップ

2019-10-16

今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、トヨタのアクアです。

 



トヨタ純正のマルチAVステーションというナビオーディオを装着した状態で入庫となって、

ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。



ドアスピーカーはトヨタ純正の16センチサイズに・・


ドアの上部に内ドームツイーターに真ん中に拡散させるプラスチックが付いているタイプで、

耳に距離が近いのと、向きがそれているのと、音質が荒いので、長時間聴いていると疲れてしまいます。



そこでダッシュにスタンドを使って適切な角度を付けたピュアディオブランドの

アップグレードのATX-30を取り付けて、見晴らしの良い場所から外ドームの

上質な高音を再生させています。

 




アクアのドアは外板裏に何も貼ってなくて残響が多いので、防振メタルと

防振マットを貼り合わせて、残響を抑えています。


ちょうどメタル3枚と四角のマットが1枚と丸いマットが1枚の合計5枚が写っていますが、

実際には4種類が8カ所に貼ってあります。




ドア以外の作業では純正ナビから音信号を取り出して、ピュアディオブランドの

PSTケーブルでグローブボックス下に送り、MDF板に敷いたピュアコンで

周波数幅・インピーダンス・レベルをコントロールして、純正16センチとATX-30に分配します。

 


これがATX-25ならもうデーターがあるので専用の値を入れるだけなのですが、

ATX-30とは特性が違うので、新たにATX-30用の値を探り出しました。


 

最初は純正そのままでかったるい音だったので、音を強調する機能を

オンにしていたのですが、きちんと音を整えると逆にじゃまになってしまうので、

全てオフにしました。



このナビのイコライザーはパナメトリックという動かす周波数と幅を決めた後に

レベルを上下するというグラフィックに比べるとややこしい方式で、

ピュアコンで調整しきれなかった音域を何カ所か1クリック動かして音を整えました。

 




最終チェックの少し前にお客様が来店されて、終わるまで店内でお客様とお話していたのですが、

ゲリラ豪雨を想定した雨漏りチェックがあまりに時間がかかっているので、「ちょっと見に行って来ます。」と

言って外に出たら、以前に比べて3倍の時間をかけて、気候の変化に対応していました。

 


ただし車が極端に斜めに傾いている状態で駐車すると、施工に関係なく雨漏りする事があるので、

大雨の日は平たんな場所に駐車する事をお勧めします。



アクアのお客様は通勤が1時間ぐらいかかるそうで、仕上がりの音を聴かれて

「これで通勤が快適になります。」と喜ばれていました。

ホンダ・Nボックス カーオーディオの音質アップ

2019-10-14

今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、
ホンダのNボックス・カスタムです。
 
 

 
 
 
ホンダ純正のギャザーズの大画面ナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
スピーカーの交換とドア防振の施工などを行いました。
 

 
 
 
 
まずはドアの内貼りを外して、外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせます。
 

 
 
入り組んだ場所のカーン!という高い響きの場所に防振マットの様な柔らかい材質を貼っても
残響はほぼ改善出来ないので、金属の多重構造の防振メタルを貼って響きを抑えて、
ボン!という低い響きの場所には防振マットを貼るという、
その場所に響きに合わせた材質を響きの中心を見つけて貼る事で、
ドアの重みが増さない割には有効な防振効果が得られています。
 
 
外した内張りの裏には吸音フェルトが貼ってあって、外からのロードノイズを防いでいますが、
これだけでは不十分なのでセメントコーティングを行います。
 

 
 
 
一度吸音フェルトを外して、内貼りの各部をマスキングしてから、
ツルツルのプラスチックの表面に粗目を付けてから塗り込んで行きます。
 

 
 
 
全て手作業で、意図的に規則性を持たせないランダムな厚い薄いを作って、
ドアが重たくならない割に最も高い効果が得られる様にしています。
 

 
 
石灰石の成分が多すぎると後からひび割れが起こるので、
若干のたわみを持たせるために繋ぎの成分が入っていて、
それが乾燥する時に化学変化で青味を持った後に茶色っぽく変化します。
 
ちょうど乾燥途中の一番青味を持つところの撮影に初めて成功しました!
 
 
 
ドアにはインナーバッフルを製作して、車内側からフルレンジタイプのPSTケーブルをひいて来て、
JBLのクラブ6500Cのミッドのみを取付けました。
 

 
 
 
ダッシュには高音域を重視した設計のPSTケーブルをひいて行って、
スタンドを使って角度を付けて、ピュアディオブランドのATX-30ツイーターを取付けています。
 

 
 
 
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、
オプション1品を追加した6ピース構成のピュアコンを取付けました。
 

 
 
ピンクのラベルのコイルは何も無い空のボビンから一から手作業で巻き上げたコイルで、
小さいながらも輸入物の高い銅線を使用しているので、音に透明感があります。
 
 
 
最後にナビオーディオの音調整機能を使ってイコライザー調整を行います。
 
 

 
 
 
中味はパナソニックのストラーダで、
1か所1クリックを動かした所が最も生音・生声に近いと感じたので、
音調整を終了しました。
 

 
 
以前に同じ型のNボックスで同じナビで同じスピーカーという作業を行っていたので、
調整はスムーズに進みました。
 
 
ATX-30ツイーターとJBLのクラブ6500Cのミッドの組合せは、
とても透明感のある音が再生出来ると、あらためて感じました。

アテンザ BOSEサウンド車の音質アップ

2019-10-13
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、
マツダのアテンザです。
 

 
 
 
 
フロントマグネットの20センチサイズのウーファーが付いているBOSEサウンド車です。
 

 
 
 
 
2年ちょっと前にディーラーオプションのパイオニアのサイバーナビが装着された状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付けと
ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行わせて頂いていました。
 

 
 
 
 
 
今回はツイーターをATX-25からATX-25に交換して、
ピュアコンのパーツを25用から30用に交換して音質アップを図りました。
 
 
 
 
 
ツイーターの周波数レンジが広いのでこれまでよりも中音域に近い部分の
ステレオ効果が増えて、スピーカーとスピーカーの間に音が浮いて来る効果が強くて、
センタースピーカーからのモノラル再生で薄い部分を補っていたのが重なる様になって来ました。
 
 
 
 
 
ピュアコンのパーツを何度も交換して、センターと重なり過ぎる事無く、
かといって薄い音域を作る訳でもなく、絶妙な音のつながりを探しました。
 
 
 
 
 
マツダのBOSEサウンド用のサイバーナビは途中までは
市販のサイバーと同じ表示が出るのですが・・
 
 

 
 
 
最終的なオーディオ設定はフェダー・バランスとソースレベルしか調整出来ません。
 
 

 
普通に取付ければ低音と高音が強調されたドンシャリ状態になり、
ボーカル音域が薄くなって音楽的には感動出来る音質とは違います。

 
 
センタースピーカーとダッシュのスコーカー2個と、
ツイーター2個の合計7個のスピーカーに付いているパーツの値を可能な限り交換して、
ボーカル音域が大げさではないのにしっかりと出ているという、
通常のBOSE車では表現出来ない所まで追い込みました。
 
 
お客様はボーカルを主に聴かれている様で、
音の仕上がりにはとても喜んで頂けました。

スバルR1 スピーカーの音質アップ

2019-10-12

今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、
スバルのR1です。
 

 
 
4ドアのR2を2ドアにしただけに見えますが、
実は専用で作られたパーツが多く、スバルのこだわりの一台です。
 
 
昨日宇部店から何気なく福岡店の画像を見たら、R1に似た車が写っていたので電話して、
「R1が入庫している様に見えるけど?」と聞いたらやはりR1で、
R1の純正デッキを使用してのATX-25を使った
ベーシックパッケージの取付けは初めてだったので、
慌てて福岡店に向かう事にしました。
 

 
 
 
R1は土スピーカーが付いていないタイプの車で・・
 

 
 
 
 
ダッシュ上に10センチのフルレンジスピーカーが付いている横に
ATX-25ツイーターを取付けて、2WAY構成としました。
 
 
 
 
 
グローブボックス下にMDF板を敷いて、
その上にピュアコンのブラックボックスとコイルを貼り付けました。
 

 
 
 
 
ダッシュのフルレンジスピーカーは中音の上の方の音がかなり強く聴こえるので、
いつもよりはかなり巻き数の多いコイルを使用して、
中音域の中の方から中低音にかけて鳴らす様にして、
ツイーターの周波数レンジも広すぎず狭すぎずの値を探りました。
 

 
 
 
R1の純正デッキは軽自動車にしては珍しくバス・ミッド・トレブルの3トーンで、
当初はフルレンジに負けているツイーターをトレブルを1クリック上げて
バランスを取ろうとしましたが、1クリックで上がるレベルが高かったので、
全ての音域をセンターで、後はピュアコンの値を動かして合わせる事にしました。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
今回使用したピュアコンは白いラベルのRRタイプで、
4000円プラス税で中のパーツを高い物を使用しているので、
高音の量は同じでも音の粒立ちが細かくなっていて、
ほとんどのお客様が追加でRRタイプを選ばれています。
 

 
 
またATX-25用のRRタイプはノーマルの3種類から選ぶのに対して、
20種類の中から選んで行くので、より細かい音表現が出来て、
それで皆さんRRタイプの方を選択されています。
 
 
以前のR1の取付ではATX-25が発売される前だったので
詳細なデーターが無くて、自分が福岡店に着いた時には
前のデーターを元に8割ぐらい追い込んである状態でした。
 
そこから自分が何度もお会いして何度も生声・生音で聴いているアーティストさんが
3アーティスト入っているCDを使って音調整を初めて、
棚にある全てのパーツの中でこれ以上の組合せは無い!
という組み合わせを探しました。
 

 
 
調整が終わってから直ぐに福岡店を出て、
北九州市のクロスFMのDHCスタジオに向かったので、
お客様の感想は直接は聞けなかったのですが、満足して頂けた様です。

ベンツGクラス カーオーディオの音質アップ

2019-10-11
今日ご紹介するのは自社車輛のベンツGクラスです。
 
 
 
 
福岡店に納車されてドア防振とインナーバッフルでスピーカーを取り換えて、
その後宇部店に乗って帰って、仕事の合間にちょこちょこと作業を行っていました。

 
ドアの外板裏にベーシック防振の施工を行って、
内張裏にはセメントコーティングを行って響きを整えました。
 
 
 
 
Gクラスの内張ならセメントコーティングの必要は無い様に思われがちですが、
実はこの内張はゴムに近い柔らかい成分が混じっていて、
ノーマルではいま一つスキッとした音にならなかったので、
かなり有効な加工でした。
 
 
 
 
16センチサイズの穴に13センチに変換するインナープレートを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けて、
純正に比べてドアからの中音域を濃くしました。
 
 
 
 
ツイーターはワイドスタンドの借り当て用のスタンドをいまだに使っていて、
早く本仕様のスタンドに変えないといけないのをそのうちそのうちと引き延ばして、
見た目は悪くてもJU60の音はしています。
 
 
 
 
ドアのスピーカーグリルはかなり下の方に付いていて、
向きのせいで中音域が上に上がって来ず、
ミッドの上限を決めるコイルの巻き数を減らして行ってもなかなか改善出来ず、
かといってコイル無しでフルレンジで鳴らしてもおかしく、
ここのチューニングではかなり苦労しました。
 
 
 
 
ツイーターのレンジを中音域まで広げると今度は音が荒れて聴こえて、
既存の値のパーツはどれも合わないために専用の値をいくつも作って、
当ててみては作り替えてを繰り返しました。
 
 
 
 
 
またドアからの中音の不足を補うためにダッシュの中央にセンタースピーカーが付いていて、
ここがノーマルレベルだとあまりに音が強くて、
モノラル上のレベル的にはフラットになっても、
足らない音域がセンターからモノラルで出てくるのは音楽的はおかしくて、
ここのレベルはかなり下げました。
 
 
 
BMW7シリーズのハーマンシステム用のセンターのアッテネーター回路を付けてみましたが、
それではレベルがまだ強かったので、新たにGクラス用の値を探って作りました。
 
 
ただそれでもハーマンシステムは2Ωで既存のシステムは4Ωのために音色の差が出てしまい、
一度市販の2Ωのスピーカーに交換したらレベルは合ったものの、
音色が安っぽかったのでハイローコンバーターを使って4Ωの小型のパワーアンプを入れて、
4Ω送りの4Ω受けでインピーダンスの整合性を上げて、それで音色を合わせました。
 
 
 

 
しかしそれでもハーマンシステムの3トーンはこんなに動かさないと聴感上のフラットにはならず、
「どうしたものか?」と頭を抱えています。
 
 
 
7シリーズのハーマンシステムでもかなり苦労しましたが、Gクラスはそれ以上で、
これまでベーシックパッケージの取付は出来ないとお断りし続けていましたが、
1日で仕上がる事はまずなくて、
普通に施工して聴感上のフラットはほぼ出ないと言っていいぐらいの純正システムです。

 
これまで仕事の合間に作業を進めて来たGクラスですが、
来週はあるボーカリストの方がプロモーションのために福岡に来られて、
その時にGクラスの試聴を希望されているので、
それまでに極端にトーンを動かさなくてもスムーズに音楽が鳴らせる様に改善しないといけません。
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