取付ブログ
レヴォーグSTI カーオーディオの音質アップ 後編
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、スバルのレヴォーグSTIスポーツです。
RCAケーブルと電源ケーブルをひいて、前のお車でお使いだったPMBのスピーカーケーブルは
末端を焼き直して取り付けて、PSTのスピーカーケーブルは純正のナビオーディオの音を
ハイローコンバーターでRCA化してデッキの外部入力に送ります。
フロントドアはフル防振の作業が終わったら、アウター・スラントのバッフルを組み付けて、内側を
金属リングで繋いだ後にセメントコーティングを行います。
ダッシュにはワイドスタンドを製作して、こちらも前のお車でお使いのユニコーンツイーターを移設して
取り付けました。
ピュアコンは車の買い替えに合わせて3桁から4桁に変更を行って、セブンクリップと呼んでいる7個の
放熱クリップを使ってフィルムコンデンサに熱で影響を与えない様にして、滑らかな音を再生させます。
リアにはアンプ・チャンディバ・イコライザーと25センチウーファー用のエンクロージャーを
組み付けて、エンクロージャー内はセメントコーティングで粗目を付けています。
ピュアディオブランドの25センチウーファーを取り付けて、これで全ての配線が終わって音が
鳴る様になりました。
ウーファーの上には荷物を積んでも大丈夫な様にグリルを取り付けて、右サイドだけアンプボードを
付けずに、ダイヤル操作が出来る様にして音調整を行います。
シフト前に1DINスペースを作ってCD-700KKを取り付けて、スバル純正のナビオーディオの
音を外部入力で入れて鳴らしています。
ナビのガイド音声はダッシュのスコーカーで鳴らして、システムの構成や造作物は、全て当社の
デモカーのレヴォーグからコピーして事前に製作してから組み付けました。
スズキ・ラパン カーオーディオの音質アップ
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、スズキのアルト・ラパンです。
スズキ純正の8インチナビゲーションを装着した状態で入庫となって、7月にシステムを
取り付けて頂いていましたが、今回は2度目のシステムアップで入庫となりました。
最初の入庫でピュアディオブランドのATX-25ツイーターを使用したベーシックパッケージと、
前後ドアとハッチの防振の作業を行って・・
ドアにはインナー取り付けで、JBLのクラブ6500Cのミッドのみを取り付けていました。
2回目の入庫ではダッシュにワイドスタンドを製、ATX-30にツイーターをグレードアップしました。
グローブボックス下に取り付けたピュアコンは、ブラックボックス4連プラスピンクの
ラベルの空のボビンから一から手作業で巻き上げたコイルで、一度システムは完結していました。
こちらからの提案で以前から純正スピーカーの音の抜けが悪いので、ここをアウター化するか、
またはグリルをくり抜いて違う抜けの良いグリルに交換するなどをお勧めしていました。
しかしこのグリルはアルト・ラパン独自のデザインなので、そこは変えられないという事で、
それならひかかっている中音の上の方をあっさり再生させずに、ツイーターのレンジを
中音方向に伸ばして音質改善をする事になりました。
ATX-30とJU60ツイーターのサイズは同じに設計されているので、スタンドはそのままに、
中身のみを交換して、ワイドレンジ化しました。
ツイーターがワイドレンジになった分、ピュアコンのブラックボックスを交換して、
ミッドの上限周波数を決めるコイルも交換しました。
入庫前はイコライザーは1か所1クリック下げていただけでしたが、グレード的に
ツイーターがミッツドよりも勝っているので、それに合わせてイコライジングを変えてからメモリーしました。
アルト・ラパンの可愛い見た目と、優れた音質の両方を融合させた、
特別な1台に仕上がりました。
レヴォーグSTI カーオーディオの音質アップ~前編~
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、スバルのレヴォーグです。
グレードはSTIスポーツで、広島県からお越し頂きました。
広島県にもカーオーディオ専門店は沢山ありますが、ボーカリストに直接会って
生の声を確認してから音造りというお店は無く、ある方のファンクラブに入っておられるぐらい
音楽には熱心な方で、その方とは番組のスポンサー活動を通じて何度もお会いしているのをご存じなので、
わざわざ山口県まで足を運んで頂きました。
作業の方はフルシステムで、先日福岡店で当社のデモカーのレヴォーグを分解して
寸法撮りした製作物をはめて行きます。
ただし前後のドアの防振は実車が来てからでないと行えず、フロントドアが3面のフル防振で、
リアは2面のロードノイズを抑える事が目的の防振を行います。
セメントコーティングが塗ってしまえば簡単そうに見えますが、意図的に規則性を持たない
ランダムに塗らないといけないのと、剥がれを起こさないために内張裏に粗目を付ける作業が
かなり時間がかかります。
リアのハッチ裏もばらして、ここにも静粛性をアップさせるために防振作業を行います。
今回はワイドレンジのツイーターを取り付けて、ドアはアウター化するので
純正のスコーカーは使用せず、スコーカーは下限周波数を決めるコンデンサを
容量の大きい物を付けて、下にレンジを増やして、ナビゲーションのガイド音声用として使用します。
これも当社のデモカーと同じ手法で、ツイーターの銘柄が違うぐらいで、
後はデモカーのフルコピーとなります。
デモカーで音の良さは実証されていますので、安心して作業に預けて頂けます。
コンデンサの測定の精度
最近毎日ピュアコンの4桁シリーズの製作を行っていて、大量に買ったコンデンサを測定して
誤差ごとにストックしているケースも、どんどんコンデンサが出て行くので、空の部分も出て来ています。
欲しい値が空になると、また大量に仕入れて分別しないといけないので、4桁シリーズを作るのに、
意外とコストがかかります。
現行のトレンドの値がコンデンサ1個で出す事が不可能なので、2個を合成して欲しい値を作っています。
高い精度の測定器で測ると、この合成は1・68538マイクロです。
しかし持ち方を変えて、重ね合わせたら1・68628マイクロに変わります。
これをピュアコンの中に入れるために2本のリードを1本に合わせたら、1・6553マイクロに
なりました。
その寄り合わせた部分にハンダ付けをするために、放熱クリップを沢山付けて、コンデンサ側に
熱が入り難くします。
下がハンダ付け後で、上はこれからハンダ付けするところです。
あれだけクリップでガードしていたにも関わらず、ハンダ付け後は中のフィルムに影響して、
値は1・68596マイクロのやや上昇しました。
ところがそのまま数分置いておいたら、中のフィルムが冷えて来たからか、どんどん値が下がって、
1・68512まで下がりました。
また放熱クリップをきちんと行わないと、中に影響を与えてしまい、音が荒くなるというのもあり、
また世の中には安い電池式の測定器は沢山あり、ピュアディオが使用している物に比べて20分の1から
これはZSP-MID用のコイルで、0・5マイクロヘンリー刻みでストックしています。
こちらはZSP-LTD15用で、こちらはインダクタンスがかなり大きいので1マイクロヘンリー単位で
ストックしていて、4桁シリーズのブラックボックスにピッタリ合う様にしています。
よくお客さんの聴く音楽ジャンルや好みに合わせて音を調整するとか言われていますが、
サウンドピュアディオでは歌っているボーカリストの声が、全ての人が正確に再生出来て、楽器の音も
種類に関係なく正確に再生出来る、レコーディングスタジオや放送局のスタジオ的な音を目指しています。
最近4桁シリーズのブラックボックスを取り付けられたお客様で、アーティストさんのファンクラブに
20年以上入会されていて、ファンクラブイベントで何度も本人の生声を聞いた事がある方から、
「本当に本人の声みたいに聞こえました。」と大変喜んで頂きました。
そのボーカリストの方にはFMラジオのスポンサー活動を通じて、2度ほどお目にかかって生の声を
聞いた事がある方で、本人の声を知っているからこその細かい数字合わせで、より正確な音を車に合わせて
表現しています。
マツダ・デミオ スピーカーの音質アップ
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、マツダのデミオです。
マツダコネクト付きのお車に、ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振の施工の、
Wパッケージの作業を行いました。
入庫した時にはトレブルが上がってフェダーが前に振ってある状態で、そうしないと音がこもって
聴き辛い状態で、ただトレブルとフェダーを動かすと音がよじれて聴こえてしまうのが、このデミオの
オーディオの難点です。
サウンドピュアディオではマツコネ付きのデミオが発売されてから直ぐに車を購入して、
ベーシックパッケージの開発に着手しましたが、その開発は並大抵のものではなく、途中で開発を中断して
CX-3に買い替えようかという案まで出ていました。
その理由はハンドルの斜め右下に付いている車両アンプのパワーの無さで、本体は同じでもCX-3では
倍のパワーがあるために、CX-3用のパッケージの開発は簡単に進める事が出来ました。
そこで出たアイデアがデミオだけはベーシックパッケージでありながらドアのスピーカーをJBL製の物に
交換して、そこで能率を上げる事で実質的にパワー不足を解消するという方法でした。
ただスピーカー交換が必要な分ほど価格は他の車種より高くなりますが、普通よりも1ステップ上の
取り付けなので、Wパッケージでも内容はトリプルパッケージの様な構成となっています。
またデミオの防振作業も他の国産車と違い、フロントドアに関してはドイツ車的なベーシック防振を
施しています。
ベーシック防振は防振メタルと防振マットを合わせて8枚ドアに貼るのですが、デミオでは4枚を
外板裏に貼り付けて・・
インナーパネルのプラスチックが鳴く部分に2枚防振メタルを貼り付けて・・
ドアポケットの内側のプラスチックが響く部分にも防振メタルを貼って、まるでゴルフⅦみたいな防振の
方法で貼っています。
マツダコネクトの車両アンプから取り出した音信号はグローブボックス下に設置したピュアコンの送って、
ドアのJBLスピーカーとダッシュの後付けツイーターに分配されます。
普通は偶数個のパーツがデミオでは5ピースと奇数で、これは左右のバランスを動かさずに
レベル調整をしているからで、ピンクのラベルが付いたコイルは何もない空のボビンから手作業で
巻き上げたコイルです。
それから通常は4000円の追い金が必要な白いラベルのRRピュアコンも、デミオでは最初から
標準としてパッケージ料金に含まれているので、一見高い様に思われるパッケージも内容は
至れり尽くせりです。
そして上向きで能率が悪い純正のツイーター位置は使わずに、スタンドを使って適切な仰角・振り角を
付けたピュアディオブランドの外ドームタイプのATX-25ツイーターで、見晴らしの良い場所から
上質な高音を拡散して届けます。
実車を使って仕事の合間とはいえ1か月以上かけて実験を行い、セッティング画面で全てセンターが
一番滑らかな音が再生出来るマツダコネクトで、ピュアコン5ピースとアンプ部分に取り付けた
リア2CH用のアッテネーター回路で、絶妙なバランスのクセの無い素の音に近い状態で再生出来る様な
パッケージに仕上げました。
一度パッケージが開発されてばマイナーチェンジで純正の特性が変わらない限り同じ組み合わせで
最高の音が出せますが、もし仕様変更があった場合はそれに合わせてパッケージの値を変更して
対応するので、安心してお任せいただけます。