取付ブログ
トヨタ・カムリ カーオーディオの音質アップ
トランク内にはベーシックパスシステムのウーファーボックスと
ナビオーディオによってトーンを動かしてもレベルだけ変わって
WRX・S4 カーオーディオの音質アップ
スズキ・ジムニー カーオーディオの音質アップ
マツダ デミオ カーオーディオの音質アップ
今日ご紹介する1台は、先日の札幌店の作業から、マツダのデミオです。
マツダコネクト付きのお車にベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振と
セメントコーティングの2工程の施工の、トリプルパッケージの作業を行いました。
まずドアの内張りとインナーパネルを外して、何も貼ってない外板裏に防振メタルと
防振マットを貼り合せます。
デミオのベーシック防振ではインナーパネルのプラスチックの響きが気になるので、
方ドア8枚の防振材のうちの2枚をインナーパネルに貼っています。
また現行デミオのベーシックパッケージは8万8千円と他の車種に比べて値段が高く、
その理由はJBLのドアスピーカーの交換費用が含まれているからです。
現行デミオは実車を買ってパッケージの開発を行って、
その途中で他のマツダ車に比べて明らかにアンプのパワーが弱く、同じ内容のパッケージでは
デミオの音は劣ってしまい、そこであれこれと工夫してスピーカーを能率の高いモデルに替えて、
それでパワーの少なさを補おうという結論に達しました。
もちろん通常価格のべーシッツクとの比較試聴も行って、
「価格を安くして中途半端な物を発売する方がお客様に失礼になる。」という結論に至って
8万8千円というパッケージを発売する事になりました。
使用しているスピーカーはJBLのGX602のコアキシャル2WAYのツイーターを鳴らさずに
ミッドバス化した物で、パッケージ価格を維持するためにメーカーの倉庫に有った在庫は全て買い取って、
自社の倉庫で保管しています。
それと写真ではGX602に車内からPSTケーブルが引き込んでつながっていますが、
これはベーシックでは純正ケーブルを使用していて、追加で費用を払ってケーブルの引き替えを行っています。
効率の高いユニットの効率が更に上がっています。
今回はドアのセメントコーティングも行なって、プラスチックのツルツルの表面を加工して、
セメント材が剥がれない様に下ごしらえを行います。
全て手作業でランダムに厚い薄いを作って、ドアが重たくならない割に振動が消える様にしています。
札幌では音質や静粛性アップの他に、断熱性のアップの部分が冬の冷えを軽減して、
施工される方の比率は他の店舗に比べてかなり多いと感じています。
ただ今年の夏の福岡ぐらい暑いと、遂にセメントコーティングが暑さにも効き目があるという事が分かり、
ノーマルのドアの車に数日乗っていたら、その効き目がハッキリと分かりました。
そして乾いた内張りを組み付けたら、ドアの作業は完了です。
続いてダッシュの作業ですが、純正ツイーターのカプラーを外して鳴らなくして、
Aピラーの根元までPSTケーブルを引いて来ます。
上向きでガラスに反射する純正位置は使わず、スタンドを使って角度を付けたピュアディオブランドの
ATX-25で、反射の無い綺麗な高音を再生します。
マツダコネクトの車両アンプから音信号をPSTケーブルで取り出して、グローブボックス下の
ピュアコンで音域分けを行って、フロント2WAYの現行デミオで最も生音に近くなるセッティングを
行います。
デミオのマツダコネクトのサウンドセッティングは上から4項目が全てセンターで揃う時が
一番音が滑らかで、ベーシックパッケージではフェダーを動かした時の変化が起きない様に、
リアスピーカーはアッテネーター回路を入れてセンターから動かさない様にしてあります。
実車を買って時間をかけて実験して、メーカーのコストダウンによるデメリットを前もって
予防していて、他では手に入らないナチュラルサウンドを実現しました。
ホンダ・NーWGN カーオーディオの音質アップ
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、
ホンダのNーWGNです。
ケンウッドのナビオーディオをベースに、
ベーシックのWパッケージを取り付けておられたところからのグレードアップで入庫となりました。
ご兄弟が使われていた商品がシステムアップのために外されたので、
それを移設して取り付けています。
ツイーターはJBLのP560から508GTIに付け替えて、どちらも現行モデルではありませんが、
発売している当時はP560ツイーターのベーシック価格に、
新品購入時に14000円プラス税で508GTIにアップグレード出来るというメニューがありました。
ドアスピーカーは純正の16センチから13センチのP560のミッドに交換して、
ミッドに対してツイーター側を
グレードを上げるという一時期かなり流行った組み合わせになります。
リアのラゲッジにはベーシックウーファーシステムの
JBLの20センチウーファーが入ったエンクロージャーを取り付けました。
25センチサイズになると縦付けになりますが、20センチはラゲッジに収まり、
上を向けて取り付け出来ます。
ウーファー用のパワーアンプは運転席下に取り付けていて、
床が平らではなかったので、アンプボードを使って安定させています。
グローブボックス下にはピュアコンを取り付けてフロントスピーカーをコントロールして、
ツイーターの下限周波数と、ミッドの上限周波数に加えて、
ミッドの周波数がウーファーに重ならない様に、下限周波数もコントロールして、
ウーファーの上限周波数はアンプ内で制御しているので、
車1台でトータル3WAY構成としてコントロールしています。
全ての結線が終わって音が出る様になったらケンウッドのナビのセッティング機能を使って
調整を行い、音を強調する項目はほとんどオフにして、
滑らかで自然な音になる様にセッティングしました。
事前にピュアコンで複雑な調整を行っているので、
イコライザー調整は1ヶ所1クリックのみで十分でした。
ピュアコンのユニットを増やすと調整出来る音域が増えるので、
中高音は何もイコライジングしない方が音が自然という現象が起きます。