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取付ブログ

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マツダCX-5 スピーカーの音質アップ

2019-08-30

今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、
マツダのCX-5です。
 
 

 
現行モデルは全てマツダコネクト付きとなっていて、
音に不満を持たれている方も多いCX-5ですが、
今回はATX-30を使用したアップグレードのベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、
トリプルパッケージの作業を行いました。
 
 
 
車輛アンプから音信号を取り出して、
グローブボックス下にMDF板を2分割にして取付けて、
左右別々にピュアコンのパーツを取り付けます。
 
 
 
オプションを含めて6ピース構成の状態に、
更に右のツイーターに微調整をかけて、
合計7ピースの構成としています。
 

 
ダッシュにシンプルスタンドを使って取り付けたATX-30は、
通常のベーシックのATX-25に比べると、見た目も音も存在感が増します。
 
 
 
イメージ的には1990年代に人気商品だった
ナカミチのSP-10Sのハイエンドを伸ばした感じで、
新しい音源にも対応出来る周波数レンジとなっています。
 

 
ドアの中には防振メタルと防振マットを貼り合わせた
ベーシック防振の施工を行い・・
 
 
 

 
フロントドアの内張にはセメントコーティングの施工を行い、
ドアに付帯する鈍い音を防ぐのと、外からのロードノイズの軽減と、
断熱性のアップを図ります。

 
ちょうど昨年のこの時期に新車のレヴォーグを降ろして、
しばらくノーマルのドアで走っていたのですが、
日ごろセメントコーティングの車ばかり乗っていたので、
外からの熱がじわじわとプラスチックの内張から伝わって来て、
「こんなに差があるのか!」と驚きました。
 
 
今回の作業はベーシックパッケージなのでドアの16センチスピーカーはそのまま使用して、
ドア防振を行う前は低音のハリも量も足らなく聴こえていたのが、
逆に出過ぎぐらいになったので、
SSFというローエンドに制限をかけるパーツでバランスをスタジオレベルに合わせました。
 

 

 
マツダコネクトの調整機能は何も施工していないリアドアが強く鳴ると
音のこもりが出るのでフロント側に2クリック振って、
バスはSSFで制限してもまだ多いぐらいだったので
1クリック下げた所がベストでした。
 
 
 
8月にCX-8のアップグレードのベーシックパッケージの作業を行っていましたが、
5と8のオーディオは基本的に同じで、
全く同じパッケージが装着出来るという事が確認出来ました。

 
ツイーターのアップグレードで、
マツダコネクトのもの足らない部分を見事にカバーしたシステムが完成しました。

BMW3シリーズ カーオーディオの音質アップ

2019-08-29

今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、
新型のBMWの3シリーズです。
 
 

 
以前ディーラーの展示車を見てまだCDプレイヤーが付いていると書いた事がありますが、
実際に入庫したらここはCD挿入口ではなくて、
ラジオとスマートフォンしか聴けない状態でした。
 
 

 
スピーカーは先代と比べてドアスピーカーはやや下の方になって、
5シリーズや7シリーズと同じ位の位置になっています。
 
 
 
先代ではハーマンシステムでないとツイーターが付いていなかったのが、
サイズが小さいながらもミラー裏にツイーターが付いています。
 
 
 
シート下のウーファーは先代と同じ位置に付いていて、
標準オーディオで最初からフロント3WAY構成となっています。
 
 

 
先代よりもやや音がクリアーになったもののまだもの足らず、
高音や低音は上げた状態で音楽を聴かれていて、
横から逸れた向きで聴こえるツイーターの音は疲れて、
低音を上げると余分な倍音成分が目立ってボーカル音域に重なり、
スピーカーを交換して音質アップを図る事になりました。
 
 
 

 
まずはダッシュにワイドスタンドを製作して、
JU60ツイーターを取り付けました。
 
 
 
 
ミッドスピーカーはピュアディオブランドのISP-90で、
このスピーカーは新品で取り付けると調整中にころころ音が変わる、
いわゆるエージングに時間がかかるタイプで、
あらかじめ福岡店のピットでエンクロージャーに組んで鳴らしておき、
慣らしたところで車に組み付けます。

 

 
ピュアディオのデモカーで先代の3シリーズは床下ウーファーを交換していて、
その次の5シリーズと7シリーズは純正ウーファーのまま使用しているので、
今回は床下ウーファーはそのまま使用した、
ツイーターとスコーカー変更のフロント3WAYとなりました。

 
見えない所にブラックボックス4連のピュアコンを仕込んで・・
 
 
 
 
スマートフォンの音源とFMラジオの音源で音調整を行います。
 
 
 
FMラジオではクロスFMとFM福岡は放送局にしょっちゅう出入りしているので、
パーソナリティーの人の声は生で聞いているので、
「このセッティングではズレている!」と、直ぐに分かります。
 
 
 
 
最終的にはバス・トレブルはほんの少し動かした所で最も生音に近くなり、
変な倍音成分も無くなって聴き疲れしない上質なサウンドに変わりました。
 
 

ピュアコン誕生27周年

2019-08-28

ピュアコン誕生27周年サウンドピュアディオでは市販のパッシブネットワークを使用する事はなくて、

『ピュアコン』と呼んでいるネットワークをブロック化してあれこれと組み合わせを変えて、

自由に特性を変えられる方式を使っていて、それがもうじき誕生から27年を迎えようとしています。

 

7月に誕生日を迎えた娘が生まれた後の秋に完成しているので、だいたい9月の終わりから

10月にかけてですが、詳しくは記憶にありません。

 



一番上の男の子はもう31歳になっていて、2番目の男の子がもうじき29歳で、

どちらも家業を継いでいますが、娘が生まれて間が無い時は妻が娘を寝かせ付けて、

自分が別の部屋で男の子二人を寝かせ付ける役でした。


ただ当時は息子2人を寝かせ付けながらその部屋でコイルの末端の

エナメルをやすりで剥がす作業を寝室で行っていて・・


グッドのピストル型のハンダこてを使ってハンダ付けをおこなって、ピュアコンの試作品を作りながら

息子二人を寝かせ付けていました。

 

 

当時はまだ売れるかどうか分からない物で、仕事中に作ってもお金を産まないので、

夜に自宅の寝室で作るというのが当たり前でした。

ハンダこては煙が出るので息子が不思議がって近づくので、「熱くて危ないから近づいてはいけない!」と

言っていたので、後に電子工作などに興味を持たない子供に育ちました。

ただ寝室でやすりでエナメルを剥がしたり、ハンダ付けをするという事は

子供に良い事ではなくて、小さな時は喘息気味で、今考えたら幼児虐待みたいな事を

しながら試作品を作っていました。


ピュアコンの誕生前はもちろん市販のパッシブネットワークをそのまま使用していて、

その特性は『ドンシャリ』と呼ばれるツイーターとミッドの間に薄い音域を作って

低音と高音が強調して聴こえる物と、『女性ボーカル向き』と言われていた

ツイーターの下限周波数とミッドの上限周波数が重なっていた物の2種類で、

でも自分は20代に1年ほどFM山口で音楽番組を製作して自分で喋っていて、

その時に聴いたスタジオ用のスピーカーとは全く違う音で、「スタジオみたいな元の音に近い

ネットワークは出来ないものか?」と思ったところからピュアコンの試作を始めたところでした。

 

 


開発当初は一からネットワークを作るのではなくて、市販のネットワークの巻き数が

適正よりも多めに巻いてある物を徐々にほどいて行って、耳で聴きながら「あともう少し!」と、

スタジオモニターのスピーカーとの聴き比べて合わせていました。


ただその方式では本当に合う波数の手前でやめてしまう『寸止め』的なやり方か、ほどき過ぎて適性を過ぎて

元に戻せないかのどちらかで、良い音に辿り付く前に合わないネットワークの山が出来ました。

 



そこで考えたのが、ホームオーディオの自作ネットワーク用のコイルを使ってまたほどいて行く

というやり方で、上質なコイルを買って来てケースに入れようとしたら・・

 


大き過ぎてケースに入らないか、入っても他のパーツと干渉して使えませんでした。


そこで考え付いたのが今のピュアコンの4ピース構成の物で、コイルの巻き数だけでなく

他の部分も新たに作ってブロック化して、ブラックボックスとコイルの組み合わせを変えたら

とんでもなく音のT調整範囲が広がりました!


これは驚きでした。

ただこれをどう実験するかが問題で、当初はノーマルのネットワークで取り付けるお客様に

サービスで取り付けて、そこから部品代として8000円頂いて、次に12000円頂ける様になって、

それから2万円、2万4千円と現在の価格になりました。

最初は4ピース構成で発売したピュアコンも、世の中には多くのパーツを使った

複雑な特性のパッシブネットワークも存在していて、そこでグレードアップのための

追加ユニットの開発にかかりました。



それがブラックボックス4連で、合計8ピースや10ピースのオプションプラスのピュアコンになります。

これで複雑なスロープ角も出せる様になって、細かいレベル調整やインピーダンス調整が

出来る様になって、簡単なシステムで良い音が出せるピュアコンから、極めた音が出せる

ピュアコンにバージョンアップ出来るシステムへと進化しました。


最初は20種類とか30種類のコイルの中から最適な値を選んでいたのが、

年々車側のオーディオが複雑になって来て、今は数百種類の中から選ばないと

本当に合う値が見つからない状態になっています。




特にプレミアムサウンドと呼ばれているインピーダンスが特殊で車輛アンプに

フィルターがかかっている車に対応すると、これまで全く必要無かった値が必要で、

いこれまで一番高かった値が1002マイクロHで・・



一番低い値は1・5マイクロHで、そんなコイルのベースになる物は世の中に無くて、

工業用のプラスチックボビンに一から輸入物の銅線を巻いて作りました。

 




ちなみに最初に市販のネットワークのコイルを取り外して、銅線をほどいてボビンだけを

使ってみたのですが、プラスチックの材質が硬すぎて音に悪い影響があったので、

それは使わない様にしました。

その時に、「値が合わない以外にこういう事で音がスタジオ的にならないんだ。」と知りました。

ピュアコンのブラックボックスやコイルなどのパーツは全ての値を切らさない様に在庫表で管理していて、

入庫数の多い車用は複数在庫する様にしています。

 

 


少し前までは在庫表2枚で管理していたのですが、最近プレミアムサウンド車が増えて来て、

それに対応して次々と新しい値を開発していたら、遂に2枚では足らなくなって、

現在では3枚で管理しないと足らないほどのバージョンが存在しています。



普通発売から27年経つとトレンドが完全に終わったりしますが、年々プレミアムサウンド車が

増えて来て、普通の市販品では対応出来なくなっているのと、標準品でもシステムが複雑で

後付けに難がある車多いので、需要は徐々に増えて来ている状態です。

 



自分は長年ピュアコンの開発に専念して子供ほったらかしにして、次男が高校生の時に

「自分は日曜日にどこかに連れて行ってもらった事もないし、キャッチボールもしてもらった事もない。」と

言い、「自分の子供にはそんな思いをさせたくないから、お父さんの仕事の後は継がない!」と言っていて、

長男は一度継ぎかけて途中で辞めて他の仕事を5年して、それでも今は二人で協力して

宇部店の仕事をしているので、まあ先はどうなるか分かりませんが、少しは安心しています。

BMW5シリーズ カーオーディオの音質アップ

2019-08-26
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、
BMWの5シリーズです。
 

 
以前デモカーであった5シリーズに似ていますが、紺色でガソリン車です。
 
 
異形パネルの専用ナビオーディオ付きのお車に、
ベーシックパッケージの取付を行いました。

 
 
 
現行の5シリーズはミラー裏にマグネットサイズが大きくスピーカーケーブルも
太い純正ツイーターが付いていますが、
ここは指向性の向きが悪いのと車体の鉄の影響を受けて磁力線が曲がるためにこの位置は使用せず・・
 
 

 
ダッシュの上にスタンドを使って角度を付けた、
ピュアディオブランドのATX-25で見晴らしの良い場所から外ドームで
拡散する上質な高音を再生させます。
 
 
 
 
BMWの場合はベーシックでもドアスピーカーの交換を含む車があり、
5シリーズの標準オーディオでは8・7センチサイズのJBLのGX302のツイーターを鳴らさない
状態でスコーカー化して、中音域を鳴らしています。
 

 
 
純正のサイズは10センチですが、裏から見ると縦に実効面積が少なく、
ピュアディオでは8・7センチから9センチのスピーカーを使用して、
跳ね返りが無いスムーズな音を再生させます。
 

 
低音域を再生するシート下のウーファーはそのままで使用しました。
 

 
現行5シリーズの車両アンプはトランクルームの左横にあって、
そこから音信号を取り出してピュアコンに接続します。
 
 
 
普通はリアに取り付けたピュアコンから高音域はピュアディオブランドのPSTケーブルで送り、
中音域と低音域は純正のケーブルが国産車に比べたら太いのそのまま使用していますが、
今回はお客様の希望で全てリアから引き換える事になりました。
 
 
最近のBMW車は段々とCD・DVDプレイヤーが付かなくなって来ていますが、
まだCDが再生出来るモデルで、いつもの調整用CDとFMラジオと、
スマートフォンの音などをあれこれと聴いて音調整を行いました。
 
 
 
 
入庫時はバスもトレブルも最大に上がっていて、それでそれなりに迫力は出ていましたが、
逆にボーカル音域が薄くて不自然だったところから、
一度全てセンターに戻してからフェダーを少し前に振って、
トレブルを少し上げた所で自然な音のバランスになりました。
 
 

 
今は7シリーズに替わっていますが、
その前は現行の5シリーズを購入して音のクセなどを調査して日常使う車として使用していたので、
実走行を含めてツボを押さえた音のチューニングが出来ています。
 
 
 

 
近年では純正のカーオーディオは多様化して来ているので、
ある程度の車種は実車購入で実走行でテストをしないと、
きちんと対応出来ない時代に来ていると思っています。

トヨタ・シエンタの静粛性をアップ

2019-08-25

今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、
トヨタのシエンタです。
 
 
 
 
アルパインのシエンタ専用のビッグXを装着した状態で入庫となって、
以前のトリプルパッケージの作業をさせて頂いていました。
 
 
 
 
ピュアディオブランドのATX-25を使用したベーシックパッケージの取付と・・
 
 
 
 
ドアにはベーシック防振の施工を行った後にJBLのGX600Cのミッドを取り付けて、
純正グリルにはお客様が後からJBLのオレンジのエンブレムを付けられています。
 
 
 

途中でセメントコーティングの施工とサービスホールを塞ぐ防振を追加して、
フロントドアはフル防振の状態にしてありました。
 
 
 
 

 
今回はこれまで施工してなかったリアのスライドドアにベーシック防振の施工を追加しました。
 
 
 
 
シエンタはリアのハッチが大きくてロードノイズが入りやすいので、
ここに防振材を貼り合わせてハッチの鳴りを抑えました。
 
 
 
 
更にリアの荷室のアンダーも響きが入って来るので防振を行って、
工場装着で4枚の防振マットが貼ってあって、
これの表面が荒くなっていて、
おそらく防振材の表面を振動が通過しない様にでしょう。
 
 
 
 
一番響く所を最低限防振してあるところから、
外側に向かってピュアディオの防振材を貼ってラゲッジの底からの
ロードノイズの進入を防ぎます。
 
 
 
防振材の表面にドットがあるのは振動が通過するのを防ぐためで、
以前メーカー製の防振材を使っていた時に、
『表面の模様が消えるまでローラーで押して下さい』という説明があったにも関わらず、
模様が消える事によって表面が平らになって特定の周波数では防振効果が薄くなってしまい、
そこで今の材質の今のスタイルを思いつきました。
 
 
シエンタのお客様は長崎県からお越し頂いていて、
午前中にお車をお預かりして、代車で福岡県内で過ごされている間に作業を行って、
夕方には納車出来るという素早い対応で作業をさせて頂きました。
 
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