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取付ブログ

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16年ぶりの窯の入れ替え

2019-08-02

昨夜テレビを観ていたら、DA・PAMPのISSAさんが、
「16年ぶりに紅白に出場しました。」と言われていましたが、
サウンドピュアディオでは16年間使用した
ハンダの漬け込みを行う機械を入れ替える事になりました。
 
 
 

 
ここ近年車がどんどん変わって来て、
電気を多く使うシステムが合わなくなって来て、
SKY-3や前のモデルのPMBなどの高級スピーカーケーブルを使って、
シンプルな構成で良い音を再生するという方向にシフトして来ています。

 
ただ急激な需要に対応するために機械に負担をかけてしまい、
作業まで約2時間かかる温度の立ち上げ時間を短くするためにライターやチャッカマンなどで炙り、
数か月に一度来社されるハンダ機器メーカーの太洋電機さんからは
「上のグレードの物に買い替えて下さい。」と言われている状態でした。
 
 
 
 
こんどの物は産業用でかなり大きく重たくなって・・
 
 
 

 
電源ケーブルが先バラでブレーカー付きの配電盤に
直接付ける様になっています。
 
 
 
 
秘伝のタレならぬ秘伝のハンダの配合で新たにハンダ槽を埋め様にもかなり容量があって、
前の秘伝のハンダを移して合わせた状態で槽を埋める事にしました。
 

 
機械を熱くして持ってひっくり返そうと思ったら周りが物凄い熱で、仕方ないのでホームセンターで調理道具を買って来て、それで中からすくい出す事にしました。
 
 
 
 
最初はめいっぱいすくったら、ハンダは金属なのでかなり重くてズッシリ来て、
こぼれたら大変なので少しづつ新しい槽に移して行きました。
 
 
 
何度も繰り返していたらかなり少なくなって・・
 
 
 
 
もうこれぐらいならいいかな? とも思ったのですが、
そこは16年かけて作った秘伝のハンダで・・
 
 
 

 
冷えて固まりかけた所をゴリゴリとお好み焼き用の小型のへらですくい取りました。
 
 
 
ハンダは全て新しい槽に移ったので、
電源を入れて温度を上げて溶かして行きます。
 

 
表面に汚れが浮き出て来たので、
へらで掬い取ります。

 

 
おーっ! やっぱりこの輝きでないと良い音は再生出来ません!
 
 
 
そして試しにSKY-3の切れ端を実験で漬け込んでみたら・・
 
 

 
あれっ? 真ん中まで熱が通らず、
エナメルで絶縁してある部分が焼き切れず、
導通していません。
 
 

 
それもそのはず、メーカーの最初の出荷時の温度設定が270度で、
ピュアディオの基準がそれより100度上の370度で、
70が見えたので勝手にいつもの温度と同じと思っていたので、
芯まで焼き切れないのでした。
 
 

 
メーカーの標準設定の100度上で、短時間でスパッと焼き切っているからこそ、
SKY-3やPMBケーブルの高音質が得られているというお話でした。

BMW3シリーズ カーオーディオの音質アップ

2019-08-01

今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、
F31型のBMW3シリーズのツーリングです。
 
 
 
 
全車異形パネルの専用ナビオーディオ付きのお車で、
ベーシックパッケージの取り付けと、セメントコーティングの施工を行いました。
 
 
 
 
ベーシックパッケージと言ってもBMWのF30・31型では
純正のドアスピーカーの交換が含まれていて、
そのために価格が通常よりも高くなっていますが、
内容は十分濃いものとなっています。
 

 
 
 
JBLのGX302の8・7センチスピーカを真ん中のコアキシャル部分を鳴らない様にして、
スコーカーとして中音域のみを鳴る様にします。
 
 
インナーバッフルを製作して、
上半分を金属シートでレインガードを作って、
端子やマグネットが濡れない様にしてあります。
 
 
 
高音域はダッシュに取り付けたピュアディオブランドのATXー25ツイーターで鳴らして、
全席左右の下に埋まっている純正ウーファーで低音域を鳴らして、
フロント6スピーカーの3WAY構成のスピーカーとして音質を改善しました。
 
 
 
自分は1年前まではF31型の3シリーズに乗っていて、
買って直ぐは「BMWは剛性が高いからセメントコーティングはいらないだろう。」と高をくくっていて、
1ヶ月ぐらい乗ってみて「何だかドアからもやもやした感じがする。」と
思い始めてセメントコーティングを施工したら、音はスッキリするし、
ドアからの熱の伝わりは少なくなるといい事ばかりでした。
 
 
 
そんな経験を元に今回は前後のドア4枚にセメントコーティングをさせて頂きました。
 
 
 
手作業で意図的に厚い薄いを作って、振動を通過させない様にして,
 
ドアが重たくならない割に効果の高い防振効果が得られる様にしてあります。
 

 
隅の方の細かい部分は綿棒で塗っています。
 
 
 
全ての組み立てが終わって音が鳴る様になったら、
グローブボック下に取り付けたピュアコンの値を年式によって微妙に調整します。
 

 
F31型BMWでは前期・中期・後期で微妙に音の鳴り方が違っていて、
シフト横のスイッチの配列とオーディオの画面の違いでどのモデルか判断して、
専用の値を入れて音を合わせています。

 
 
 
調整パターンも3タイプで微妙に違って、
パーツの値と調整パターンがきちんと合っている事を確かめてから出庫の準備に入ります。

 
 
F30・31型のセッティングではかなり苦労したために実車を買って実験して、
その時点で中期型だったので調整パターンが2つ出来て、
後に後期型が発売されてからはまた微妙に違って来て、
それでも全く実車を買わなかった事を考えると、
ここまでの音表現は出来なかっただろうなと胸をなで下ろしています。

ダイハツ・コペンスピーカーの音質アップ

2019-07-31

今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、ダイハツのコペンです。



カロッツェリアの楽ナビを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、

ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、トリプルパッケージの作業を行いました。


ベーシックパッケージなので純正の16センチスピーカーはそのまま使用します。




ドアの外板裏には防振マットと防振メタルを貼り合わせて、スピーカーの残響音を防いで、

外からのロードノイズの進入を防いでいます。


外した内張には粗目を付ける下処理を行った後に、意図的に厚い薄いをランダムに作った

塗り方をしたセメントコーティングを行って、ドアが重たくならない割に振動を吸収する様に工夫しています。



ベーシックパッケージは通常ATX-25ツイーターを使用していますが、

今回は追加金プラスでATX-30を使用したベーシックパッケージとなっていて、

ピュアコンの値は今回はワンオフで出しました。



純正のツイーター位置がリスナーの耳に近く、ドアスピーカーとのギャップが出てしまうので、

耳から適度に離れたダッシュ上からの外ドームで広がるサウンドは、かなり聴きやすくなります。



ただコペンのドアスピーカーは通常よりもリスナーの耳に近いので、ツイーターの下限周波数と

ドアの上限周波数が重なって聴こえて、そのためドアの上限周波数を抑えてセッティングしていたのですが、

それも限界があるので、ツイーターの加減周波数を通常よりも上げてバランスを取りました。

 




グローブボックス下の合計6ピースのピュアコンのパーツをあれこれと交換して、

どの組み合わせが一番生音に近くなるか探りました。

 



調整用の音源は自分のCDの他にお客様のSDカードとFMラジオなどあれこれ変えて

聴き比べて、トータルで生音に近いポイントを探りました。


最後の最後に13バンドのイコライザーを調整して、コペンならではの通常とは

違うパターンでメモリーして作業は終了しました。

 


ドアスピーカーは純正ながら、ATX-30のレンジの広いツイーターの音と、方ドア2面の防振で、

音質と静粛性の両方をアップする事が出来ました。

マツダCXー3 カーオーディオの音質アップ 後編

2019-07-29

今日ご紹介する1台は、先日の大阪からお越しになった
CXー3の作業の後編です。
 
 
 
 
マツダコネクトのシステムにアンプもイコライザーも取り付けずに、
車両アンプからダイレクトにピュアディオブランドのPMBケーブルで音を取り出して、
グローブボックス下に送った後、
ピュアコンを通して再びPMBケーブルを通してスピーカーに音を送る、
超低ロス伝送で音楽を再生させています。
 
 
 
PMBケーブルはSKYー3の前の型の高級ケーブルになり、
材質は同じでも外径が太いために、今でも希望されるお客様が」あり、
在庫がある限りは販売して行きます。
 
 
 
ドアはこれまでインナーで使用されていたピュアディオブランドの
ZSPーLTD15をアウターバッフルを製作して表に出して、
形の形成が終わった後にレザーを貼る前に音調整に入りました。
 

 
 
 
 
ダッシュには木を切り抜いた後に周りをパテ形成する
ワイドスタンドをワンオフで製作してJU60ツイーターを取り付けますが・・
  
 
 
 
 
こちらも形成を待っている間に予備のベースを使って音を鳴らして、
フロント2WAYで音調整を始めました。
 

 
 
 
ピュアコンは合計10ピース構成のフルバージョンで、
ミッドの上限周波数を決めるコイルは
今回のシステム用に輸入物のコイルをじわじわほどきながら、
ツイーターとのマッチングが良い巻き数を探りました。
 
 
 
 
 
マツダコネクトの音調整はツイーターが新品で音が硬いので、
トレブルを1下げるかバスを1上げるかで迷い、
それはあくまでツイーターが新品の時の話で、
大阪まで帰られるともうめったな事ではメンテナンス出来ないので、
いまはこのパターンだけれど、将来的に音が慣れたらこうして下さいね、
という将来を見越したセッティングで、
昨日のワークス同様にメンテナンスフリーを考えたセッティングを行いました。
  
 
 
自分が宇部店を出発した後にツイーターのパテ形成と植毛塗装と、
アウターのレザー貼りが終わって、
決めた値の前後のピュアコンのパーツを用意した上で福岡店に出発したので、
最終的な音確認は専務がしてから出庫となりました。
 

 
 
この値をこっちに1刻み動かすとこうなるからと説明して出かけたのですが、
レザーを貼ったり植毛塗装してもほぼ音は変わる事なく、
自分がセッティングした値で夕方6時半にCXー3は納車されて、
お客様は大阪に向けて帰られたそうです。
 

 
 
当日自分は後前中CXー3の調整を行なって、昼過ぎに福岡店に着き、
そこで愛知県からのお客様にATXー30のデモンストレーションを行なった後に
お預かりして、それからFM福岡に番組収録に行って、
帰って来てから愛知県のお客様の作業に立ち会うと、
かなり忙しいスケジュールで仕事をこなしました。
 
 
遠方からのお客様には次に点検に入れる事が出来ないので、
メンテナンスフリーのセッティングという事で、
いつも以上に色々なジャンルの音楽を再生して、
短期間ながら最も効率の良いエージングで出庫しています。

アルトワークス スピーカーの音質アップ

2019-07-28

今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、
スズキのアルト・ワークスです。
 

 
 
ベーシックパッケージの取付けと、
フロントドアのフル防振の作業を行いました。
 
 
 
 
 
ワークスのお客様は愛知県から九州旅行を兼ねて来店されていて、
2日間作業に預けておられる間は、代車で九州観光をされて、
観光が終わったら車が完成しているというスケジュールで作業を進めました。
 

 
 
来店された時点ではまだツイーターをATX-25にするか30にするか決めておられなくて、
ステラのATX-30のベーシックを聴かれて、「少しの追加なら次は簡単に来れないから。」と
30に決まり、そのままステラに乗って出かけられました。
 
 
 
 
 
 
作業はまずドアの内貼りを外して、外板裏に3種類のマットと防振メタルを組み合わせて、
響きの中心をピンポイントで抑えるベーシック防振の施工を行いました。
 
 
 
 
次にサービスホールを塞ぐ防振を行って、ドアの密閉度を上げて、
外からのロードノイズの進入を防ぎます。
 
 
 
 
外した内張りは下処理を行った後に
規則性を持たないランダムに厚い薄いを作ったセメントコーティングを行い、
乾燥した後にドアに組み付けたら、方ドア3面のフル防振の作業は完了しました。
 

 
 
 
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、
その上にオプション1品を追加した合計6ピース構成のピュアコンを取付けました。
 
 
 
ブラックボックスには白いラベルが貼ってある4000円追加のRRタイプを使用していますが、
ATX-30用はあらかじめRRタイプしか設定が無いので、
ユニットの差額とツイータースタンド代が別になっているのと、
RRコン用の4000円が必要となります。
 
 
 
ワークスのドアはスピーカーが下の方についていて、
グリルのヌケが良い方ではないので、
ミッドの上限周波数を決めるコイルは巻を少なめにして音のバランスを取っています。
 
 
 
見た目はプラスチックでペラペラに見える純正の16センチスピーカーも、
当社のワゴンRと同じユニットで、しっかりした低音とクセの無い中音を再生していて、
センターのデュアルコーンの部分から再生される音は
ピュアコンのコイルで絞ってリスナーに聴こえない様にして、
更にピュアコンで僅かにインピーダンスを上昇させているので、
音に重みも持たせてあります。
 

 
 
 
お客様は愛知県に帰られると次にはまず来店される事は無いだろうと、
長時間エージングを行って、周波数の分配が違うタイプのCDを何枚も交換して再生して、
1年後・2年後はこういう音になるだろうという予測の元に調整を行って、
メンテナンスフリーの状態で納車に向けて、
現在もエージングを行っている最中です。
 
 
最終的にイコライザーは2カ所1クリック動かした所でメモリーして、
お客様はCDは聴かれないとの事なので、
スマートフォンを使った再生に絞って再セッティングを行ってから、
出庫の準備に入ります。
 
お問い合わせ
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