取付ブログ
afinp(オートファッション・インプ)5月号のBMW740e
2019-04-22
オートファッション・インプの5月号に
サウンドピュアディオの記事が掲載されています。
168ページに福岡店の取材が掲載されていて、
カメラマンマンの方が広角レンズで撮影されたからか、
「自分のデジカメではこうは撮れないな。」という、
店内の半分以上がよく写っていました。
下半分はデモカーのBMW740eについて主に書かれています。
白黒ページにはサウンドピュアディオの広告も載っていて、
輸入車の雑誌なのでベーシックパッケージのゴルフⅦと
アウディA3のパッケージ価格を掲載しています。
BMW740eはデモカーと言いながらも実際にはこでれデモして同じ車種が入庫する訳ではなくて、
主にはカーオーディオとは別の事業の不動産取引の時に乗って行くとか、
地元の社長の会で自分よりも年上の先輩社長の移動で使うとか、
年に1度ぐらいは取引銀行の頭取にお会いする時に乗って行くなど、
カーオーディオとはほぼ無縁な使い方をしています。
ドアスピーカーはインナー取り付けでピュアディオブランドISP-90で・・
ツイーターはエアコンの吹き出し口ギリギリまでワイドスタンドのベースを作って、
JU60を取り付けています。
純正のハーマン・カードンシステムのツイーター位置は
耳に近くて横からやや逸れた角度から聴こえるので使っていなくて、
斜め前から外ドームで拡散する上質な高音で音楽を聴いています。
そんな740eで先日後部座席に60代の先輩社長を二人乗せて移動している時に、
「この車はオーディオで良い音を出すのに条件がいいんですか?」と聞かれたので、
「いいえ、条件が悪いから買って実験しているんです。」と答えました。
すると、「何故悪い条件の物を買ってまで実験しないといけないの?」と聞かれたのと、
もう一人の方からは「じゃあ、条件の良い車はどんな車なんですか?」とも聞かれました。
7シリーズの純正オーディオは次世代型で、
イコライザーアンプを取り付けると車輛アンプが止まってしまい使えず、
ピュアコンを使って音を良くする方法を実験して、それでも更に上を目指して
外部アンプを取り付けても車輛アンプが止まらない手法を考え付いて、
実際には車輛アンプを止めないパーツがもう発売されていますが、
それは一度大きなロスが出た後に
パワーを上げる手法でコストパフォーマンスが悪過ぎてと、
1台も入庫しないであろう7シリーズで実験している事に
後部座席に座った社長さん二人は納得が行かなかった様です。
実際には最も入庫数が多い3シリーズで問題が起きた時のためのスタディで、
そうこうしているうちに目的地に着きました。
最も音の条件がいい車という部分では『三菱のアウトランダーPHEV』と答えたのですが、
「三菱はどうもねー。」という、ごく一般的な反応がありました。
まあ、世の社長さん方は車は一番高いグレードで、
メーカーオプションで高いオーディオを付ければ
それが最高と思っておられるのが常識ですが、
良い音でドライブする事が至福の時間という事を知らないのは、
人生を損している様な気がすると自分は思っていますが・・
レクサスNXの音質と静粛性をアップ
2019-04-21
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、
レクサスのNXです。
以前にベーシックパッケージの取付けとフロントドアのフル防振と、]
リアドアとリアハッチのベーシック防振を施工して頂いていたのですが、
今回更に防振を追加する作業を行いました。
これまでベーシック防振だけだったリアドアをフル防振にする為に、
まずは内貼りを外してセメントコーティングを行います。
けっこう下地作りに時間がっかって、
塗る時間よりもやや下地作りの方に時間がかかるぐらいです。
塗りたては完全に青白い色が、乾燥して行くと化学変化で茶色っぽくなって行って、
石灰石の成分だけでなく、ひび割れない様にたわみを持たせる成分も交じっていて、
それでいて仕上がりはカチッとした堅い響きになり、
イメージとしてはW124の時代のベンツの内貼りの固さを目指しています。
ドアの鉄板側の防水シートは一度外して、
サービスホールを塞ぐ防振を行った後に元に戻します。
リアドアのフル防振に加えて
今回はBピラーの根元に防振メタルを貼りました。
響きの中心を見つけて、三角が2枚と四角が1枚の合計3枚を組み合わせて、
この中の空洞の鳴りが座席で聞こえるのを防ぎます。
この手法を考え付いたのが、
以前W212のベンツEクラスと210系のクラウンを同時に持っている時期があって、
Eクラスもクラウンも車の大きさはほぼ一緒で、
どちらもドア4枚にフル防振の施工を行っているにも関わらず、
クラウンの方がEクラスでは感じない
斜め後ろに騒音が渦巻いている感じがありました。
そこでBピラーの根元を指で弾いたら響きがあって、
Eクラスの同じ場所を指で弾いても全く響かず、
それでこの場所に防振メタルを貼る事を思い付いたのです。
ただし、以前井川ブログを読まれてリアドアに
全く防振せずにBピラー防振を希望された方があって、
実際にリアドアに何もせずに貼ると、
リアドアからのロードノイズの方が上回っていたので、
あくまで先にリアドアを防振して、
それでも取り切れない部分を下げるという意味でのBピラー防振となります。
ちなみに4代目レガシィでBピラー防振を希望された方がありましたが、
基本的にBピラーの根元が響いていないので、施工は行いませんでした。
今回はリアドアの防振作業を行っているので、
リアのみにゲリラ豪雨を想定した雨漏りチェックを行いました。
雨漏りチェックが終わったら音質のチェックを行います。
フロントドア低音のダッシュのスコーカー中音で、
後つけのATX-25ツイーターで
高音のフロント3WAY構成に、リアドアの音がタイトになって一体感が増して、
自然な感じの鳴りになりました。
自分のCDとFM放送と、お客様の音源で聴き比べを行いますが、
自分も何度もお会いして生の声を知っているサラ・オレインさんの音源が入っていて、
純正システムにしてはかなりリアルな音でボーカルと演奏を奏でていました。
ボルボV60 カーオーディオの音質アップ
2019-04-20
今日ご紹介する1台は、先日の札幌店の作業から、ボルボのV60です。
全車異形パネルの専用ナビオーディオ付のお車に、スピーカー交換とドア防振の作業等を行いました。
まずドアの内貼りを外して、インナーパネルに防振メタルを貼り付けて、
外板裏の工場装着の防振マットの合間に防振メタルを貼って余分な響きを抑えます。
内張り裏にはセメントコーティングの施工を行って、これで国産車だとフル防振と同じ状態になっています。
リアドアにも同じ施工を行って、これで4枚ドアフル防振の状態で、かなり静かな車に変身しています。
フロントドアにはアウター・スラントのバッフルを製作して、車内からピュアディオブランドの
高級ケーブル・SKY-3を引いて来ています。
そしてドアにはピュアディオブランドのZSP-LTD15を取付けて・・
ダッシュにはワイドスタンドを製作して、JU60を取付けて、裏までは
SKY-3のケーブルを引いて来ていて、ツイーターからSKY-3までの
短くて細いケーブルの部分は、銀コート線を使って僅かなロスにも目をつぶっていません。
リアのラゲッジにはZSPサブウーファーとチャンネルディバイダー・イコラーザー・
パワーアンプを取付けて、輸入車では珍しいフルシステム構成となっています。
グローブボックス下には合計8ピース構成のピュアコンが取付けてあって、
チャンネルディバイダーが無いと10ピース構成がマックスですが、今回はこれが上限の状態です。
フロントのインパネ部分を良く見ると、グローブボックスを加工して
ナカミチのCD-700KKが取付けてあり、純正部分を使わない高音質のフルシステムとなっています。
輸入車のオーディオとしてはボルボは音が良い方の部類に入るのですが、
まさか純正とは別なデッキやアンプでフルシステムを組むお客様がおられるとは・・
驚きの1台です!
ホンダ・ステップワゴン カーオーディオの音質アップ
2019-04-19
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、
ホンダのステップワゴンです。
ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
以前にスピーカーの取付とドア防振をして頂いていました。
ギャザーズでも何種類かのナビがあって、上から見下ろす様なカメラを付けようと思うと、
ダイアトーン製しか選べないとの事でした。
ドアにはフル防振の施工を行って、アウターバッフルを製作して、以前に乗られていたお車から
ピュアディオブランドのZSP-MIDを移設して取り付けています。
ダッシュ上にはワンオフでワイドスタンドを製作して、
JU60ツイーターを取り付けていて・・
現行ステップワゴンはダッシュの形状が左右非対称なので、
別々な角度のスタンドを製作しています。
今回の作業は札幌店にナビもスピーカーも全く同じ仕様の車が入庫していて、
アップバージョンのピュアコンを取り付けるのに、
こちらでパーツの当たりとナビのセッティングを出して、
札幌店では同じ様にセッティングすれば双子の兄弟が出来上がるという作戦です。
ピュアコンの値出しよりも苦労するのがダイアトーンのナビの調整で、
1項目で一番弱い効果を入れても元の音からズレてしまい、
「どうしたものか?」と、頭をかかえてしまいます。
全ての項目を使わないからと音響効果をオフにすると何か物足りなくて、
オンにした上で何も動かさないというのが一番自然な音がしました。
イコライザーは2カ所1クリック動かした所がフラットに聴こえますが、
メモリーすると抑圧感が出るので、
フラットの状態でカスタム1にメモリーする事で
聴感上のフラットに近い音をキープしました。
ホンダの純正ナビは銘柄によって全く音の聴こえ方が違って、
よりニュートラルな音に調整しようと思うと、かなり苦労します。
スズキ・ワゴンR カーオーディオの音質アップ
2019-04-18
今日ご紹介する1台は、先日の札幌店の作業から、
スズキのワゴンRです。
カロッツェリアのCD・DVDプレイヤーを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、ドアのフル防振の施工と、
ドアスピーカーの交換の作業を行いました。
ベーシックパッケージは通常ATX-25を使いますが、
今回はグレードが上のATX-30を使ったベーシックです。
ツイーターの根元までは高音域に有利な構造のPSTケーブルをひいて来ていて、
後ろのディスプレイ裏のフルレンジのPSTケーブルと比べると、
色が赤みがかっているのがお分かり頂けるとい思います。
ドアの作業では内張を一度外して、外板裏に防振メタルと
防振マットを貼り合わせた後に、サービスホールを塞ぐ防振を行います。
外した内張には下処理を行った後にセメントコーティングを行って、
ランダムに厚い薄いを作って、振動が通過しない様にしています。
遮音性の他に断熱性も上がるので、札幌では人気のメニューですが、
昨年の8月に新車を購入してノーマルの内張で運転していたら、
あまりにドアからの熱が伝わって来たので、
「セメントコーティングって冷気だけでなくて、
暑い方にも効果があるんだ!」と実感しました。
ドアの16センチスピーカーは取り外して、
13センチサイズのインナーバッフルを製作して、
上半分にレインガードを設けてスピーカー裏が濡れない様にして、
ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けました。
そしてCD・DVDプレイヤーから音信号を取り出して来て、
グローブボックス下に合計8ピース構成のピュアコンを取り付けて、
周波数幅・インピーダンス・レベルを調整して、
ATX-30とZSP-LTD15に分配します。
ワゴンRのドアスピーカーの位置は、平均的なスピーカー位置より低いので、
上限付近の音域が聴こえ難いので、
ミッドの上限をどこに設定するかを決めるコイルの巻き数を減らして上限を伸ばして、
それでツイーターの下限周波数とのマッチングを合わせました。
最後にプレイヤーの音調整機能を呼び出して、
音の音色が変わる設定は全てオフにして、
イコライザーのみで音の調整を行います。
高音域は全てフラットでも滑らかで自然な音が再生出来て、
低音域のちょっと出過ぎて聴こえる部分を2か所1クリックづつ下げて音を整えました。
軽自動車ならではのコンパクトな室内を有効に活かした、
シンプルながらツボを押さえたシステムが完成しました。