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取付ブログ

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ホンダ N-ONE カーオーディオの音質アップ

2019-09-25

今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、ホンダのNーONEです。

 



連休を利用して愛知県名古屋市からお越し頂いて、1日ちょっとの工期でケーブルの末端の焼き直しと、

ワイドツイータースタンドの作り直しなどを行いました。





ツイーターはピュアディオブランドのユニコーンを約20年使われていて、以前に乗られていた

お車の形状のものをそのまま地元の他店で移設されていたので、ダッシュの形状に合わせて

パテ形成して新たに作りました。

 



パテで内装が汚れない様にして、型取り用の予備のツイーターをはめ込んでダッシュのアールに合わせて、

振り角と仰角を決めました。



ドアスピーカーはピュアディオブランドのZSP-MIDで、宇部店に内張を送ってもらって、

アウター・スラントのバッフルを製作した後に裏にセメントコーティングを行って、

地元のショップで組み付けてもらっています。

 

 


ただ組み付け方法に問題があって、裏のターミナルにケーブルが直接ハンダ付けがしてあり、

更にそこが熱収縮チューブで防水してあり、かなりの熱がボイスコイルなどに伝わっており、

音圧系のスピーカーで振動で端子が外れない様にという指導をしている輸入業者もあったので、

そのやり方で取り付けていたのでしょう。
 

 

 

 

スピーカーケーブルは10数年前にお買い上げ頂いたPMBケーブルを、

音をリフレッシュするために末端を焼き替える事にして、アンプ・ウーファー間と

アンプ・ピュアコン間、そしてフロントの4本の合計7本の

焼き直しを行いました。

 


パワーアンプとイコライザーとチャンネルディバイダーは後部座席の足元に設置してあり、

その上にアンプボードでかさ上げして乗車出来る様にしてあります。




接続されているSKYのRCAケーブルは以前のお車から約20年使用されているので、

新しいSKYケーブルに交換しました。




デッキはナカミチのCD-700KKとサイバーナビの1DINタイプで、デッキは一度取り外して

RCAケーブルを入れ替えています。

 


1日ちょっとという短い工期で、現在は働き方改革で残業・休日出勤が禁止されていますが、

うちは長男と次男が後継者のために働き方改革の対象外で、二人で力を合わせて

残業して工期に間に合わせました。


ツイータースタンドは植毛塗装を行うために乾燥に時間がかかり、違うスタンドで仮置きして

音決めを行っていたのですが、どこかいつもと音が違い、これでは納車出来ない状態です。

 

 

 

 


よく見たらツイーターから出ている細いコードがピュアディオ指定の赤黒の銀コート線ではなくて、

赤と灰色の違う物です。

 



ツイーターのケーブルを交換したら高音が良くなったものの、今度は中音のクリアーさが

足らないのが目立って来て、どんなにピュアコンの上限周波数を決めるコイルの巻き数を減らしても

中音の上の方が伸びて来ず、ミッドの端子にケーブルを直接ハンダ付けが原因かと思い、

ZSP-MIDを別の物に交換したら、中音がスカッと抜ける様になりました。

 

 




お客様の音源の中には自分が番組収録で直接お目にかかって生声を聞いた事がある

アーティストさんの楽曲が入っていて、「どこか本人の声と違う?」とセッティングを

何度もやり直して、結果的にスピーカーの取付の手法や使う材質の違いで音が変わっている事が分かりました。


お客様のご希望通り22日の昼には納車する事が出来て、自分は完成と同時に直ぐに

福岡店に移動したのでお客様とはお目にかかれなくて、名古屋に着かれた後に音が濃厚になり

訪問して良かったというメールを頂きました。

 

 

 

遠方よりのご来店ありがとうございました。

マツダ CX-5 スピーカーの音質アップ

2019-09-23

今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、マツダのCX-5です。


 

 

現行モデルから全車マツダコネクト付になったCX-5に、ベーシックパッケージの取付けと、

ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。

 

 

まずはドアの内貼りを外して、何も貼ってない外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせます。
 

 

響きの中心を見つけて、ピンポイントで防振を行って、材質と形状でドアの重さが増えない割に

効果的な防振を行っています。

 

 



次に車両のマツダコネクトのパワーアンプ部から音信号を取り出して、ピュアディオブランドの

PSTケーブルでグローブボックス下に送ります。

 

 



現行のCX-5はフロアの真ん中にふくらみがあるので、左右2枚のMDF板に

ピュアコンを取付けています。

 



ドアスピーカーは純正のままですが、ベーシック防振で残響が消えて音が力強くなったのと、

ピュアコンを通しているためにドアスピーカーからの高音をカットしていて、インピーダンスも

やや上昇させているので、音に重みが出ています。

 

 

 


 

純正のツイーター位置は向きが逸れているので使用せず、スタンドを使って適切な仰角と

振り角を付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターで上質な高音を再生させます。
 

 

 

 

全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、調整用CDやFMラジオなど音源のソースを変えて、

音調整を行います。

 

 



防振の効果で低音が勝ち気味だったので1クリック下げて、フェダーを2クリック前に振って

音をスッキリさせました。

 


CX-5のベーシックのWパッケージはこれまでも施工を行っていますが、

1台1台全て音を確認して、間違いない状態だという事を確かめてから納車しています。

 

 

 

ちなみにCX-5とCX-8は同じパッケージが使えるという事が最近分かって、CX-5の開発では

自分のいとこが先代も現行も購入しているので、その都度車を借りてパッケージを開発しているので、

時間をかけて調査を行っています。

ベンツGLA ハーマンシステムの音質アップ

2019-09-22

今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、メルセデスベンツのGLAです。

 



ツイーターグリルにハーマン・カードンのマークが付いているプレミアムサウンド車です。


画面に表示される内容やデッキの形状など、当社のデモカーのGクラスと全く同じで、

プレミアムサウンド専用のベーシックパッケージの開発を行いました。

 



分解してみたらGクラスのハーマンシステムと基本的に同じという事が分かって、

ただしドアスピーカーの位置がリスナーからして理想の場所に付いているために、

ノーマルの時点で音のバランスは良い状態でした。





純正の2Ωのドアスピーカーはそのまま使用して、純正のハーマンのツイーターは鳴らさずに、

ダッシュにピュアディオブランドのATX-30ツイーターを取り付けて2WAY構成で鳴らしました。




とりあえずアンダーカーペットの上にMDF板を敷いて、ピュアコンのパーツをあれこれ交換して、

音がきちんと決まってからピュアコンをアンダーケーペットの下にしまいます。




ATX-30はテストで鳴らしただけで、実際にはワイドスタンドを製作して、

JU60ツイーターを取り付けて、本格的にマッチングを取って仕上げました。

 



タブレットを使って操作する7バンドのパナメトリック式のイコライザーアンプを使って

合計10バンドの音域操作をするという案もあったのですが、ドアのスピーカーが

インピーダンスが約半分で、4Ω動作のアンプでは電流が流れ過ぎて、

発熱が怖いので車輛アンプのみで鳴らす事にしました。


 

 

ドアスピーカーを4Ωの物に交換すればイコライザーアンプも普通に使えるのですが、

今回はドアスピーカーはそのままで短期間でのお車の買い替えに対応するために、

次に移せる部分に予算を多く使った、プレミアム仕様のベーシックのアップバージョンが完成しました。

スバル・シフォン スピーカーの音質アップ

2019-09-21

今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、
スバルのダイハツ・タントのOEM車のシフォンです。
 
 

 
純正ナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、
トリプルパッケージの作業を行いました。
 
 

 
まずはドアの内張を外して、外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせます。
 
 
 
 
外した内張は粗目を付ける下処理を行った後にセメントコーティングを行って、
時間をかけて乾燥させた後にドアに組み付けます。
 
 
 
 
もう新しいモデルが出たので先代となったシフォンのドアスピーカーは、
かなり高い位置にあるのでドア下にスピーカーが付いている車種と
同じ純正スピーカーが付いていても同じコイルの巻き数だと
中音域の上の方の音がかなり耳に強く入って来るので、
いつもよりも巻き数の多いコイルが必要になります。
 
 
 
 
今回はピュアコンは助手席の下に設置しています。
 
 
 

 
ツイーターはベーシックパッケージの標準のATX-25ではなくて、
アップグレードのATX-30を使用しています。
 

 
最近は最初からアップグレードを希望される方が増えています。
 
 
全ての結線が終わって音が出る様になったら、
純正でかったるい状態でかなり派手目なイコライジングを一度フラットに戻して、
それから細かく調整して行きます。

 
 
 
ツイーターの音域の広さと、防振による音圧アップと残響の無いクリアーな音で、
フラットでも十分に音楽が楽しめる様になり、
数カ所1クリックづつ動かす事で音をより生に近づけて、
シフォンは納車されました。

今日もコイルをせっせと巻いて...

2019-09-20

ピュアコンのパーツの中でケースの外に付けるMTLと呼んでいる物があり、ミッドやスコーカーの

上限周波数を変えるために数百種類をストックしています。

 

 

 


値の大きい物はホームオーディオ用のコイルをじわじわほどきながら巻き替えて、希望の値に合わせて、

型崩れしない様にインシュロックとベースで固定しています。


13μヘンリーまでのコイルは工業用のボビンでちょうど良い硬さの物があったのでそれを使い、

一から手作業で巻いています。

 


実際には多めに巻いて、じわじわほどいて行って、測定器の数値を見ながら目標の値に合わせています。



それよりも上の20番台や30番台は市販のコイルを半分以上ほどいて値を合わせていたのが、

その大きさが何年か前に製造が終了して、買いだめしていたストックも残りが無くなって来ました。




そこで10万円台の3Dプリンターを買って、それでコイルのボビンをコピーして作ろうと、

3Dプリンターの販売を行っている会社にボビンを持って訪問して、

デモンストレーションでボビンを作ってもらいました。

 


ところが安い3Dプリンターでは仕上げが荒くて、それを後から磨いて形を整えるというもので、

これでは時間がかかり過ぎて、今の需要には追い付きません。


そこで高度な3Dプリンターを持っている会社に頼んで作ってもらってはどうかという提案を頂いて、

試作品を作ってもらう事になりました。

元のボビンはABS樹脂で切り込みが入っているのを・・

 



色は違いますが同じ強度の物を切り込み無しで作ってもらって、後からこちらで切り込みを入れました。


そして何も無いボビンに一からコイルを巻いて行けば、30μヘンリー台のコイルが出来上がりました。

 

 


以前はネットワーク用のコイルもこんなに苦労しなくても入手出来たのですが、

ホームオーディオの自作ネットワークも完全にブームは過ぎ去って、

コイルの需要も無くなったので上質な小型のコイルは手に入らない様になって、

車種ごとにピッタリ音を合わせるためにはもうここまで努力しないといけない時代になったのか、

と思いながらコイルを巻いていました。

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