取付ブログ
ホンダNーONE カーオーディオの音質アップ
2019-07-15
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、
ホンダのNーONEです。
イクリプスのナビオーディオを取り付けた状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付とベーシック防振の施工のWパッケージに、
ドアスピーカーの交換を行ったトリプルパッケージの取付を行いました。
Wパッケージは1種類ですが、トリプルパッケージは
元々はベーシック防振を前後プラスで合計3パッケージとしていましたが、
途中でリアはノーマルでフロントがセメントコーティングを含む取付が増えて
来てこれもトリプルパッケージと名乗って、
今回の様にWパッケージにプラスフロント交換も
トリプルパッケージと呼んでいて、トリプルが3種類という状態です。
パッケージに必ず含まれるのがダッシュの後付けツイーターで、
外ドームで25ミリドームのピュアディオブランドのATX-25で
上質な高音を良い場所から拡散してリスナーに届けます。
ドアの16センチスピーカーは取り外して、
JBLのGX600Cのミッドのみを取り付けました。
GX600Cの元のツイーターは19ミリなので、
25ミリにアップして2WAYにしているので、
JBL製品だけの組み合わせに比べたら、
かなりしっかりした中高音を再生しています。
ドアの外板裏は何も防振材が貼ってない状態だったので、
防振メタルと防振マットを方ドア8カ所貼り付けて、
ドア全体の響きを鎮めました。
GX600Cではピュアコンのコイルは空のボビンから一から巻いて行く、
完全手巻きコイルを使用していて、
限られた銅線の長さで最高のインダクタンス値が得られる様にして、
ミッドの高音質再生を行って、ブラックボックスは4000円プラスのRRタイプを使用して、
より粒立ちの細かい高音を再生させています。
全ての結線が終わったら、ナビオーディオのイコライザー調整を行います。
防振の効果でこれまで外に漏れていた音圧が車内にしっかり入る様になって、
出過ぎて聴こえる低音域2バンドを1クリック絞って音を整えました。
スピーカー交換とベーシック防振の2カ所の施工を行っているので、
ゲリラ豪雨を想定した雨漏りチェックはしっかり行います。
音質だけでなく静粛性もアップして、NーONEは納車されました。
ボルボXC60 スピーカーの音質アップ
2019-07-14
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、
ボルボのXC60です。
縦に長いタブレットの様な純正ナビオーディオが付いていて、
純正システムはそのままにJU60ツイーターを使ったワンオフ製作の、
プレミアムベーシックパッケージを取り付けました。
XC60のフロントスピーカーはドア下に16センチのウーファーと・・
ドア上部にスコーカーとツイーターの3WAY構成となっています。
今回はドアのツイーターを鳴らさない様にして、
ダッシュにツイーターを加えた3WAY構成で、
音質アップを図ります。
まずシート下の車両アンプからピュアディオブランドのPSTケーブルで音信号を取り出して、
グローブボックス下まで送ります。
MDF板を敷いて、その上にピュアコンのパーツを取り付けて、
合計8ピース構成の豪華仕様のピュアコンを使います。
最高で10ピース構成が可能なのですが、
車両アンプにローエンドを抑える機能が入っているので、
マックスが8ピース構成となります。
ツイーターはダッシュ上にワイドスタンドを製作して、
JU60ツイーターを取り付けました。
純正ツイーターに比べて周波数レンジが広くて、
純正スコーカーの上の方の周波数に制限をかけて、
外ドームで拡散する上質な音の音域を広く取っています。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら色々なソースを切り替えて、
ピュアコンのパーツの値を探ります。
以前XC40を試乗した時はCDプレイヤーの設定が無いと聞いてがっかりして、
でもXC60はアームレスト内に縦入れのCDプレイヤーが付いているので、
「XC40にこれが付いていたらいいのに。」と、思いながら調整していました。
ピュアコンのパーツの値の組み合わせが決まり、
後はトーンとイコライザーの調整ですが、
フェダーを除いて全てがセンターで全く動かさない所が一番音質が良かったので、
そこで調整を終了させました。
見た目はダッシュにJU60を追加しただけですが、
ピュアコンで純正スピーカーの音もコントロールしているので、
フロントスピーカー全体で音質が上がっています。
カローラスポーツ カーオーディオの音質アップ
2019-07-13
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、
トヨタのカローラスポーツです。
オーディオレス車にケンウッドのナビオーディオが装着された状態で入庫となって、
フロントスピーカーの取り付けと、ドア防振の施工を行いました。
ダッシュにワイドスタンドを製作して、J U60ツイーターを取り付けて・・
ドアの16センチスピーカーを取り外して、
13センチ用のインナーバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSPーLTD15を取り付けました。
カローラスポーツのスピーカーグルルは音のヌケが良くて、
外からZSPの黄色いケブラーコーンがハッキリと見えます。
ドア内の外板裏には防振メタルと防振マットを貼り合わせて、
鉄板の残響を抑えてスピーカーの音質アップと、
外からのロードノイズの防止に役立っています。
それと内張の裏のプラスチック部分は手作業で粗目を付ける加工を行い、
セメントコーティングを行いました。
これでスピーカーの振動に合わせた音のこもりが消えて、
静粛性も断熱性もアップしました。
J U60とZSPーLTD15の音域訳とレベルとインピーダンスの調整は
グローブボックス下に取り付けたピュアコンで行います。
合計10ピース構成のフルバージョンで、合計5カ所の音域をコントロールして、
音を整えています。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら
イコライザー調整を行います。
ケンウッドのナビオーディオはあらかじめ全てのスピーカーに
106センチのディレイがかかっているので、
これを全てゼロにしてから調整を始めます。
使っていないチャンネルも含めて全てゼロにしておかないと、
わずかでも影響を受けているので、
接続していないサブウーファーチャンネルもゼロにします。
このケンウッドのナビオーディオは
13バンドのグラフィックイコライザーと9バンドのパナメトリックイコライザーの2つが入っていて、
そのどちらかを選択して調整する様になります。
最初に13バンドの普通のイコライザーの後に9バンドのパナメトリックイコライザーで調整して、
最初に動かす周波数を9カ所決めた後にレベルの調整を行い、
更に動かす幅も調整出来るので、
9バンドでもパナメトリックの方が複雑な調整が出来て、
両方のイコライザーでピークのポイントを探した後で、
パナメトリックの方で本体にメモリーして調整は終わりました。
見た目の変化はダッシュの上にツイーターが付いただけですが、
見えない部分にものすごく手が入っていて、
インナー取り付けでは究極の2W AYスピーカーとなっています。
新型デイズ スピーカーの音質アップ 後編
2019-07-12
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、
日産の新型デイズ・ハイウエイスターです。
日産純正の大画面ナビオーディオのお車の作業の続きをお届け致します。
よく見たらセンタースピーカーのグリルが付いていますが、
今回は標準の6スピーカー車なのでここは鳴っていません。
ドア内は軽自動車にしては珍しく工場装着の防振マットが貼ってあって、
そこで低い響きは抑えてあるので、その周りに防振メタルを貼って、
取れていない高い音域の響きを抑えます。
工場装着を含めると方ドア9カ所のピンポイント防振となり、
鉄板が合わせになっている所も含めると、
軽自動車としてはかなり響きが少ない車となっているでしょう。
そうはいっても内張は薄くてペラペラなので、
裏にセメントコーティングを加えて、
音質・静粛性・断熱性をアップさせています。
スピーカー構成は純正のドアスピーカーにダッシュに
ピュアアディオブランドのATX-25ツイーターで、
ストロボを使って撮影するとこんなに存在感があるのか!と驚いて、
でも音のイメージ的にはこのぐらい存在感がある鳴り方をしています。
ただピュアコンはこれまでにある10数種類の中から選ぶと、
存在感があり過ぎたり、逆に存在感が薄かったりと、
「あともう一歩!」というユニットが欲しかったので、
今回新型デイズ用でサンプルを数種類作って、
それを交換しながら聴いて、更にカスタマイズして音を追い込みました。
ブラックボックスは中のコイルとコンデンサでツイーターの周波数幅を決めるのと、
中のアッテネーター抵抗でレベルを調整するのですが、
周波数幅もレベルも合うユニットはあるのですが、
インピーダンスという音色を決める部分が音色が微妙に明るいか暗いかになってしまい、
やや明るいユニットからコンデンサの容量を微妙に減らして、
コイルの巻き数を微妙に増やして、
それで音色が生音にピッタリ合う組み合わせを見つけました。
標準パッツケージはピュアコンが6ピース構成なのですが、
オプションのSSFを加えた6ピース構成で完成させました。
全ての結線が終わるとナビオーディオの調整を行いますが、
まずはピュアコンの合わせの前に
スピーカーディレイはメーカー指定の100センチから0センチに全て合わせてあって・・
イコライザーは最初はもっと多くのバンドを動かしていたのですが、
オプションのSSFを追加した事で音がまとまり、
最終的に2カ所1クリックづつ動かした所がピーク値となりました。
リアスピーカーが鳴っていると音に膨らみが出るのですが、
前席聴くとこもりにつながるので、徐々に前にふって、
音のふくらみとクオリティーの両方のバランスが取れる所を探してセッティングを終了しました。
音調整の後は車輛を一度外に出して、
ゲリラ豪雨を想定した雨漏りチェックを行って、
問題が無い事を確認してから納車致しました。
専用設計のピュアコンを開発した事もあって、
音の出来にお客様には大変満足して頂きました。
プリウスGR・PHV スピーカーの音質アップ
2019-07-11
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、
トヨタのプリウスPHVのGRです。
PHVでGRだともうこれより上のプリウスは無いというグレードでしょうか。
タブレットの様な縦に長い専用のナビオーディオ付のお車に、
ベーシックパッケージの取付けを行いました。
ドアスピーカーは純正の16センチの丸型をそのまま使用して・・
ダッシュ上に付いている中高音用のスコーカーは中音域のみの再生にして、
スタンドを使って角度を付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターで、
ガラスの反射の無い上質な高音を再生させます。
ダッシュのスコーカーは構造上高音域は正確に再生出来ず、
あっさり得意な中音域のみの再生にする事で音のクオリティーを上げています。
更に中音域の下限周波数を決めているコンデンサも小さくて質感が悪いので交換して・・
見た目もかなり大きさが違いますが、
スピーカーに対して直列に入っているパーツは音に影響しやすいので、
同じスピーカーでも艶のある音を再生出来る様になりました。
ドアスピーカーとスコーカとツイーターの音域と
インピーダンスを調整するのは
グローブボックス下に取付けたピュアコンで行います。
通常はベーシックパッケージのピュアコンは4ピース構成ですが、
50系のプリウスはどうしても6ピース構成にしないとマッチングが取れずに、
そのため価格が他の車種に比べて高めとなっています。
50系のプリウスはディーラーの試乗車の音を聴いた時から
手間がかかるだろうな?と感じて、
開発車両を買った上でパッケージの開発を行いました。
デモカーで10ヶ月使って買取り会社に持って行って、
高値で買い取ってもらったのですが、
「これからプリウスを査定に持って行きたいのですが・・」と電話して持って行ったら、
先方は30系プリウスのつもりがまさかの50系で、
「是非うちで買い取らせて下さい!」と言われてそのまま置いて帰り、
1週間後にはそこのチラシの目玉車になっていました。
そんな実車を買ってパッケージ開発しただけあって、
元の音が比較的フラットだった純正オーディオでは、
3トーンがフラットでも十分に良い音というか、
フラットから動かす方がバランスが崩れるぐらいの音の仕上がりになりました。