取付ブログ
マツダ・デミオ スピーカーの音質アップ
2019-02-10
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、
マツダのデミオです。
マツダコネクト付のお車にベーシックパッケージの取付けと、
ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。
通常のベーシックパッケージは6万円台から7万円台の設定なのですが、
デミオに関しては88000円プラス税という、国産車としては高い設定となっていて、
その理由はJBLのGX602という16・5センチのスピーカーの交換するという、
ベーシックのドアスピーカーをそのまま使用という概念と違うからです。
マツダコネクトの車両アンプのパワーが弱くて、
その足りない部分をJBLのスピーカーにする事でリカバーしています。
それでも税抜で9万円を割り込む価格にするために努力していて、
現在は生産されていないGX602の輸入元の在庫を全て買い取って、
自社の倉庫に入れておいてこの価格を実現しています。
ただGX602はコアキシャル構造のためにセンターにツイーターが付いており、
それを鳴らさないために配線をカットして、
ミッド側に鉄心入りの小さなコイルが入っていて、
最初から上限周波数を抑えているので、
そこをバイパスして完全なミッドレンジとなる様にしてからドアに取付けます。
ドアにはインナーパネルが付いており、
普通の国産車の様にサービスホールが無い構造で、
ヨーロッパ車を意識した造りになっています。
インナーパネルを一度取り外して、
外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせるベーシック防振の施工を行います。
現行デミオでは外板裏の防振で材料を6枚使用して、
2枚のメタルをドアポケットの内側に貼り付け、
プラスチックの鳴きがポケットの中で溜まるの防いで、
方ドアで合計8枚のメタル&マットを使用しています。
現行デミオは発売されて直ぐに実車を購入して
走行テストを行って防振の位置や材質を決めているので、
なかりツボを押さえて、「実際に走るとここが気になっていたんだ!」
という部分が見事に消える様な防振になっています。
ダッシュの純正ツイーターは上向きに付いていて、
高音のレベル的にはそこそこ出ているものの、
ツイーターの構造上音が荒いのと、フィルターが小さなコンデンサ1個で質感が悪いのと、
更にデリケートな高音が一度カガラスに反射して音が悪くなるのの三重苦で・・
ダッシュの端に外ドーム構造のピュアディオブランドのATX-25を
シンプルスタンドを使って適切な角度を付けて取付、
見晴らしの良い場所から上質な高音を降り注がせます。
GX602とATX-25の周波数幅とインピーダンスとレベルを
コントロールするのはグローブボックス下に取付けるピュアコンで、
実車を使って走行テストを行って値を決めているので、
かなりツボを得た心地良いサウンドになっており、
これ以上生音に近づけられないというぐらいのパーツの選択を行っています。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら
マツダコネクトのセッティング画面で調整と言いたいところですが、
他のマツダ車と違ってデミオはかなりコストダウンが図られていて、
センターから少しでも動かせば音が痩せて聴こえるために、
バス・トレブル・バランス・フェダーは全て動かさずに、
リアスピーカーのレベルは車両アンプの所にアッテネーター回路を入れてレベル調整を行って、
パネル上ではセンターでもコントロールを効かせて、生音に近い状態を表現しています。
オーディオが換えられないと不満を持たれる方が多いデミオのマツダコネクトシステムですが、
ピュアディオが実車を購入して時間をかけて問題解決を行った甲斐あって、
お客様に音の仕上がりにはとても喜んで頂きました。
BMWミニ・クラブマン カーオーディオの音質アップ
2019-02-09
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、BMWミニです。
リアゲートが観音開きのクラブマンで、後ろ姿はなんとなく動物に見えます。
以前にフロントスピーカーの交換などの作業を行って頂いていて、
今回はシステムアップのための2回目の入庫になります。
左右シート下のウーファーはJBLの16・5センチの物に交換していて・・
ドアのスコーカーはピュアディオブランドのISP-90に交換してあります。
ツイーターはピュアディオブランドのATX-25が取付けてあったのを、
新製品のミドルクラスのツイーターのATX-30に交換します。
ATX-25ではあらかじめ色んな車種に合わせたシンプルスタンドが用意されていますが、
ATX-30では全てワンオフ製作しないといけないので、少々お時間を頂きます。
先に借り付けのスタンドで角度を出して、音調整を先に行って、その後にワンオフの
スタンド製作に入ります。
ツイーターを交換すると周波数レンジが下に広がり、中音域に近い所までツイーターで
再生出来る様になりますが、そのためピュアコンの値を変える必要があります。
これまでのATX-25ではスコーカーと浅い音のつなぎだったのが、ATX-30では
その特性を活かして深い音の地なぎに変更したために、全てのパーツをあれこれと交換して、
最も生音に近くなる組合せを探りました。
福岡店で以前BMWミニでATX-30の取付を行った事がありますが、
スコーカーの銘柄が違うために、ピュアコンの値の組合せはかなり違いました。
ピュアコンの値が決まったら次はイコライザーアンプをスマートフォンを使って調整して、
純正オーディオから出ている信号がフラットではないので、純正側のバス・トレブルと
イコライザーを動かして、最も良いポイントを探しました。
ツイーターを交換するだけの簡単な作業に思えますが、本当にピッタリマッチングを取ろうと思えば
かなり手間がかかって、まだ取り付けデーターが少ないために、ATX-30の取付に関しては
他のツイーターよりも時間を多めに頂いています。
ミニ・クラブマンは、これからシンプルスタンドのワンオフ製作にかかります。
ノートeパワー・NISMO スピーカーの音質アップ
2019-02-08
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、
日産のノートeパワー・NISMOです。
日産純正のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付を行いました。
ベーシックパッケージの取付を行いました。
入門者用のパッケージなので、
取付は簡単そうに思えますが、
実は国産車のほとんどで毎回ナビオーディオを一度取り外してから、
裏から直接音信号をPSTケーブルで取り出しています。
取付は簡単そうに思えますが、
実は国産車のほとんどで毎回ナビオーディオを一度取り外してから、
裏から直接音信号をPSTケーブルで取り出しています。
一般的なトレードインこの取付では
純正のドアスピーカーのコードの末端からパッシブネットワークに繋いでいるのに対して、
ロスの無い所から太くて
純度の高いPSTケーブルで送るという所で一段目の差を付けています。
純正のドアスピーカーのコードの末端からパッシブネットワークに繋いでいるのに対して、
ロスの無い所から太くて
純度の高いPSTケーブルで送るという所で一段目の差を付けています。
次にPSTケーブルはグローブボックス下に送られて、
ノートeパワー専用のピュアコンに送って、
周波数幅とインピーダンスとレベルを調整して、
純正のドアスピーカーと後付けのツイーターに分配します。
ノートeパワー専用のピュアコンに送って、
周波数幅とインピーダンスとレベルを調整して、
純正のドアスピーカーと後付けのツイーターに分配します。
パッケージの開発には自社でノートeパワーを購入して、
走行時の音も含めてバランスの良い音かどうか確かめています。
走行時の音も含めてバランスの良い音かどうか確かめています。
ダッシュに取り付けたツイーターはピュアディオブランドのATX-25で、
シンプルスタンドで適切な角度を付けて、
外ドームツイーターの拡散する特性を有効に活かしています。
シンプルスタンドで適切な角度を付けて、
外ドームツイーターの拡散する特性を有効に活かしています。
ベーシックパッケージなのでドアの16センチスピーカーはそのまま使用していますが、
こもっている高音域はカットしてレンジの広いATX-25に任せて、
ピュアコンでインピーダンスをやや上昇させているので、
同じスピーカーなのに重みが増していて、
チューンナップツイーターのドアの音はそのままに
高音を付け足している状態とは明らかに違う音になっています。
こもっている高音域はカットしてレンジの広いATX-25に任せて、
ピュアコンでインピーダンスをやや上昇させているので、
同じスピーカーなのに重みが増していて、
チューンナップツイーターのドアの音はそのままに
高音を付け足している状態とは明らかに違う音になっています。
リアスピーカーの音はノーマルなので、フェダーでレベルを絞って、
コンサートホールで前から音が迫って来て、
後ろからやや残響が跳ね返って来るぐらいの設定にしました。
コンサートホールで前から音が迫って来て、
後ろからやや残響が跳ね返って来るぐらいの設定にしました。
あらかじめ車種別設計のピュアコンで音が整いてあるので、
イコライザーはほんのわずか動かすだけでピークの状態になりました。
見た目はチューンナップツイーターを取り付けたのと変わりませんが、
見えない部分の工夫と車種別専用設計のピュアコンで、
スカッとした見違える様な音に変身しました。
BMW3シリーズ カーオーディオの音質アップ
2019-02-07
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、
BMW3シリーズのツーリングです。
全車異形パネルの専用ナビオーディオ付きのお車で、
ベーシックパッケージの取付と、ドア防振の作業を行いました。
BMWはベーシックパッケージの中でもドアスピーカーの交換が含まれているパッケージで、
そのためパッケージ価格が他の車種よりも高くなっています。
純正スピーカーを取り外して、インナーバッフルを製作して、
レインガードを取り付けてスピーカー裏が濡れない様にします。
使用しているスピーカーは、
JBLのGX302のスコーカー部のみを鳴らしています。
3シリーズツーリングは以前自分も乗っていた事があって、
その時に「BMWだから内張にセメントコーティングの必要な無いだろう。」と
そのままで乗っていたのですが、
どうしても走行中のモヤモヤ感が気になって後からセメントコーティングを追加しました。
実は3シリーズの内張はプラスチックは一部だけで、
パルプの繊維を固めた様な材質で出来ていて、
指ではじくとかなり響きが残ってしまう材質です。
お客様も内張のモヤモヤしている感じが気になっておられた様で、
他の防振よりも先にセメントコーティングをお勧めして、
内張裏に施工しました。
青白いコーティング材の一部が乾燥して来て、茶色っぽくなって来ています。
他のお店では純正パーツを購入してドアミラー裏にツイーターを取り付けていますが、
ピュアディオではシンプルスタンドを使ってダッシュ上にATX-25を取り付けています。
耳から少し遠ざかって聴き疲れしないのと、
外ドームで拡散させるための角度が選べるのと、
シートポジションに合わせて微妙に角度調整可能で、
高額な純正パーツも買わなくて良いという良い事ずくめの取付方法です。
前席の左右のシート下に付いているウーファーはそのまま使用して、
フロント3WAY構成のスピーカーとなりました。
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、
その上に4ピース構成のピュアコンを取り付けています。
ドアのスコーカーがかなり耳に近い位置で、
上限周波数が耳に入ってきやすいので、
コイルの巻き数は多めにして、
上限周波数に通常よりも多く制限をかけて、
ツイーターとミッドが重なる音域が濃くなり過ぎないように調整しています。
またスコーカーの下限周波数と床下ウーファーの音域が重ならない様に
ウーファーの横にパーツを取り付けて調整しているので、
実質的には6ピース構成のピュアコンとなっています。
BMW3シリーズは見た目は同じ様でも、
前期・中期・後期のモデルで純正オーディオの音に微妙に差があり、
更にMスポーツとラグジェアリー系の車両でシートの底の構造が違って、
最低でも合計6パターンの組み合わせのパーツが必要で、
更に2Ωのプレミアムサウンドや、ウーファーを交換するかしないか、
また防振をどうするかで細かくピュアコンの値を変えて、
基本的なパッケージはあるものの、ほぼ個別対応的に最も良い数値を探っています。
その成果があって、
純正のバス・トレブルの調整は低音をやや下げた程度で最も良い状態となり、
コイルやコンデンサが固定で、
アッテネーター抵抗だけ切り替えるトレードインスピーカーとは全く別格な音の表現を可能にしています。
自分で実車を買って日常使いをしながらパッケージを開発したからこそ、
年式やグレードの差の違いがハッキリと分かって、
かゆい所に手が届く的な細かい対応が出来ています。
トヨタ・ヴェルファイア カーオーディオの音質アップ
2019-02-06
今日ご紹介する1台は、先日の札幌店の作業から、トヨタのヴェルファイアです。
11インチのアルパインのビッグXを装着した状態で入庫となって、スピーカーの取付と、
ドア防振の施工を行いました。
まずはドアの内張を外して、外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせます。
最近目にする様になったシルバーにドットが付いている四角いマットは、以前は黒くて四角いマットが
2種類あって、そのうちの1種類が原材料費が上がって価格を上げないといけないところを、
表面を未塗装でも音質に問題無い事が分かって、未塗装で使う事でベーシック防振の
値上げを避ける事が出来ました。
そのため最近の外板裏の写真ではシルバーのマットが写る様になっていますが、音質的には同じ状態です。
外した内貼りにはセメントコーティングの施工を行って、札幌では音質アップの他に断熱性も上がり、
冬の冷え防止にもなるので、人気の加工になっています。
純正のドアスピーカーは取り外して、インナーバッフルを製作して、スピーカー裏が濡れない様に
レインガードを取り付けて、JBLのGX600Cのミッドバスを取り付けました。
内張を組み付ければ見た目は前と変わりませんが、音質と断熱性と遮音性がアップした
ドアに変わりました。
ダッシュ先端の純正スコーカーは使用せずに、ピュアディオブランドの新ミドルクラスの
ツイーター・ATX-30をシンプルスタンドを使って取り付けました。
ビッグXは一度取り外して、裏から音信号をPSTケーブルでグローブボックス下まで送って行きます。
グローブボックス下にはオプション2品を追加して、合計8ピース構成となった
ピュアコンを取り付けて、数波数幅とインピーダンスとレベルをコントロールして、
ドアスピーカーとツイーターに分配します。
ピュアコンで事前に音の調整がしてあるので、ビッグXのイコライザーはほんの少しだけ
動かすだけでベストな状態にセッティング出来て、比較的生演奏に近い音に合わせています。
見た目はダッシュにツイーターが乗っただけの違いですが、驚くほどクリアーな音に変わって
ヴェルファイアは納車されました。