取付ブログ
ホンダ・Nボックス スピーカーの音質アップ
2019-05-27
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、
ホンダのNボックスです。
ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオが装着された状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行いました。
まずは純正ナビを一度取り外して、カプラー裏から音信号を取り出して、
ピュアディオブランドのPSTケーブルでグローブボックス下まで送ります。
グローブボックス下にはこのNボックスの年式に合わせた値のピュアコンを設置して、
周波数幅とインピーダンスを調整した後に、純正スピーカーに行く配線と、
ダッシュに付けるツイーター用の配線に分配します。
取り付けたツイーターはピュアディオブランドのATX-25で、
内張の中に引き込む所は細いケーブルでも、
中に入ればツイーター音域用のPSTケーブルに変わっています。
続いてドアの中の作業では、高い音域の響きは防振メタルで抑えて、
低い音域や中ぐらいの音域は防振マットで抑える、
ベーシック防振の施工を行いました。
ベーシックパッケージなので純正スピーカーはそのまま使用しますが、
この年式では低い位置にスピーカーがある
Nボックス専用のシルバーのコーンのスピーカーが使われていて、
ピュアディオにあるデモカーのNボックスと同じ純正スピーカーが使ってあります。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、ギャザーズのオーディオ設定を変更します。
バス・トレブルとバランス・フェダーしか付いていないシンプルな内容ですが、
ピュアコンで事前に音が合わせてあるので、
センターでも問題無く音楽が楽しめるクオリティーになっています。
最後に車を一度外に出して、ゲリラ豪雨を想定した雨漏りテストを行い、
それにパスしたら納車の準備に入ります。
Nボックスのお客様はJR博多駅前のイベントでデモカーを聴かれて、
その場で契約したいと言われたのですが、「ここでは契約出来ないので・・」と、
次の日に入庫して頂いて、朝10時に入庫して頂いて、
夕方5時に出庫いたしました。
お客様は音の仕上がりに大変満足されて、
納車の後に博多駅の会場に来られて「とてもいい買い物をしました!」
と喜ばれていました。
アクロス福岡でよくクラッシックの生演奏を聴きに行かれるそうで、
これまでカー用品店で販売しているスピーカーには全く興味がわかなかったのが、
「これで車の中できちんと音楽が聴けます。」と、とても喜んでおられました。
イベントも最終日
2019-05-26
22日の水曜日に始まったJR博多駅前広場のイベントも
今日が最終日となりました。
ワゴンRのベーシックのWパッケージのデモは、昨年のNボックスと違って後部座席に子供を座らせて、
「どう?狭くない?」という試聴以外の来場者で本当に聴きたい方が聴けないという事がなくて、
車種選択は成功といえるでしょう。
これが今話題のスペーシア・ギアでも置こうものなら、来場者が爆発的に増えても
実質的な試聴が減るので、意味が無かったでしょう
それと同じワゴンRに乗っていて、「自分の車と全然音が違う!」という方もおられて、
ちょっとした工夫の積み重ねがこんなに音が変るんだ!と、ノーマルを聴いていた期間が短かったので、
今更ながら実感しています。
ただ全ての時間で来場者が多い訳ではなくて、何故か1日の中で極端にむらがあって、
そのむらの隙間の時間にピュアディオ3店舗のパーツの在庫表を見て、製作物の下ごしらえを
行っていました。
機械巻きしてあるコイルをじわじわほどいて希望の値に合わせて行き、ほぼ希望値になっていますが、
温度湿度の問題で本当に正確な値かどうかは分からないので、店に持って帰ってから最終的に
値合わせを行います。
こちらはコンデンサのペアリングで、基本は0・470のはずがこれは下の値が出ていて・・
もう1個はかなり上の値が出ているので、
これは左右で使う事が出来ません。
たまたま博多駅近辺で働かれているエンジニアの方が見られて、「こんな選びかたをしていたら
もうからないでしょう。」と言われていて、普通は工場から出て来たパーツをそのまま装着すると
誤差が出て、右と左の音がピッタリ合わないという事になり、そういうのをタイムアライメントで
合わせるみたいになるので、パーツ合わせは良い音を作る根源です。
ただし、屋外で測定しているので、普通は黄色いテプラ―で数値を入れているのを、
白いテプラ―を使って、装着前に温度・湿度管理をした部屋でもう一度確認する様に目印にしています。
またデモカーの白いノートは試作品のスピーカーが付いていて、博多駅の地下駐車場に置いて、
たまに聴きに行ってはパーツを交換してを繰り返して、音決めをしていました。
イコライザーは一度フラットにして、素の音を聴いてからピュアコンの値とイコライザーの値を変えます。
昨日の時点で白いノートは音が決まって福岡店に置いてあり、後部座席には交換したパーツが
どっさり乗っています。
スピーカーの価格は53000円と決まり、若干数のテスト販売を行い、
最終的に量産するかどうかを決めます。
イベント会場で試聴を行いながらも、あれこれと普通の仕事も行っています。
マツダ・CX-5 カーオーディオの音質アップ
2019-05-24
今日ご紹介する1台は、先日の札幌店の作業から、
マツダのCX-5です。
マツダコネクトのナビオーディオ付車に、
ベーシックパッケージの取付けと、ドア防振の施工を行いました。
まずはドアの内貼りを外して、
外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせるベーシック防振の施工を行います。
次に外した内張りの吸音フェルトを一時的に外して、
粗目を付ける作業を行った後にセメントコーティングを行います。
リアドアにも内貼りも外して、ベーシック防振の施工を行いました。
そしてダッシュの上にピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取付けて・・
グローブボックス下まで車両アンプから音信号を送って来て、
現行CXー5専用のピュアコンを通して分配します。
マツダコネクトはバスとトレブルの2つの音域しか動かせないのを、
今回は運転席下にピュアディオチューンのイコライザーアンプを取り付けて、
細かい音調整が出来る様にしています。
イコライザーアンプは便利なのですが、スピーカー出力を一度変換してから
イコライジングしているので、変換ロスで音の新鮮さが失われるのですが、
そこはピュアディオのチューンで元の音を極力落とさず、
細かな調整でクリアーな音を表現させます。
ダイハツ・ミライース スピーカーの音質アップ
2019-05-23
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、
ダイハツのミラ・イースです。
カロッツェリアの楽ナビを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付けと、
ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、
トリプルパッケージの作業を行いました。
まずドアの内貼りを外して、
外板裏の響強いポイントを8カ所を見つけて、
防振メタルと防振マットを貼り合わせます。
外した内張りは吸音フェルトが全く貼ってない状態で、
かなり薄かったので鈍い響きが起こりやすく、
ここから下処理で粗目を付けてからセメントコーティングを行います。
当初は合計4面の処理の予定が、追加でもう4面の処理を加えて、
リアドアのセメントコーティングと、ベーシック防振を行い、
4枚のドアが2重に防振してある状態になりました。
ツイーターはダッシュにピュアディオブランドのATX-25を取付けて・・
楽ナビから取り出した音信号をグローブボックスに取付けたピュアコンに送り、
ツイーターとドアスピーカーに音を分配して送ります。
今回はオプションを1品追加した合計6ピース構成の状態で、
純正のかったるいドアスピーカーのインピーダンスを2カ所動かして、
もう純正状態とは全く別な鳴りに改善して、
その上にATX-25の上質な高音を加えて、
素晴らしいサウンドを表現しています。
イコライザーはほんの数カ所1クリックづつ動かして、
音を整えたら納車の準備に入ります。
サウンドピュアディオはモノラルのスペアナ測定で音調整は行っておらず、
全て耳でステレオの状態で判断していますが、
入出庫時は一様参考のためにモノラルの測定を行い、
2枚のデーターを残しています。
ただし、モノラルの測定では絶対に解らない音の違いがあるので、
何も証拠を残していないのではないという証明として、
稔のためにデーターを残しています。
トヨタ・新型RAV4 スピーカーの音質アップ
2019-05-20
今日ご紹介する1台は、先日の札幌店の作業から、
トヨタのRAV4です。
トヨタ純正のデンソーTEN製のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工の、
Wパッケージの作業を行いました。
ドアスピーカーは16センチの丸型で、ドアにはインナーパネルが付いていて、
サービスホールがふさがっている状態です。
外板裏はかなり入り組んだ作ってで、防振マットは切って細かくして貼り付けて、
狭くて高い響きの部分は防振メタルを貼って抑えています。
こういう構造の車には防振メタルの効果は絶大ですね!
ダッシュの上にはスコーカーサイズのプレートが付いたツイーターが取り付けてあり、
ここは鳴らない様にして、グリルの端にピュアディオブランドのATX-25を取り付けます。
特性的には現行のハリアーと同じ傾向が出ているので、
そこをベースにしてフロント2WAY構成のベーシックとしています。
純正ナビは一度取り外して、
裏から音信号をピュアディオブランドのPSTケーブルで取り出します。
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、
その上にオプション1品を追加した6ピース構成のピュアコンを取り付けて、
ツイーターと純正ドアスピーカーのの周波数幅とインピーダンスを調整します。
純正Dお会いしたスピーカーはこもる音域がカットしてあり、
更にインピーダンスをやや上昇させて音に重みを持たせているので、
純正の音にATX-25ツイーターの音が加わるのではなくて、
ATX-25と組み合わせる事を前提に純正側の音が整えてあるので、
仕上がりの音を聴かれたお客様は、純正2WAYからの音の変わり方に驚かれます。
全ての結線が終わって音が出る様になったらデンソーTEN製のナビの音調整を行います。
全てのスピーカーに100センチのタイムディレイがかかっていますが、これは全てゼロにします。
たまにお客様から「リコールの作業に出したら、イコライザーを元の状態に合わせても、
音が悪くなって帰って来た。」と言われる方がありますが、
それは見えない部分に隠れたタイムディレイが効いてしまったからで、
ストレートな生音に近い音で慣れた方は、
ディレイがかかって音をごまかした様なサウンドには満足出来ないので、
ここをゼロにして鳴らすのは基本です。
そのまま他の音を強調したりする機能は全てオフにして、イコライザー調整のみを行って音を整えます。
以前の富士通TENの時のパナメトリック方式のイコライザーに比べたら
かなり操作もしやすくなって、細かい音の調整も出来る様になったので、
純正のナビオーディオにしてはこれまでより良い音が再生出来る様になりました。
最新型のRAV4ですが、これまでのトヨタ車との共通部分を見つけて、
そこから差異を見つけて、ピッタリマッチしたサウンドにして納車致しました。