取付ブログ
トヨタ・マークX カーオーディオの音質アップ
2019-03-21
今日ご紹介する1台は、先日のマークXの作業の続きです。
トヨタ純正のマルチAVステーションのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、フロントドアのフル防振の作業を行っていました。
ピュアディオブランドのATX-25ツイーターとダッシュのスコーカーで中高音を鳴らし、
ドアの16センチスピーカーで低音を鳴らすフロント3WAYベーシックで
一度は完成していましたが、もうちょっとシステムアップしたいという事になって、
そのまま追加で作業を行いました。
ドアのスピーカーを16・5センチのJBLのGX600Cのミッドに交換して、
ダッシュの純正スコーカーは使わずに、シンプルな2WAY構成としました。
それに合わせてピュアコンのコイルも交換して、
GX600Cに合わせて巻きの少ないピンクのラベルのコイルに交換しました。
マークXのスピーカーグリルは抜けがいい方ではないので、
ピンクのラベルの物の中でも更に巻き数の少ない物を選んで、
聴感上でフラットになる様にしました。
ただし、トヨタ純正のナビオーディオが音のクセが強くて、
ナビオーディオ側からフラットで音を送り出すのにこれだけイコライザーを動かさないといけなくて、
外部のイコライザー内蔵アンプを取り付ける事に
よってこのクセを何とかしようという話になりました。
ナビとピュアコンの間にイコライザーアンプを入れて、
スマートフォンでイコライザー調整を行って、
純正ナビのイコライザー調整を緩やかにしました。
しかしこの操作がほぼ役に立たず、
スピーカー出力を一度イコライザーアンプの中のハイローコンバータでレベルダウンする時点で
音の新鮮さが失われてしまい、これまでの成功例とは逆の現象が起きてしまいました。
そこでハイロー変換の時のロスを無くすために、
ピュアディオチューンの単体のハイローコンバーターを取り付けて、
そこからSKYのケーブルでRCA信号を送りました。
そして助手席シート下にJBLのGXーA602のアンプを取り付けて、
パワフルで切れの良いサウンドを再生させました。
全ての組み合わせでイコライザーアンプが効果が無いという訳でなくて、
純正側の音のクセによってはハイローコンバーター+アンプの方が音が良くなるという、
貴重な体験が出来ました。
トヨタ・マークX スピーカーの音質アップ
2019-03-18
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、
トヨタのマークXです。
トヨタ純正のマルチAVステイションのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、フル防振の施工を行いました。
まずはドアの内張を外して、防振作業を行います。
外板裏にはガッツリ工場装着の防振材が貼ってあって、
その合間に防振メタルと防振マットを貼って行って、
スピーカーの残響と外からのロードノイズを防ぎます。
次にサービスホールを塞ぐ防振を行って、切り口は全てシール材を塗り込んで、
将来的に湿気などで剥がれを起こさない様に施工して行きます。
外した内張裏には粗目を付けた後にセメントコーティングを行って、
プラスチックの鈍い響きを抑えます。
内張裏の吸音フェルトは一度剥がして施工して、後でまた元に戻すので、
セメントコーティングと吸音フェルトの相乗効果drive、
かなり静かで断熱性の高いドアになりました。
ドアの作業以外では純正ナビは一度取り外して、裏から音信号取り出してから、
ピュアディオブランドのPSTケーブルで助手席のグローブボックス下に送ります。
マークXはダッシュにドームツイーターが付いているタイプと、
スコーカーが付いているタイプがあり、今回はスコーカータイプだったので、
ピュアディオブランドのATX-25ツイーターと
合わせてダッシュで中高音を鳴らして、
ドアの意16センチと併せて3WAY構成で使用しました。
スタッフが先走ってドームツイーター用の2WAY用ユニットを付けていたので、
それを3WAY用の値に入れ替えています。
フロントドアはフル防振ですが、リアはノーマルのドアなので、
フェダーでリアの音を下げて、コンサートホールで前から演奏が聴こえて来て、
後ろから残響が跳ね返って来るぐらいのイメージにして、
フロント重視のセッティングにしました。
最後の後にイコライザーで強い音域と弱い音域を補正して、
マークXのベーシックパッケージ+フロントフル防振の作業は完成しました。
追伸
音調整には自分が実際にお会いした事があるアーティストさんの楽曲を使って行っていて、
お客様の機材の中に入っている音源も合わせて聴いています。
良くて実際にお会いしたアーティストさんの楽曲が入っている事がありますが、
10日後に初めてお会いする予定の方の楽曲が入っていて、
「実際に生の声で聞いたらどういう風に聞こえるだろうか?」と、
思いながら調整していました。
スイフト・スポーツ カーオーディオの音質アップ 前編
2019-03-17
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、
スズキのスイフト・スポーツです。
オーディオレス車に以前のお車で使われていたサイバーナビを移設して取り付けて、
フロントスピーカーの取付と、ドア防振の施工を行っています。
まずはドアの内張を外して、外板裏にベーシック防振の施工を行います。
外板裏には何も貼ってなくて、スピーカーの排圧で残響がかなり残ります。
響きの中心を見つけて、響きの周波数に合わせて、
メタルと丸のマットと四角のマットを貼り合わせます。
外した内張は裏のプラスチックのツルツルした部分を機械で粗目を付けて、
セメントコーティングを行った後に剥がれな起きるのを防いでいます。
手作業で意図的に厚い薄いをランダムに作って、
振動を通過させずに留めて消す様にします。
塗りたての時は青白い色だったのが、乾燥していくとともに、
科学変化で茶色ぽい色に変わっています。
車の中で使用するのでたわみを持たせる成分が入っていて、
ドアの開け閉の振動で割れない様にしているので、
その成分の変化で色が変わって行きます。
VWポロ スピーカーの音質アップ
2019-03-16
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、
フォルクスワーゲンのポロです。
パネル一体型のナビオーディオが装着されているお車に、
ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。
まずはドアの内張を外して、外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせます。
ドイツ車だけあって、形が複雑な防振マットを貼ってドアの響きがある程度抑えてありますが・・
それでもまだ取れていない部分をベーシック防振で抑えて行きます。
ドアの作業の後は、グローブボックス内にあるプレイヤー部の裏のアンプから
音信号を取り出して、
下に取り付ける現行VW車専用の6ピース構成のピュアコンを取り付けます。
ピュアコンで音域分けとインピーダンスの調整を行って、
ドアの純正スピーカーとダッシュの上に
取り付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターに送ります。
ピラーに付いている純正ツイーターの位置は、
理想的な指向性の向きとは言えないので使わず、
ツイーターも下限周波数を決めるパーツが
赤黒のコードの末端の丸い小さなパーツだけで行っているので、
「高音の量は出ていても、何だか聴いていて疲れる。」と言われる要因になっています。
全ての組み立てが終わって音を鳴らして、
ゴルフⅦなどと同様の3トーンを操作しますが、
中高音はセンターで十分バランスが取れていて、
バスが防振の効果があってこれまで外に逃げていた部分が中に入って来て、
1クリック下げた所がスタジオレベルかな?と思ってそこで調整を終了しました。
最近はナビも2WAYスピーカーも標準で装着されている車種が増えているので、
ベーシックパッケージとベーシック防振のWパッケージというのが、
かなりコストパフォーマンスと完成度が高いトレンドとなって来ています。
現在福岡市内ではラジオCMの影響か
中古車買取店でベーシックのWパッケージが付いていると
5万円買取価格を上乗せされる店が出て来ていて、
WパッケージにJBLのドアスピーカー付きで10万円アップという例も出て来ていて、
載せ替えするよりも付けたまま出して、また一から取付されるお客様が増えています。
ポロのお客様も以前に乗られていたお車の旧タイプのベーシックで
買取価格がアップしたそうで、とても喜んでおられました。
WRX・STI カーオーディオの音質アップ
2019-03-15
今日ご紹介する1台は、先日の札幌店の作業から、
スバルのWRX・STIです。
ディーラーでカロッツェリアのサイバーナビの8インチを装着した状態で入庫となって、
フロントスピーカー一式の取付を行いました。
まずはドアの内貼りを外して、ドアの外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせます。
次にサービスホールを塞ぐ防振を行って、
16センチを13センチに変換するインナーバッフルを製作して、
上半分にレインガードを取付ます。
外した内張りにはセメントコーティングを施して、
方ドア3面のフル防振の状態にしています。
リアドアにも車の静粛性を上げる事を目的にドア防振を行っており、
ピュアディオのデモカーのWRX・S4と同じ4枚防振となっています。
取付けたスピーカーはピュアディオブランドのZSP-LTD15で、
ZSPが発売されて15周年を記念して発売されたモデルで、
15年間アウター・スラント専用チューンとしていた構造を、
インナーでも使える様にしたモデルで、その便利さゆえ人気が高く、
200セット限定で生産したところ直ぐに売り切れて、
200セットの追加生産を行っています。
インナー使用での周りのシール材は平凡な物を使用していて、
普通専門店だと波状のシール材を使うところですが、
そのウエーブ構造で低音の量が増える半面、
音色が実際の演奏と変って聴こえるために、
あえて普通のペタンとしたシール材を使って、
より正確な音色を表現しています。
ダッシュにはワイドスタンドを製作して、JU60を取付けていて、
ピュアディオ推奨のハイエンド2WAYスピーカーの構成となりました。
シート下にはピュアディオチューンのパワーアンプを取付けて、
RCAケーブルとスピーカーケーブルは
ピュアディオブランドのSKYシリーズを使用しています。
よく無印のケーブルを使ってショップオリジナルを名乗っている所がありますが、
ピュアディオの場合は専用ロットで1銘柄2000メートルを生産していて、
ケーブルにはきちんとサウンドピュアディオと記されています。
グローブボックス下にはピュアコンを取付けて、
ツイーターとミッドの帯域分けとインピーダンスの調整を行って、
イコライザーでは変えられないコイルとコンデンサの比率の微調で、
音を鋭くしたりゆったりしたり調整して、最も正しい音色に調整して行きます。
STIのエンブレムが右側に付いているので、これはMT車のSTIで、
わざわざ東北から札幌まで取付に来て頂きました。
元々は前のお車で福岡店で取付して頂いていて、
その後一度はピュアディオの店舗が全く無い地域に転勤されて、
今回は東北で足を延ばせば札幌まで行けるという事で、
買換えと同時に入庫して頂きました。
店舗が少なくて転勤があるお客様にはご迷惑をかけしておりますが、
遠くからのご来店に感謝しております。