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取付ブログ

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スズキ・スペーシア カーオーディオの音質アップ

2018-07-21

今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、
スズキのスペーシアです。
 

 
 
4年前にカロッツェリアのサイバーナビを装着された状態で入庫となって、
ベーシックパッケージにプラスオプションの状態で取付をさせて頂いていました。
 

 
 
 
4年前なのでベーシックのツイーターはJBLのP560で、
その後JBLが普及価格帯の25ミリ外ドームのツイーターの製造をやめてしまったので、
ピュアディオブランドとしてATX-25ツイーターを発売しました。
  
 
ベーシックパッケージの良い所は最初に25ミリ外ドームのツイーターを取付けるので、
後でシステムアップした時にこのサイズでこの構造のツイーターはしっかりと鳴ってくれます。
 
 
 
 
ドア内は方ドア3面のフル防振で響きを抑えて、アウター・スラントのバッフルを製作して、
ドアの金属部分とつなぐリングの内側をセメントコーティングで固めます。
  
この金属リングはレインガードを兼用していて、
斜め後ろに傾いていて、雨を後ろに逃がす様になっています。

 
 
 
アウターの表面にはピュアディオブランドのZSP-LTD15を取付けて、
現行のピュアディオ推奨のドアスピーカーでは最高のレベルの物です。
 
 
このスピーカーよりも値段の高いスピーカは世に沢山ありますが、
レコーディングスタジオや放送局のスタジオで鳴っている音を強くイメージしていて、
より本来の楽器の音やボーカル本人の声に近くなる様に仕様を決めています。
 
 
 
 
ただいくらスピーカーにクセが付いてないと言っても車のスピーカーはドアの形状が車種ごとに違い、
スペーシアは平均的なドアスピーカーの位置よりも高い位置に付いていて、
中音域がリスナーの耳に入りやすく、中音が濃くて低音が薄く、
高音域はミッドの上とツイーターの下の周波数が重なって聴こえます。
  
ピュアデュオではそういう聴こえ方をイコライザー調整で逃げるのではなく、
ピュアコンのパーツの組合せを変えて、
ツイーターの下限周波数をブラックボックスをカスタマイズして上に上げて、
ミッドの上限はコイルの巻き数を増やして下げて、
それでリスナーの位置でちょうどフラットに聴こえる様に調整します。
 
 
ただしミッド用のコイルが通常ストックして物では合わず、
機械巻きした物をじわじわほどいて行って、ピッタリ合う値になるまで探し続けて、
完全にワンオフで巻き数を選びました。

 
 
 
そしてどうしてもピュアコンで調整出来ない
周波数をサイバーナビのイコライザーでほんの少し調整して、
このシステムでこれ以上生音に近づけられないというピークポイントに持って行きました。
 
 
 
音が決まったら車両は一度外に出して、ゲリラ豪雨を想定した雨漏りテストを行います。
 
 
 
テストが終わったらまた車両はエアコンが効いているピットに戻して、
濡れた部分をふき取ってからお客様が取りに来られるのを待ちます。
 
 
ピット内でタイヤを見たら軽自動車用のブリヂストンのレグノ付いていて、
「音にこだわられているから、タイヤにもこだわっておられるんだ。」と思いました。
  
この車種でこのサイズでどのぐらい静かになっつているか気になります。
 
 
 
自分はスペーシアの完成後に直ぐに福岡店を後にして宇部店に向かったので、
客様とはすれ違いになってしまい感想を聞く事が出来ませんでしたが、
お客様は今回のシステムアップでの音の進化にとても喜ばれていたそうです。

ホンダ・Nボックス スピーカーの音質アップ

2018-07-20

今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、
ホンダのNボックスです。
 
 
ホンダ純正のギャザーズの大画面ナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取り付けと、ドア防振の施工を行いました。
 
 
まずは一度ナビは取り外して裏から音信号を取り出します。
 
 
取り出した信号はグローブボックス下に送り、
現行型Nボックス用のピュアコンに通して、
今回はオプションのSSFを加えて6ピース構成ににして、
更に音質アップさせます。

 
ピュアディオにあるNボックスはもう先代になっているので、
デモカーとは違う値のユニットを入れています。
 
 
ツイーターはピュアディオブランドのATX-25で、
左右別な角度のスタンドを使って取り付けています。
 

 
右側の奪取の構造が入り組んでいるので、下面に加工を加えて、
まるでひょっこりはんの様に取り付けています。

 

 
続いてドアの防振では、同じNボックスと名乗りながらも
先代と現行では全く響きのポイントが違って、
片ドア8ヶ所の響きのポイントを見つけて、
防振メタルと防振マットを貼り合わせて、ドアの響きを抑えました。
 

 
外した内張りにはセメントコーティングの施工を行って、
軽の薄いプラスチックとは思えない様な高級感のあるドアになりました。
  
写真はちょうど乾いている途中で、青みがかったコーティング材が、
乾燥して行くと茶色がかって来ているのがお分かり頂けるでしょう。
 
この色の変化が重さが増えない割に振動が消える根源となっています。
 
 
最後にドアの内張りを組み付けたら音を鳴らす事が出来て、
先代のNボックスとはグリルの形状が変わって、
音の抜け方も変わっているので、
コイルの巻き数は減らして適合を出しています。
 
 
ギャザーズの調整に入ると調整モードはパナソニック製と分かって、
いつもの様にセッティングに入りました。
 
 
いつもだと全てのスピーカーに100センチのディレイがかかっているのですが、
何故か全てゼロになっていて、
このいブログを読まれていてあらかじめ全てゼロで聴かれていたのか、
それともこのモデルになって最初がゼロなのか、
お客様が来店されてから聞いてみようと思います。
 
 
最後にイコライザーをほんの少し動かして、
メモリーしたら全ての工程は終わりとなります。

 
 
Nボックスのお客様はDEENのボーカル・池森秀一さんのファンで、
実際に会って生声を知っておられる方なので、
一切のごまかしが通用せず、
本当に本人の声に近いセッティングでないと満足される方ではありません。
  
池森さんとはもう何十回とお会いしていますが、このシステムの限界まで、
寸分の狂いも無い様にセッティングを行いました。
 

トヨタ・ハイエース スピーカーの音質アップ

2018-07-19

今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、
トヨタのハイエースです。
 

 
カロッツェリアの楽ナビが装着された状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取り付けと、ドア防振の施工を行いました。
 

 
まずはドアの内張りを外して、2ヶ所のインナーパネルを外します。
 
 
インナーパネルを外して外板裏が見える様になったら、
響きの中を8ヶ所見つけて、防振メタルと防振マットを貼り合せます。
 
 
見える場所には丸のマットが2枚と四角のマットが1枚写って
い後5枚見えない部分に貼ってあります。
 
 
続いて外した内張りの裏はツルツルしているので、
表面を処理して粗目を付けて・・
 

 
セメントコーティング材を塗って乾かします。
  
これで薄いプラスチックの鈍い響きが抑えられました。
 
 
ドアの作業が終わったら楽ナビから音信号を取り出して来て、
グローブボックス下に取り付けるピュアコンに送ります。
  
MDF板にパーツを貼り付けて、
音決めが終わった後にアンダーカーペットの下に入れ込みます。
 
 
ハイエースはスピーカーの位置が低く、
低音は良く聴こえますが高音域から中音の手前までが不足して聴こえて、
その分いつもよりツイーターの再生レンジを広げて、不足分を補います。
 
 
ツイーターは25ミリ外ドームのピュアディオブランドのATX-25で、
レンジが広い割に荒い音がしない所がこのツイーターの魅力です。
 

 
全ての作業が終わったら楽ナビのイコライザー調整を行って音を整えます。
 
 
事前にピュアコンで音が調整してあるので、
イコライザーはほんの少し動かすだけでピーク値に達します。

 
ピュアディオではハイエースの入庫がかなりありますが、
ドアにサービスホールが開いていなくて、
鉄とプラスチックのインナーパネルで覆われているので、
片ドア2面の防振を行っただけで、
通常の3面のフル防振とほぼ同じ効果を得る事が出来ます。

そのためべーシック防振とセメントコーティングの両方を施工されるお客様が多く、
ドアに付いている黄色いリングが付いているスピーカーも、
見た目の貧弱さに反してかなり低音が出ていて、
量販店でトレードインスピーカーに換えられた方は
一度ノーマルに戻してからベーシックの施工をされる方がおられました。

 
純正スピーカーは人に見せる必要が無いので、
見た目には全くお金をかけておらず、
逆に耐久性にはしっかりコストがかかっているのと、
中音と低音の間に薄い音域が無いので、
純正を活かしたベーシックパッケージがお客様から喜ばれているのです。

ホンダ フィット スピーカーの音質アップ

2018-07-18

今日ご紹介する1台は、先日の札幌店の作業から、ホンダのフィット・ハイブリットです。
 
 

ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの
取り付けと、ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。
 
 

インパネにマスキングを行い、ナビを一度取り外して、裏から直接音を取り出して、
ピュアディオブランドのPSTケーブルで送ります。
 
 

グローブボックス下にMDF板を敷いて、その上にフィット3専用のピュアコンを貼り付けます。
 
 
 
ここで周波数幅とインピーダンスとレベルを調整して、取り出した高音域はダッシュ上に取り付けた
ピュアディオブランドのATX-25ツイーターに送り・・
 
 

中低音域はドアの純正スピーカーに送ります。
 

フィット3のドアは低音が出過ぎるぐらい出ていて、安いパワードのウーファーを
取り付ける必要が無いレベルの音圧が出ます。
 

ただしドアの外板裏は何も防振材が貼ってなくて、なかり残響が残るドアでもあるので、
内張りを一度外して外板裏にピンポイントで防振材を貼って響きを抑えます。
 
 
 
カーン!という高い響きには防振メタルで防振して・・
 
 

ボン!という低い響きには四角い防振マットで抑えて、中音域よりの響きは丸の表面に模様が入った
マットで抑えて、片ドア8ヶ所の響きをピンポイントで抑える事により、ドアが重たくならずに、
ブジルゴムの使い過ぎでゴムの響きがプラスされた音楽本来の音とは違う音が混じる事が無くて、
小気味良い音で再生出来る様になります。
 
 
全ての作業が終わったらギャザーズの調整機能を使ってイコライザー調整などを行いますが、
この画面はパナソニックのストラーダがベースの様です。
 
 

最近のストラーダではスピーカーディレイというタイムアライメント的な機能が最初からかかっていて、
それは全てゼロにしてから音調整に入ります。
 
 
 

以前同じ機種のお客様がデーラーで何かの交換作業でバッテリーを一度外すという事だったので、
イコライザー画面を写真に撮って、作業終了後にイコライザーを元に戻しても前の音とは違って、
何だか変な感じに聴こえると相談に来られた事があります。
 
タイムディレイは調整機能の深い所に隠れているのでトップ画面では分からず、基点の全スピーカーに
100センチのディレイを全てゼロにしたら音がスッキリと元の状態に戻りました。
 
一般的に良い音は真に音楽をきちんと再生するというよりも、どこかに処理を加えて
耳の錯覚を利用して良い音の様に聴かせるというものばかりです。
 
 
生演奏や生の声を基準にしたサウンドピュアディオの音に耳が慣れてしまうと、
人工的に処理した音が不自然に聴こえて、我慢出来なくなります。
 

BMW3シリーズ カーオーディオの音質アップ

2018-07-16

今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、
BMW3シリーズのセダンです。
 
 
全車異型パネルの専用ナビオーディオ付きのお車で、
ベーシックパッケージの取り付けと、
オプションの追加の取り付けを行いました。
 
 
現行のBMWはほとんどの車種でベーシックパッケージでも
ドアのスコーカー部分の交換が必要で、
今回の320Iもドアの内張りを外して交換を行ないました。
 

 
ベーシックの価格表にはJBLのGX302と
インナーバッフルとレインガードを含む価格が載っていて、
そのため他の車種より高い設定ですが、中身はお買い得な設定となっています。
 
 
内張りを組み付けるとGX302のコアキシャルツイーター部分のオレンジが見えますが、
こちらは配線がカットしてあって、スコーカーとして中音域のみを再生しています。
 
 
高音はダッシュに取り付けたATX-25で再生させて・・
 
 
 
前席左右のシート下のウーファーと合わせてフロント3WAYの再生として音質をアップさせます。
 
 
今回は通常はオプションのシート下ウーファーの交換が含まれていて、
床に埋まっているウーファーを一度取り外します。
 
 
 
エンクロージャーと一体化したウーファーの薄型のユニットを取り外して、
サイズを合わせるバッフルを製作して、JBLの16・5センチウーファーに交換しました。

 
 
ウーファーが純正かJBL製かでピュアコンの値が違って、
通常はもっと小さい値が付くのですが、
JBLのインピーダンス3オームウーファーを取り付けた場合、
フロント信号がフルレンジのために
3WAYのユニットをつないだ時の剛性インピーダンスが変わるので、
スコーカー部分のコイルの値が上がって、何故か320番となります。
  
以前の取り付けでここが開いている時にお客様がピュアコンの数字を見られて、
「車が320だから320専用という意味なんですね。」と聞かれましたが、
動作している数字と車のグレードが偶然合っただけなので、
同じ320でも取り付け条件が変われば320ではありません。

 
それと現行のBMW3シリーズはMスポーツとラグジェアリーで
座面下の構造が違うのでピュアコンの値が微妙に違って、
前期型と中期型と後期型で車両アンプの音のクセが違っていて、
これを合わせると2x3で6種類のパッケージが必要で、
更に2オームのセンタースピーカー付きの車両が4オームのフルレンジ車と
パッケージの内容が違い、そこからMスポーツとラグジェアリーで音の傾向が違うので、
同じ3シリーズでも毎回微妙な数値の変更と、
バス・トレブル。フェダーの調整を行わないといけません。
 
 
そんな同じ車種が何台入庫しても気の抜けない調整も終わり、
お車を一度外に出してホースでドアに水をかけて、
ゲリラ豪雨を想定した雨漏りチェックを行いました。
 
 
雨漏りチェックの後は車両をもう一度ピットに入れて、
エアコンが効いた中で濡れたボディーを拭き取ります。

 
福岡店のピットは火曜・水曜の休みの日もエアコンを切っておらず、
気温24度の湿度37%の状態で拭き取りを行うので、
日が照る中での拭き取りとは訳が違います。
  
日本の気候が段々変わって来ているので、エアコン付きピットと、
雨チェックはこれからのカーオーディオの取り付けには必要だと自分は考えています。
お問い合わせ
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