取付ブログ
キックスeパワー スピーカーの音質アップ
今日ご紹介する1台は、当社のデモカーの日産キックスeパワーです。
木曜日に納車されたものの、オーディオレスからデモ出来る様にする作業がなかなか進みませんでした。
間に土日を挟んだために全く手を付けられなくなって、月曜日に一気に作業を進めました。
キックスeパワーのドアは防水シートに吸音ゴムがはってあり、
これでノートに比べると密閉性は高いのですが、逆に低音は出過ぎ気味になります。
まずは前後のドアの外板裏にベーシック防振の施工を行って・・
リアのハッチ裏にも防振を加えました。
前後のドアの内張にセメントコーティングを加えて、かなり静かなキックスeパワーとなりました。
今のところベーシックパッケージなのでドアスピーカーは純正の16センチをそのまま使用して、
ツイーターはアップグレードのATX-30Jを使用しています。
ATX-25に比べて二周りぐらい大きいのですが、周波数レンジもその分広く、
存在感のある高音を鳴らしています。
縦10センチ・横20センチの楽ナビが純正パネルにそのままピッタリ合って、
純正横長9インチのナビしか見た事の無いキックスeパワーで、初めて2DINワイドの装着を見ましたが、
思ったよりも違和感が無かったです。
違和感が無いと言えばシフトの前に取り付けたアルインコのデジタル簡易無線が、
サイズがちょうどピッタリで、まるで純正のオプションみたいにすっぽりと収まりました。
宇部店で一度仕上がったキックスeパワーですが、今日の夜に福岡店に移動させて、
ドライブレコーダーの取付と、インナー取付でスピーカーを替えた時の実験を行います。
日産デイズ・ハイウエイスター スピーカーの音質アップ
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、日産のデイズのハイウエイスターです。
日産純正の大画面ナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付を行いました。
ベーシックは入門者用のパッケージですが、ナビの根元から低ロスで音信号を取り出すために
一度手前に取り出しています。
取り出した信号はグローブボックス下に送って、4ピース構成の現行デイズ専用の値のピュアコンに繋ぎます。
ピュアコンを通った信号は純正ドアスピーカーと後付けツイーターに分配して送られて、
先代のドアの中央付近にあった16センチスピーカーは、ドアの下部に移動していて、
低音の量は増したものの、先代モデルほどのボーカル域は強く出ません。
純正ツイーターより下限周波数が広いピュアディオブランドのATX-25でボーカル域の上の方を
カバーします。
またソフトな外ドーム構造のツイーターで、純正ツイーターよりは滑らかな高音を理想の向きで
再生させています。
全ての結線が終わるとナビの音設定を行って、イコライザーパターンはプリセットされているおすすめという、
ノーマルではメリハリがあるものの、音をチューンして整えるとかなりどぎつい音になっていました。
またベースがパナソニック製なので最初から100センチのディレイがかかっていて、
それを全てゼロにして音を自然な状態にしてからイコライジングを行いました。
イコライザー調整とプリセットと再生画面を何度も繰り返して、2カ所1クリックづつ動かしたところで
音調整は終了しました。
デイズのお客様はFM山口のヘビーリスナーという事で、
FM山口のパーソナリティーの声がより本人らしく聞こえるセッティングで納車させて頂きました。
ランドクルーザー・プラド スピーカーの音質アップ
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、トヨタのランドクルーザー・プラドです。
ケンウッドのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付を行いました。
プラドのドアスピーカーは縦に楕円の表面積の大きいウーファーで、
低音はパワードのウーファーの音域まで出るぐらいの量が出ていますが、
逆に上の方の周波数帯が弱くなっています。
ダッシュのスピーカーはスコーカーサイズに見えますが、
実はプレートの真ん中にツイーターが付いているだけなので、薄く感じる音域が出来ています。
そこでピュアディオブランドのアップグレードツイーターの、
ATX-30Jを使ったベーシックパッケージを取り付けて、音質改善を図りました。
ナビオーディオは一度インパネを分解して取り出して、
裏にピュアディオブランドのPSTケーブルを繋いで、グローブボックス下にひいて行きます。
(ナビ分解写真は他のプラドから転用)
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、現行プラド用のATX-25用のピュアコンを
一度取り付けました。
ケンウッドのナビには音を強調する機能が沢山入っていて、一度それらを全てオフにして、音調整に入ります。
ATX-30Jは音域が広いので、徐々にレンジが広いブラックボックスに変えて行って、
広すぎる一歩手前の綺麗に再生されながら最も広いレンジを設定しました。
イコライザーはフラットでも十分音楽が楽しめるレベルですが、
あれこれパターンを探って、更に生音・生声に近くして、セッティングを終了しました。
ご本人が音の良さに喜ばれているのは当然の事、お子様も音が良くなって喜ばれていました。
マツダCX-8 BOSEサウンド車の音質アップ 後編
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、マツダのCX-8の後編です。
マツダコネクトでBOSEサウンド車という制約がある中、フルシステムの取付を行いました。
ラゲッジルームにあるマツダ純正のBOSEウーファーを取り外して・・
フロアを作り込んで、左側に25センチウーファー用のエンクロージャーを埋め込んで、
右側にパワーアンプ2台とデジタルプロセッサーを取り付けています。
ユニットはピュアディオブランドのZSPウーファーで、
エンクロージャーの中はセメントコーティングしてあります。
フル防振したフロントドアにはアウター・スラントのバッフルを製作して、
内側をセメントコーティングしています。
取り付けたユニットは以前に乗られていたお車から移設して来た
ピュアディオブランドのZSP-MIDで、スピーカーグリルは
新たにZSP-LTD15用のエンブレム付きの物を取り付けました。
ツイーターはダッシュにワイドスタンドを製作して、B&Wのゴールドのドームの限定品を、
前に乗られていたお車から移設して取り付けています。
助手席のシート下にはナカミチのCD-700KKを取り付けて、
BOSEシステムのアンプに送る途中のプリレベルの信号を取り出して
外部入力に入れて、ラインアンプとして固定ボリュームで使用しています。
当初は外部アンプも取り付けるのは無理ではないかとお客様にお伝えしていたのですが、
良く調べるとガソリン車は手を入れられる可能性がかなりある事が分かり、
能な部分は全て移設して取り付ける事になりました。
グローブボックス下には合計8ピース構成のピュアコンを取り付けて、
そこに繋がっているピュアディオブランドのPMBケーブルは全て
末端の焼き直しと端子を新しい物に交換してリフレッシュしています。
マツダコネクトのBOSEサウンド車は元のプリが低音が強めになっているので、
バスとトレブルに2クリックの差を付けていましすが、レベル的には合っても
ツイーターを1クリック上げると音が荒くなったので、トレブルゼロの
バスマイナス2にして後はデジタルプロセッサーで調整を行いました。
当初はフルシステムの移設は無理と思われていたCX-8のBOSEサウンド車も、
綿密な調査とガソリン車だったという運の良さでお客様のご希望に添える形で取付が出来ました。
最後にアイドリングストップが足かせとなりましたが、自社開発の『マツダロング』という、
エンジンをかけて少し待ってやや長押ししないとアイドリングストップが解除出来ない車種にも対応している、
アイドリングストップキャンセラーで過去の名機のエラーを防いでいます。
今考えられるCX-8の純正オーディオを使用した、最上のシステムが完成しました。
ホンダNボックス スピーカーの音質アップ
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、ホンダのNボックスです。
ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着た状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行います。
この年式のNボックスは当社で現車を購入してパッケージの開発を行っていて、
ドアのかなり下の方にあるフルレンジスピーカーに、ツイーターをプラスして2WAY化しています。
ドアの内張とスピーカーと防水シートを外して、
何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
ホンダ純正の16センチスピーカーは表面が通常は黒ですが、
この年式のNボックスだけ灰色で、材質の違いから中高音が伸びる様にしてあります。
そのため着座位置で黒いコーンのNーONEと同じ特性となり、
スピーカーまでの移置が離れているNボックスと共通のピュアコンになるという不思議な状態です。
普通は純正スピーカーは音が悪いから変えてしまうという発想が、
ベーシックパッケージでは純正スピーカーの特性を熟知して改善する事で、
トレードインスピーカーよりもはるかに元の音楽に近い音を再生させています。
ベーシックパッケージの特徴でトレードインスピーカーと明らかに違うのが、
ほとんどの車種で一度ナビを取り出して、裏から音信号をダイレクトに取り出しているところです。
取り出した信号はピュアディオブランドのPSTケーブルでグローブボックス下まで送って行って、
先代のNボックス専用のピュアコンを取り付けて、今回はオプションのSSFを取り付けて、
6ピース構成で音をコントロールしています。
ダッシュまではPSTケーブルの赤みがかった高音専用モデルを使用して、
同じコストでも高音を重視したケーブルを使う事で、性能アップを図っています。
ダッシュにはスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
左右が違う形状のダッシュに専用の角度のスタンドで対応しています。
全ての結線が終わったらナビオーディオの音調整を行います。
この表示はクラリオン製ですね。
防振の威力もあって低音がアップして、低い周波数を少なめにしてから、
中高音はフラットで一番生音・生声に近くなりました。
現在は当社のNボックスは楽ナビが付いていますが、
パッケージ開発当時はクラリオン製のナビが付いていて、全く同じ値のピュアコンで、
同じイコライザーパターンで最高の音が鳴る様になっています。
全ての車を買って開発という訳には行きませんが、年に何台かの車を購入して、
それで時間をかけてパッケージ開発を行って、その経験を元に他の車種に展開して行っています。