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取付ブログ

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トヨタ・ヤリス スピーカーの音質アップ 後編

2020-10-26

今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の完成車から、トヨタのヤリスです。

 

 


トヨタ純正のディスプレイオーディオ装着車に、ベーシックのトリプルパッケージの取付の後編です。

 

 


ディスプレイオーディオは一度取り外して、裏からピュアディオブランドのPSTケーブルで

音信号を取り出します。

 

 


取り付けたツイーターはベーシックのアップグレードのATX-30Jです。

 

 


グローブボックス下にはMDF板を敷いて、ピュアコンを取り付けました。

 

 


PSTケーブルは通常のフルレンジの物よりも、

ツイーター専用モデルはビニールの被覆に赤が混じっていて、

一目でツイーターのケーブルと分かる様にしてありますし、中身の特性も高音域重視で変えてあります。

 

 

 

このツイーター専用ケーブルはピュアディオブランドのATXシリーズのツイーターと販売と同時に

開発・販売されました。

 

 

 

当初はフロントのドア2面の防振の予定でしたが、

お客様が背が高くてシートをかなり後ろに下げて乗られていたので、

後ろの騒音が耳に入りやすいという事で、追加でリアドアの防振も行いました。

 

 


ドアの内張を外して、指で軽く外板裏をはじいて、響きの中心と周波数を確かめて、

それに合わせた材質のマーキングをして、後から貼り合わせて行きます。

 

 


全面にブチルゴムを貼ると低音の量は増えますが、広い範囲のブチルゴムが響いて、

音色に正確さが欠けるので、あえてポイントポイントで防振を行っています。

 

 


外したリアドアの内張にはセメントコーティングの施工を行って、

前後とも同じ方ドア2面防振となっています。

 

 


全ての組み立てが終わって音が鳴る様になったら、ディスプレイオーディオの音調整を行います。

 

 

 

バス・ミッド・トレブルとフェダーを調整して、「いつもよりちょっと音が荒いな?」と感じていたら、

ASLが入っていました。

 

 


前後ドアとも2重防振を行っているからここをオフにしても大丈夫かとオフにしたら、

音が透き通って聴こえました。

 

 

 

ヤリスはグリルの形状が特殊なのでセッティングにはかなり苦労して、

ヤリスでATX-30Jの取付は初めてだったので、

あれこれとピュアコンのユニットを替えて音を追い込みました。

 

 


ヤリスのお客様に音の仕上がりは大変気に入られて、

帰りにサウンドピュアディオのステッカーを貼って頂きました。

 

 

 

千手観音みたいな

2020-10-26

昨日製作室でハンダ付けをしていたら、専務が通りがかったので、

「仕事をしていたら千手観音みたいになった。」と言ったら、「またハンダ付けのクリップでしょう。」と、

珍しくもないみたいに言われました。

 

 

 

これは実際のコンデンサのハンダ付けで、並列接続する時にコンデンサに熱が加わらない・・

いやこれでも若干熱が伝わって、微妙に容量が上がり、

その後冷えたら最初の値よりも微妙に下がってしまうので、もしクリップしていないとか、

クリップの本数が少ないと目標値からズレが出るので、

4桁のピュアコンを作る様になってからは千手観音の様なクリップを行っています。

 

 


角度を変えて撮影すると、それほど千手観音ぽくないんですけどね。

 

 


昨日専務を呼び止めたのはそのクリップではなくて、

ピュアコンを作ってリード線を内側から接直材で止めて、

乾燥するまでの間に蓋を開けて少しずつずらして置いているのが千手観音ぽく見えたので呼び止めたのでした。

 

 


外に出すと合計8個の4セット分あって、これは1日ちょっとで作った量です。

 

 


普通は1日に3セットぐらいが限界で、「3セット作ったらサンセット(夕暮れ)になった。」と、

誰もうけないギャグを言ったりしています。

 

 

 

これはJU60用の4桁ピュアコンで、少しずつ値を変えてチューニングの当たりを変えているので、

常に余分な在庫を置いて多くのユニットの中から車やシステムに合わせて1品を選んでいるので、

作った品が全て売れる訳ではありません。

 

 

 

ただ現在はベーシックパッケージのピュアコンが3桁まで精度を上げて、

千手観音みたいなクリップも行っているので、ベーシックといえどもかなり精度が高くなっています。

 

 

 

トヨタ・ヤリス スピーカーの音質アップ 前編

2020-10-25

今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、トヨタのヤリスです。

 

 


純正のディスプレイオーディオ付きで、フロント2WAYスピーカーのお車に、

ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、

トリプルパッケージの作業を行っています。

 

 


見た目の割にしっかりした低音が出る、純正の16センチスピーカーはそのまま使用します。

 

 

 

16センチの割にドアのグリルの開口部が少し狭いのは気になりますが、

ここはスピーカーを交換しても条件は一緒なので、ツイーターのレンジを広くして

ここのマイナス部分を補います。

 

 

 

純正ツイーターはピラー根元の内外2重構造のドームで、

指向性が強いのをプラスチックのパーツで音を拡散していました。

 

 


この場所は指向性の向きが内に寄っているのと、後ろに車体の鉄があり、

マグネットの磁力線が曲がってしまうのでピュアディオでは使用していません。

 

 


ツイーター部分の撮影をズームで行っていたら、

ディスプレイオーディオの上にグリルがあるのが分かりました。

 

 


これが中の熱を抜くためでしょうか? それとも5・1チャンネルの仕様にした時の

センタースピーカーの移置でしょうか?

 

 


そして作業の前に一度ノーマルの状態で音を試聴して、

お客様は3トーンは全てフラットで聴いておられました。

 

 

 

防振とベーシックパッケージの取付が終わるとだいたいバスに対して

ミッドとトレブルが上がるセッティングになるのですが、

ノーマルではこのパターンではツイーターの下限とミッドの上限周波数に重なりがあるので、

あまりよく聴こえませんでした。

 

 


試聴が終わったらドアの内張を外して、スピーカーと白いインナーパネルを外して、

外板裏にベーシック防振の施工を行います。

 

 


サービスホールが塞がっているので、2面防振でも3面防振に近い効果が得られて、

それでもプラスチックパネルが震えるので、2面で2・6面ぐらいの効果と言えばいいぐらいでしょうか。

 
 
 

外した内張には裏に粗目を付ける下処理を行ってから、

セメントコーティング剤を意図的にランダムに厚い薄いを作って塗って行きました。

 

 


今の時点で作業はここまでで、明日の納車を目指して残りの作業を進めて行きます。

 

 

 

マツダ・アテンザ BOSEサウンド車の音質アップ

2020-10-24

今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業からマツダのアテンザです。

 

 

 


広島県からお越しになって、以前ベーシックのトリプルパッケージを取り付けて頂いていたところからの、

システムアップの作業を行いました。

 

 


アテンザのBOSE車はフロントマグネットの薄型20センチウーファーがドアに付いていますが、

量はそこそこ出ていても音のレスポンスが悪くて、ダッシュのスコーカーも高音の伸びが悪くて、

入庫時にはバスとトレブルが目一杯上がっている状態でした。

 

 

 

ATX-25ツイーターとピュアコンと、ベーシック防振とセメントコーティングで改善はされていましたが、

もっとスケール感のある音をという事で、サブウーファーを追加する事になりました。

 

 


しかし低インピーダンスの最初から周波数制限がかかった車両アンプを使ってパワーアンプと

サブウーファーは取り付けられても、きちんとマッチングさせるのは並大抵の事ではありません。

 

 


車輛アンプからピュアディオブランドのPSTケーブルで音信号を取り出して・・

 

 


ウーファーボックスを未塗装で借り付けして、モノラルパワーアンプを借り付けして音を鳴らしてみます。

 
 
 

全体の音が変わったので、グローブボックス下のピュアコンの値も変えます。

 

 


ツイーターとスコーカーと、センタースピーカーのダッシュの5つのスピーカーの音を、

サブウーファーありきのチューニングに変えて行きます。

 

 


ウーファーレベルは手元のコントローラーで上下出来ますが、

フロントの薄型20センチウーファーとリアのサブウーファーの音がほぼ同じ音域で重なっていて、

音のスケール感が増した気がしないので、ウーファーのチューニングの中心を上下に動かして、

それで前のウーファーのリアのウーファーのエネルギーがピタッとマッチして、

体感音圧が上がる様にしました。

 

 


と簡単に書いていますが、実はウーファーの銘柄を替えたり、

エンクロージャーの大きさを替えたりとかなり時間がかかって、

どの銘柄をどのぐらいの大きさのエンクロージャーを使ったなどは

簡単に写真に載せたくないぐらいの苦労して得たノウハウです。

 

 


こういったプレミアムサウンド車のシステムアップは、ただ商品を付けただけでは、

インピーダンスの違いやアンプの出力に周波数制限がかかっているなどの理由からバランスを崩す事が

ほとんどで、ピュアディオのインピーダンス変換技術を使ったチューンと、

演奏者やボーカリストに実際にお会いして生音・生声を表現しているという2つの理由から、

県外からお客様に来店して頂いています。

 

 

 

サンプルの未塗装のエンクロージャーで音が決まったら、

きちんと仕上げたエンクロージャーに付け替えて、アンプを固定したら納車の準備に入ります。

 

 

 

ポルシェ・マカン スピーカーの音質アップ 前編

2020-10-23

今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、ポルシェのマカンです。

 

 


グレードはGTSで、プレミアムなベーシックパッケージの取り付けと、ドア防振の施工を行います。

 
 
 

その前にマカンは地デジのチューナーが付いていないので、

アルパインの地デジチューナー『TUEーT500』を取り付けます。

 

 

 

ベーシックパッケージの信号の取り出しも含めてインパネはバラバラに分解します。

 

 


下側から見るとこんなに広範囲に分解してあるのが分かります。

 

 


外部入力するためのインターフェイスも取り付けます。

 

 

 

ダッシュの上にはJU60ツイーターを取り付けるためのスタンドをワンオフで製作して、

その横に下からツイーター音域専用のピュアディオブランドのPSTケーブルをひいて来ています。

 

 

 

昨日は途中までコンプレッサーが動かなかったので、防振以外の作業を進めていましたが、

今日はドアの内張を外してセメントコーティングなどの作業に入ります。

 

 

 

自分が乗っているアウディQ5はポルシェ・マカンをベースに作っているので、ドアの構造はそっくりです。

 

 

 

後部座席から見たセンターコンソールも瓜二つです。

 

 


ただしマカンはリアのハッチのスイッチがリアワイパーの根元に付いていて、

最初はどうして開けたらいいのか、途方に暮れました。

 

 

 

まさかここではないだろう?と思って押したら、電動でウイーンと開きました。</div><div>
 

 

 

(後は後編に続きます)

 

 

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